今年もジャパンオープンを

火曜日のことですが、ことしもジャパンオープンテニスを観戦しに行くことができました。いつも招待してくださるお客さんには感謝です。ホントにたのしみで。。。

で、毎年火曜日に行くことになるのですが、今年が違ったのは、有明ではない会場でおこなわれた、ということですね。調布の飛田給駅、味の素スタジアムの隣にある、武蔵野の森スポーツプラザを会場にして、空調の利いたインドアハードコートの試合として観戦できました。

有明にはアウトコートがあって、広場でメーカーブースやキッチンカーを見て回る楽しみとともに、コートをめぐってダブルスを見たり、ランキングが高くなくてそんなに注目を浴びていない選手をオタクだから知ってるので見てみたりする楽しみがあったのですが、今年はアリーナ1と2との2面展開で、外のコートがありません。

指定の座席(4階席でした)にずっと居座っていられたのですが、これはこれ…というか、今年の火曜日のカードが?なのかわかりませんが、私にとってはたまらない好カードが見れて、やっぱり行ってよかったなぁと思っています。

到着は14時ころでしたので、ガスケの試合は見れませんでしたが、そのあとガスケはダブルスで見ることができました。今年は金髪ですよね!金髪にひげがすごく似合う。

で、到着した時のカードは、ワウリンカ対テイラー・フリッツ。ついたところでワウリンカの調子のよさが分かるような攻め方で、なにしろボールが浮かない。深いところにスパスパ入って常に優位に立てる展開でした。サーブもよければリターンもよくて、フリッツがかなりレベルの高い応酬を見せますがどうにもならん、という感じでしたね。

今日はもう木曜日なんですが、昨日そのワウリンカはシャポバロフに逆転負け。。。

それでも、ワタシ的には東京でワウリンカが勝つ試合を始めてみることができました。調子がいいときのワウリンカって、一目でわかるんだなぁっていうのがどれだけものすごいレベルなのか、生で見ることができたのは良かったです。私がみるとワウリンカって負けるんですよね。15年にジャパンオープン優勝してるんですけどね。。。(錦織がペールに負けてそのペールと決勝で当たって勝った)

 

そのあとはチリッチでした。お相手はマクラクラン勉と組んで全豪4強に入った時のペアである、ヤン=レナード・シュトルフ。

コイントスのときに、係の女性がネットのところにいて、ベンチからまずシュトルフが。

でけー。

そのあとがチリッチ。さらにでけー!198センチですからね。4階席からでもそのでかさがよくわかります。シュトルフも196くらいあるんじゃないですかね。(情報を見たら合ってました)

シュトルフは、マクラクランもそうですがダブルスでいろいろとペアを変えても強い選手、という印象ですが、今年のグランドスラムは全部に本選出場しています。予選なしだとしたら、ランキングは最低でも90台。それってかなり強いです。去年杉山が40位台行きましたけど、現在が110位台まで行ってるってことは、ある程度勝ち続けられないとキープできないわけですから。

とはいえ相手は第一シードのチリッチ。地力の差はあって当然でしょう。

ファーストセットはシュトルフが速い展開を仕掛けてプレッシャーをかけるも、ことごとく跳ね返すかそれ以上をお見舞いするチリッチが常に優位にいる状態での6-3。チリッチのレベルの高さ、それと初戦からしっかり集中して自分の流れを手放さない姿勢に感嘆の声が漏れます。

セカンドセットも最初のシュトルフのゲームをブレイクで入って、優位は揺るがないように見えました。しかし、その後もブレイクチャンスは訪れるものの、取り切れなくなっているうちに、シュトルフがリターンをミスらなくなり、タフなラリーがみられるようになってきました。シュトルフは前のセットから「無理打ち」しているようにすら見える果敢に強打するスタイルを変えず、とうとうここでチリッチにアジャストしてきた、ということなんでしょう。

5-4リードで迎えた、チリッチのサービングフォーザセットのゲームを、0-40からチリッチが落とします。流れはすでにシュトルフ。おそらく、流れの平均はゆっくりと4ゲームくらい前からシュトルフのほうに傾きかけていて、欲しかったポイントをしっかりとったとか、同時にリターンに手ごたえを感じ始めたとかで、ここで一気に変わったのでは。

セカンドセットは5-7で落とし、シュトルフのものに。

ファイナルセットも同じようにリードして迎えた5-4でキープに失敗したチリッチが、タイブレークまでいってなんと1-7で初戦敗退になりました。マッチポイントでのシュトルフのファーストが速すぎて見えないくらいだったのが、とても象徴的な逆転劇でした。

二つ前の列にいた、小さなかわいい赤ちゃんを抱っこしたご夫婦が、サインボールをゲットしていました。その後の赤ちゃんがご機嫌で、わかってんのかな。。っていう。。。

なにしろこの試合は面白かった。最初シュトルフは120%で打ってるようにすら見えて、「いつも以上」が出なければチリッチに勝てない!という態度と打球。セカンドセット以降、頻繁にではないがネットを取るとダブラーらしい鮮やかなボレーと詰め方で、ラリーを優位に展開できてきたのがうかがえました。ポイントは短いラリーになりがちでしたが、一本をしっかり打つ!という集中がものすごく高まったのが見えたのが、こちらも背中に汗をかくような思いでした。

それからその後のチチパスがやばかった!

すごくリズミカルでカッコいい!でまた片手バックハンドっていう。。。フレンチから注目を浴びる存在になった彼ですが、クレーコーターには見えないスピーディーなテニスと、バックハンドを狙われやすいのを逆に取れるタッチの良さとインテリジェンスがありましたね。相手をすごくよく見てるというか、わかっている。

今年は高い位置から、真横から感染する座席だったんですが、真横ってすごくワタシ的には珍しくて、新鮮でした。ボールのスピードがリアルに見えて、いつも以上に興奮しながら観戦していました。

ダニエル太郎ちゃんを、応援して盛り上げよう、と思うんですが、よいポイントの後にチチパスがさらにグレートなポイントで、太郎ちゃんのミスヒットでうなだれるような感じになると、そこから会場も波に乗れない。。。応援のしづらい?空気でした。私はいつも声を出したりしちゃうほうなんですが、以前に伊藤竜馬選手がワウリンカに勝った時や、アルマグロに勝った時は、有明が一体になって竜馬の応援だったような感じがあったんですが、アレの再現がしてみたかったですね。。。

 

最後に、私の座っていた席から、となりのアリーナ2コートがちょいちょい見えるんですが、ダブルスが始まって、見たかったチョン・ヒョン(前日に敗退)が見れたり、ダブルスのスーパースター(ワタシ的ですが)・クレシを見ることができました!

いやー。。。眼福。

なんだあのバックボレー。めちゃめちゃ反応速い。しかも形が全く崩れない。メドベージェフと組んで負けてしまいましたけど、たぶんメドベージェフのせい(笑)。

シュワルツマンはこのメドベージェフに負けてしまっていたのですが、これまたダブルスで見ることができました。去年は勝った試合を見れたんですが、この日はダブルスでも負けてしまいましたね。だけどアグレッシブによく動いていい試合だった!と思った後のクレシの動きでしたから、やっぱりスペシャリストはちがう。おっかな…っていうくらいネットでのプレッシャーがつよい。

目の前では太郎ちゃんが苦戦していたんですが、となりのクレシのプレーが見えると、感動で笑っちゃう私。。。

 

今年も堪能しました!よかった!

 


カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:20 | コメントをどうぞ