月別アーカイブ: 2018年7月

いわき市でジュニア合宿

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福島県いわき市で、パートナーシップを組んで吉田コーチとジュニア合宿を開催しています。
3月に初めて行ったものでしたが概ね好評で、今回は夏休みに入ってることもあり2泊3日で行うことに。

で、宿泊にお借りしているのがこの立派な別荘。

吉田コーチのご親族のものだそうで、かなーり使い勝手がよく食事も配達のお弁当屋さんがいてくれており、いろいろ便利がいいんです。
もちろんお風呂もあって一般の家庭のものより少し広いしサウナもある(!)んですが、私も吉田コーチも大きいお風呂が大好きなもので、車で10分くらい走ってスーパー銭湯へ。

前回一泊2日の時はもうちょっと慌ただしかった気がするけど、今回は要領もわかるし全員行動なのでゆっくりめに浸かってこれました。

テニスのほうももちろんみっちり。

初日は到着して午後からなのもありみんなの気持ちやテニスを観察したりほぐしたり(?)するのに、いろいろな大きさにコートを制限してのポイント練習。

風呂と食事とかくれんぼが済んでからは私が講師で座学も。
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そこそこ眠そうでしたが興味を引くことに成功し、いろいろと意見も聞けましたがどんな心構えでコートに立つか、相手と自分のテニスを考えたり、攻めと守りというラリーの定義も、難しく考えずに負けない方法ってあるじゃん!というところを理解したようでした。

で最後の議題が。

ジョコビッチのテニスがどれだけ恐ろしい(相手にとって)ものか、それでも崩れた時はどんなだったか、というビデオをみんなで見ながら検証しました。

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これから2日めに突入です!

暑さもひと段落。楽しみです!

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:15 | コメントをどうぞ

薄いグリップについて

どこかで書いたことがあるかもしれないのですが、グリップの持ち方を細分化しないことにしています。

というのは、コンチネンタル、イースタン、セミウエスタン、ウエスタン…などと分けて教科書に書いてありますが、それらの中間ぽいものも存在する。ガスケみたいなフォアハンドのテイクバックではコンチに見えるのにインパクトでセミウエスタンに見えるなんてこともあって、握り方って本質的なところを抑えていないとどんな握り方をしていても力の伝達がうまくいかないし、握り自体を名前を付けて分析することに意味を感じないってことがあるから。

「薄い」握りと「厚い」握りには力の入りやすい方向が明確にあって、それぞれの用途に合わせて使い分けられるなら、あとはプレーヤー本人が力を扱いやすいところで持ってもらっていいと思います。

 

そんな中、最近はボレーの握り方というか、手首の固め方の面白い説明の仕方を自分なりに発見して、その成果が結構出てる、ということもあってちょっとマイブームみたいになっています。

力を入れるときに、何に向かって力を入れているのか、そこんところに目線を持っていくと面白いことが結構ありました。

単純に、ボールかごを空にして、一個だけボールを入れます。

そのかごをスイングして(テニスの型でなくてもいいので)、中のボールを上手く回す、ということができないものなんですね。

持っているかごに力を入れても、中のボールの動きが把握できない、ということが結構あるみたいなんです。

カゴを持ったらそのかごの形を基準に、中のボールを動かす、というイメージに変えるだけでできる人も結構いましたが、そこがクリアできない人も若干いました。

ラケットに当たって飛んでいくボールのことが想像できる人も、できない人もいるんですね。

 

それって、能力というか感覚に差があるから、ショットを見比べれば差はきちんとわかるものだったんです。

だけど、うまくできないほうの人だってちゃんとラケットにボールを当てられるし、ネットを越えてボールが入るので、試合になるとわかりません。

力の入れ方がうまくないと、ショットの質を上げるのに限界が早く来るとは思いますが、テニスはラリーをするゲームなので、ラリーができるなら、その中でイメージと実際が合致する瞬間を増やしていくほどに感覚がよくなって、また上達するチャンスが来るようになるものです。

 

さて、薄いグリップは、振り下ろしてきたラケットをあるポイントでピタッと止められるような動きができる握り方です。

その半面でフォアハンドのトップスピン方向へのスナップはうまくできません。

薄いグリップは手首の固定が楽にできる、といって差し支えないでしょう。

ただし、力を入れなくても固定できる、なんてことはなく、ラケットの長さも重さの一つの種類になるので、それなりに力を入れなくてはなりませんが、固定できると固定力が高まる、というのが薄いグリップの特徴でもあると思います。

