日別アーカイブ: 2019年3月13日

スライスとボレー

ひとつ、私の普段担当させていただいているレッスンに懸案事項があって・・・

シングルス専門クラスを担当させていただいているんですが、ほとんど毎週ストロークでのラリーをメインにしたレッスンになっています。

重要な項目として、サーブとリターンに「最初の一手」というそこで主導権がどちらに来るのか決まりやすいシーンがある事から、サーブとリターンから始まるラリーは毎週一対一でお相手するような所を作っていたりします。

サーブとリターン。そう、お互いベースラインなんですよね。

そこからネットへ発展させていくように話を持って行きたいのはやまやまなんですが、シングルスの場合、相手がそれを許してくれるような状況を作れないと、ネットに出るのはちょっと怖いと思うんですよね。

その一発でポイントが決してしまうようなソリッドさがあるという事でもあると思います。

私はもうそのレッスンの中でポイント戦に参加する様なら、相手を斜め後ろに下がらせるようなショットの次はネットを取ったりするんですが、「あれズルいよな」って思われてもおかしくない。

私はネットを取るお手本もあるからイメージとして有効なショットからはしっかりポイントを取って見せたいんですが、そのボレーを教えてないじゃん

というのが懸案事項。

スライスも教えますが、ディフェンスっぽい使い方しかされない。

リセットできる。。。ラリーの時間をリセットできるという使い方が出来るので、相手がその次を強打とか遠くへ放り込んでこなければ、そこから攻撃に転じられる、というのもポイントの中にある「展開」の一つだと思います。

となればスライスやロブも、それ自体に攻撃的なプレッシャーはなくとも、その次に「いくぜ」っていう意味をはらませておけば、相手はそこで「いいショット」で私を追い込めないとコート内に踏み込んできてしまう、というプレッシャーにもなる。

 

明らかにレベルが高い相手って、ちょっとでも甘くなったらこちらが取れないような凄いショットをお見舞いされて触れないうちにポイントやゲームをポンポン取られます。

ということは、相手にそうなんじゃないか、と思わせられれば、動き方の前に相手には自分がそういう強い人だと思い込ませる・・・少なくとも「油断してはいけない」というプレッシャーを与えられるようになると思うんです。

 

ただ、コート内って自分の時間も少なくなりますから、そこでお粗末なプレーしかできないと結局「攻めたがりの弱い人」ってなっちゃうところもある。

この辺が難しいところですよね。

 

要するにベースラインプレーのスキルが上げられない事には、シングルスにおいてはネットってけっこう「遠い場所」に感じる。

むしろベースラインから下がって時間がある方が居心地がよかったりするので、余計にボレーの方に意識が行かなくなりがちです。

 

そういうことがわかっていながら、もう何年もベースラインプレーの向上までしかレッスンできていません。

 

さて、どうするか。まだまだ悩みそうです。。。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:32 | コメントをどうぞ