日別アーカイブ: 2019年3月9日

やっぱりラリーはリズム

ラリーの基本はボール往復のリズムです。

もう断言します。それが一番だと思います。

初心者のクラスの、今日やっとボール打てるようになりました、というクラスでも、サークルラリーがすっごく繋がる時があるんですよね。30往復とか、そういうときってみんながリズムに乗っている時。そうでないときって、たとえばコーチが同じようなボールを打っていたとしてもミスする人はミスするし、繋がっている時はそうでなくてもつながります。

ミスするかどうか心配な人って、打ちやすいボールだと思っても自分が心配で動きが止まってリズムを失ったりするものです。そういう人ってボールを一生懸命追いかけてる時の方が当たったボールが上手く返ってたりする。

動きながら、ボールを見ているってことですね。

ボールを見てる、っていうのがそこに追いついたときに自分のラケットをどうするか目的がはっきりイメージで来ているってことでもあると思うんです。

そんな初心者や初級者ってわけでもなくとも、たとえば試合中のチャンスボールを、ちょっと迷うとミスをする事が増えますね。ポイント中に迷うようになってくると、たいがい状況は悪い時だし、集中も出来てないような動きになっているように見えます。

勝ちたいからそこで仕留めなきゃ、って思うのも当然だし、そこが数少ないチャンスだと思えばなおさら。だけど、一瞬すこしリズムが狂うとボールコントロールが微妙になって、狙った方向に行ったボールがわずかにアウトしたりネットにかかったりします。

少しくらい考えてから打っても、わずかにしかずれていないんですが、コートに収まらないのは、そこで端っこの方に打つ意識があるせい。かといって甘いコースになんて打つ気持ちにもならないですよね。

せっかく自分のリズムで打てる=主導権がそこにある、という事なんでしょうから、自分のリズムで思ったところにしっかり強く打って、もし読まれて返球が来ても次でとどめがさせるようにシナリオを作っておけるかどうかの方が大事な事かと思います。そこで相手がリズムの狂うような遅いロブとか、こちらがネットに詰めれない低いスライスとかで返球してくる可能性があるならその用意をするべきだし、それすらできないくらい追い込めるとしたら、あとはちょこんと合わせても決まるはず。

練習の時から、自分が「いい球」でぶっぱなすことを考えてテニスするとダメなんでしょうけど、いずれにしても練習のときって相手が返してくるのに慣れていくような練習をしているはずなんですね。

プレッシャーが無ければ気持ちよく打って決められているのがちょっと試合になると決まらなくなる人ってかなりいるはず。テニスは上手いんだから、きちんと最後まで責任を取る、というようなテニスってどうやってやるのかって言ったら相手が返球して来てもこちらは許さないように常に攻められているならすごく強い人なんでしょうね。

そこで気弱になったり、仕方なくまたつなぎに行くとしたら、負けないけど勝てないともいう。

ショットを打つには、自分がうったらこう返ってくるというビジョンの元でテニスをが出来るようになっておくといいってことですね。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:02 | コメントをどうぞ