私の場合、バックハンド側の高いバウンドをトップスピンで返す場合でも薄いグリップでいきますから、厚いグリップってのはフォアハンドストロークを打つとき以外には出番がない。

だけどテニスをする中で最も数多く打つのがフォアハンドストロークなわけです。だから、フォアの厚い握りと、それ以外で使う薄い握りの頻度はそれほど変わらないのかも。

それで、ボレーなどで前腕ごと固定して使うような感覚ができた時に、サーブやスマッシュなどにも応用が利くような感じがすると思います。

オーバーヘッド系のショットで手首を使うにしても固定するにしても、薄い握りだと結局はヘッドの動きがよくなり、ショットの質は上がっていくと思っています。

ボールをというよりもラケットを「後ろから押すような」スイングだと薄い握りにする意味は分からないままだと思いますが、先ほど書いたカゴの件のような、力の伝達方向がわかればやっぱり必要なことがわかると思います。

 

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:54 | コメントをどうぞ

イズナーが絡むと・・・

ウインブルドンの準決勝。

2m対決となったイズナー対アンダーソン。それに、BIG4対決となったジョコビッチ対ナダル。

第一試合はイズナー対アンダーソン。その前の準々決勝って、イズナー対ラオニッチというカードがあったんですが、このコート、観客席に空席が結構あったような感じでした。ウインブルドンといえどもそういうことがあるんだなぁと思わされたとこでしたが…

イズナー対マウーという、世界最長不倒?のロングマッチの記録がありましたね。11時間超の、ファイナルセットのスコアが70対68?だったっけ長過ぎて記憶できませんが(笑)。

ビッグサーバー同士ではありますが、アンダーソンはビッグサーブからのベースラインプレー主体。イズナーはネットプレー主体という印象が強い選手。

みどころはありそうですが、どうしたってキープ合戦ですよね。

ガット張りの作業をしながら「うん、キープした」って納得しながら見て、眠くなったら寝て・・・っていういい加減な観戦の仕方してました(笑)。

けどこれがなかなか終わんない(-_-;)

終わってみればファイナルセット26-24?だかでアンダーソンが勝ちました。ラリーになればアンダーソン、っていう雰囲気がありましたからね。先にブレイクするのもアンダーソンの方が多かったと思う(すぐブレイクバックされてたけど)し、こういう戦いになったら今日はアンダーソンもありかとも思いながら寝てたような。

夢でイズナーが勝って、ナダルが試合前に棄権する、っていうのを見たんですけど、明け方近くなって(4時半ころ)の記憶なので、正夢だったらどうしようと思ったりしましたが、そんなことはありませんでした。

勝ったのはアンダーソンで、ジョコビッチ対ナダルはまだ3ゲーム目までしかやっていませんでしたので、観戦に移りました。

やっぱりラリーに引き込まれます。。。なんだこのレベル。

土曜日の朝は6時に出発するので、1セットオールになったくらいで出かけました。結局はジョコビッチが3セット目を取ったところで順延に。

もう一つのカードの方が長すぎましたね(笑)。

明日の続きって、女子決勝の前に行われるんでしょうか?

 

 

 

あーそうそう、アンダーソンって南アフリカの選手だったと思うんですが、決勝進出は97年ぶりとか言っていましたけど、85年のウインブルドン決勝ってケビン・カレンがボリス・ベッカーに負けた試合だから、南アフリカ出身の選手では33年とかなんじゃないですかね?

グランドスラムだったらそのちょっと前にヨハン・クリークが全豪に連覇してた時代があったと思いますし…

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:54 | コメントをどうぞ

錦織すごい!

ウインブルドンの観戦はもう嬉しくって毎日見ていまして、前回書いた記事からキリオス戦とその次のグルビス戦とを経まして、

 

なんと錦織圭選手

Winbledon ベスト8に進出です!

いやー・・・マジですごい試合だった

キリオス戦はどういうこと?っていうくらいリターンがすごくて、1stセット6-1でそれも16分で奪取って。。。

キリオス自身が錦織の凄さをよく知っていると思いますから、それなりに戦略を立ててとくにサービスゲームのキープは絶対条件だったはず。それをろくに許さないっていう凄さ。

5セットマッチですから、そのセットがあっさりしたものであっても挽回は可能と思っても大丈夫なはず。

そういう意味ではセカンドセットの重要性がこの試合の明暗をくっきりさせたものになりました。

錦織側としては一気に2セットアップというのは勝利にぐっと近づく大きなアドバンテージになるはず。逆にキリオスの方から見れば、ここで追いついておけさえすれば、追い上げて勢いに乗ることもできるはずです。

そのセットをタイブレに持ち込みながら、きっちりとるあたり、見ているこちらとしては鳥肌が立ちました。

この試合、その前のカードがサーシャ・ズベレフ対グルビスの炎の出るようなしばき合いで、フルセットにもつれ込む壮絶な戦いでした。4セット途中からサーシャが崩れてショットは遜色なく見えるもののポイントに結びつける要素が見えなくなり、なんとファイナルは6-0でグルビス。後で聞けばサーシャは数日前に食あたりになったで体力がフルセット持たなかったとか。

その長い戦いの後でしたから、錦織対キリオスの試合も日没順延が考えられましたが、あと20分くらいで日没の時間になる前にストレートセットで錦織が勝ち抜けました。

セカンドセットが大きなヤマ場でしたが、リターンで常にプレッシャーをかけ続けたところが試合のカギを握っていたのは間違いないことでしたが、プレーヤー的にはそれだけじゃなくて自分のサービスゲームをきちっとキープできることがどうしても必要になるはずですから、サービスゲームにかかるプレッシャーは半端ないものだったに違いありません。

まして会場がウインブルドンで、相手はビッグサーバーのキリオスです。波に乗せるわけにはいかない状況でした。そこを切り抜けたことがものすごく大きかったのではないでしょうか。

 

続くグルビス戦は、サーブはキリオスと同等か、それ以上に取りにくい重そう且つ変化の鋭いボールが飛んできます。

錦織はよくキープを続けながらついていっていましたが、1セット目にワンブレイクを取られセットを献上し、2セット目もグルビスのあのハードヒットが驚くほどのミスの少なさで、彼のサービスゲームからはほとんど特典が出来ないような状況でした。メンタルがグラついて錦織がブレイクを許すことも、グルビスがサービスゲームの安定を糧に冒険的なリターンゲームを敢行して無理くりブレイクをもぎ取ることもあったかもしれません。

しかしこのセットはお互いにブレイクを許さず、タイブレークになってグルビスがセカンドサーブを打つ機会が増えてきたところで、錦織のリターンが冴えます。

このセットは鳥肌がたちました。

グルビスは確かに精度が落ちてき始めていましたが、それでも勢いとしてはまだ錦織は押されている感じの時間帯でした。

おそらく錦織本人だけがこの試合に勝つことだけを疑わずに真剣にすべてのポイントに取り組んでいたということなんでしょう。

それがどんな精神状態なのか、私にはまったく理解できません。

このセットのタイブレーク5-2リードとしたウイナーを放った時に、グルビスが逆を取られて足を滑らせ、膝の靭帯を傷めてしまったようでした。

不屈の精神でコートに立ち続けたグルビスでしたが、もう試合に勝つためというよりもプロとしての矜持としてだけのゲームにみえました。

それでも渾身のショットを放つのは、錦織に油断をさせない効果は十分にある態度でもあり、観客席からは万雷の拍手で退場となりました。

錦織の、試合後に話題となった「ラケット&タオルを応援してくれた子供にあげた」エピソードは、知り合いのコーチが連れて行っていた一段の子供達だったのでまたさらにびっくりしました。

 

さて今夜はジョコビッチです。

ジョコビッチ側が錦織の内面を見透かしているような、それで錦織が焦ってミスをさせられてしまうような試合展開が多いこのカード。

14年全米準決勝依頼の白星を飾ることが出来ますでしょうか?

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:39 | コメントをどうぞ

観戦熱(笑)

いやー。。。フレンチオープンの途中の時期から、我が家でとうとう。。。

 

WOWOWに加入することが出来まして(笑)。

 

ウインブルドン、見れてます(笑)

・・・もうタイトルから3回も(笑)が使われてますが、ニヤつきますよね(笑)。

だめだ(笑)使いすぎてウザくなってきた。

もちろん錦織戦は欠かさず応援に回っておりまして、あこがれのフェデラーも3回戦のシュトルフ戦は見逃がしてしまいましたが、見るように努めております。ユニクロ。。。

ウインブルドンでは白基調でシンプルデザインだからユニクロだからどうこうが言いにくい面もありますが、今後のフェデラーデザインはすっごく気になりますね。

それと、NIKEがずっと使っていたRFのロゴはユニクロに譲ったりしないものなんでしょうか?ウェアで使っていたロゴだしなぁ。。。キャップとかすごい欲しかったですけど、って考えてみたら、シューズはユニクロで作ってないから、フェデラーはNIKEとの契約を全て切ってしまったわけではないんでしょうね。てことはRFロゴはシューズで活かされたりするのでユニクロが大金を払っても譲ってはもらえないものなのか?

 

ゆうべはモンフィスがすごい集中力で、ここ数年芝生で強いクエリーを退けてしまいましたね。クエリーのテンポを食ってしまう、ツーバウンドの球際まで粘れるフットワーク、その柔軟な下半身の使い方は最近の「遅くなった」と言われている芝生では新しい脅威になるかもしれません。

チリッチ、ティエムがすでに負けていなくなってしまった今、優勝候補はいったい誰になるのか?昨年準優勝のチリッチが、前週の大会を優勝していながら2回戦敗退のニュースは驚きました。だって去年のウインブルドンと今年の全豪のファイナリストですよ?BIG4が崩れ始まったいま、最も成績を残している男だと思っているんですが。

デルポトロ、ラオニッチ、A・ズべレフ、アンダーソン・・・といった長身選手はビッグサーブもあり、優位に試合を進める条件を持っているかもしれません。

錦織は?2回戦のトミック戦ではサービスエースを24本も叩き込んだんですが、確かに素晴らしいコースにここで1点欲しい時に有効なエースをとっていましたが、トミックも予測が外れると全く動かないようなシーンもありましたからね。。。ただ、普段3セットマッチをフルに戦っても3本取るかとらないかっていう錦織のエースの数が20を超えたってのは本人もそうでしょうが驚きましたね!

その錦織は今度(今夜)キリオスと3回戦です。

相性は錦織に分がある方で良い相性だと思っていますが、キリオスのこの試合をどれだけ欲しいかにもかかっていると思います。このところケガで欠場するニュースが続いたキリオスが、膝とか肘とか肩とか?どっか痛めているとかじゃなければ(むしろ好調なら)かなりヤバい相手であることに間違いは無いでしょう。

そんで、まあ。。。非国民といわれることを覚悟で白状すれば、キリオスがフェデラーと対戦するところまでいけば、もうそろそろ勝つんじゃないかって思っているんです。(今夜錦織に勝てば、なんです)でそれを見れるもんなら見たいな、と。

去年からこのカードはつねにギリギリの勝負をしていて、最後の最後でフェデラーに軍配が上がるんですが、キリオスはかなり追い詰めるところまで来ているんです。

あの、レーバーカップで最後の試合を任されて、ファイナルタイブレークを5-2までリードを奪いながら負けて泣いたキリオスを忘れられません。

チームプレー(団体戦)にものすごく熱く燃えるタイプのキリオスですから、手ごたえもあったと思うんですよね。

今年になってまた負けてましたけど。それもやっぱり接戦で。

 

そして本命のフェデラーですが、セットを落とさずに快調に勝ち進んでいますがね。。。リターンの精度が去年に比べて高くないような気がしています。

1週目だから、勝てると分かる瞬間から先は色々な事を試していく余裕があるようにも見えますが、サービスにラケットがアジャストしないようなシーンをよく見かけます。

ジョコビッチに決勝で負けた時にも、リターンからのラリーにリズムが無く、ブレイクできるような流れがないまま苦杯を舐めさせられましたからね。ファンの私としては今年もフェデラーに優勝して欲しいという願いもありながら、その部分が1回戦2回戦をみていてちょっと思ったところです。(3回戦は寝ていました)

ただブレイクできるカウントになった時に明らかにギアを入れ替えてきっちりブレイクして、そこから盤石のキープに集中するっていうのも毎年見慣れているフェデラーのパターン。そんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが…

そんな男子。

 

女子はねー。。。

大坂なおみちゃんが勝つと思います!こんやケルバー戦!苦手なタイプじゃないはず。逆にケルバーは大坂を脅威とおもっている。。。んじゃないでしょうか!

ステージが上がっていっても冷静なほど爆発力がある大坂なおみちゃん。

頑張って欲しいです!

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:04 | コメントをどうぞ