月別アーカイブ: 2019年4月

ポイントのビジョンをもつようにする

シングルスでもダブルスでもそうですが、前回のこのブログの最後のほうで書いたことと同じようなことを書きます。

そのショットの続きは、今日の相手だったらどんな風に応えるか?をイメージできるようにする、が「考えながら打つ」です。

常に自分のショットを決定しながらラリーしなきゃならなくなるので、自分のショットがイメージ通り打てないとか、相手がそうさせてくれないときも多々あります。

そういうときにもどうすればいいのか、っていうものを持っていたほうがいいんでしょうね。

ラリーが早いときとか、プレーが連続してどんどん場面展開していく時って、頭が追いつかないものです。その時にリスクが少ないことって何でしょう。

 

一つには、入りやすいショットを選択することです。入れに行く、ということではなくて一番強気が通りやすいところはどこか、ってことでいいんじゃないかな。

例えば私の場合だったら、フォアハンドでもバックハンドでもクロス方向になるべく強めにしっかりスピンをかけて打つ。

 

戦略的な意図があるときでも、まったく何も思いつかないときでも、それは同じように相手に見えるだろうし、コートのかどっこから相手が打ってくるようにする時って、なんとなくでも自分の守っているべきエリアがわかりやすい気がします。

というのも、自分自身が角っこのほうに走らされて、ストレートのオンラインとかねらっては打てないですよね。心配しながら甘いストレートって、センターとほぼ同じ。

だからクロスに思い切って負けないようにひっぱたく。相手も自分もそういうところは一緒じゃないか、って思いながら試合しています。

 

サーブをどこへ打つか、というところから始まって、そのショットをどこへ打ったらどんな風に展開があるだろう、っていう「続き」を連想することが「ビジョン」です。自分ができそうなこと、その中で確率が高そうなこと、それでいて相手に「甘い」ととられないことを一生懸命やっていくってことですね。

自分のできることが少なければ、やはりすぐに攻略されて負けてしまいますし、事実そんな経験ばっかりです。

だけど、やっぱり集中が良かったり、大事なポイントで明確なビジョンが頭にあったりするときに、勝つべきゲームを勝てたりして喜んだりもした経験があります。

ショットは一本ですが、つなぎの一本も、きっかけの一本にもなります。

そこにはできそうか、成功しそうか、というリスクについてのイメージも入ってくると思います。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:27 | コメントをどうぞ

サービスキープが難しい

テレビで見るテニスの試合は、サービスゲームをキープすることが当たり前に見えるし、その率が高いほど「負けない」プレーヤーであることを示しますね。

男子よりも、女子の方がサービスゲームのキープ率は平均して良くないように思います。現在世界ランク1位の大坂選手でも、応援しているとブレイクされるのはよく見ます。女子の中では屈指のハードパンチャーでもあり、サーブでも十分に相手を圧倒できる力があるじゃないですか。それでもセットの中でサーブをキープできないことがあります。

さいきん、いろいろな生徒さんに聞いてみるのが、「サーブのゲームとリターンのゲームとどっちが得意ですか」っていう質問。答えには、試合に出ている人ほど「リターンの方が好きですね」って答えるようです。「得意です」って答えてくれないあたりがまた現実的でいいですよね。

 

思い返してみれば、私もものすごい集中していい試合をした、という記憶のゲーム程、サービスゲームに集中してなにしろキープすることを意識していました。

それって後から気づくのって遅いですかね?

大事な試合だと思うほど負けてきた私ですから、そこんところがやはり全然わかっていなかったんでしょうね。

サーブは決まったエリアに打つ以上、リターンされることを前提に考えておかなければなりません。サーブがいい具合だと、リターンを失敗させることが出来るんですが、期待はしない方がいいってことをここまでのテニス人生の中で嫌ってほど思い知らされてきました。

とくに、30代を過ぎて「若手」ではなくなってきたころに、そのころに若かった学生さんとかを相手にすると、自分の中では最高に近いサーブを打っても、余裕で狙って打ち込まれます。自分の中ではレベルの高い方のショットが、彼らには普通なんだなぁと思い知ったわけですね。

逆に言えば、リターンだったらどこに打ち込んでもいい。最初の一球目を相手が不利になるようにスタートさせることが出来る条件を持っているのは、リターナーの方なのかもしれません。

サーブで200キロ、とは言わなくとも、リターンを制限させるようなパワーやプレースメントを持っていればサーバーが有利になるのかもしれませんが、一般のレベルでそういう人はなかなかいない。

 

だから、「リターンが返ってくるとしたらどっちに返ってきてほしいか」を考えてサーブすることにします。そんなに思い通りに相手がうつショットをコントロールできるものなら、フェデラーにだって勝てそうなもんですが、そんなに具体的でなくてもいいんです。

たとえば、デュースサイドでサーブの時に、3球目を(リターンでが返されて来た時に打つショット)フォアハンドで打ちたい、というイメージで考えて、そのサーブを相手のフォアに打ってみたらどうか、あるいはバックをついてみたらどうか、もしくは体の近くがいいか、遠目に狙ったらどうか、というのを1秒くらいずつイメージしてみます。

それで、どっちかって言ったら「フォア狙うよりもバックにしてみようかな」って思ったらセンターに打つイメージをしっかりしてサーブすればいいですし、いやいやフォアでクロスに打つでしょう、って思ったらフォアハンドの近めにコントロールすることを考えればいい。

そのうえでそこにサーブを狙った時のリスクも考える。確率が期待できるなら大胆に打てばいいし、失敗しそうならセカンドサーブをどうするかも戦略に入れて考える。

そういうことをしながらボールをついて時間を使います。

その3球目までで相手をイメージ通りに振り回せれば、こちらのペースに持ち込むことが出来ますね。

プロになるような選手は、そういう試合をジュニア時代から確実に出来るようにしてきて、他の人よりも自分はプロになるくらい上手く出来る、という自信があって選手生活をする事を決定すると思います。

テレビで見ているときと、現場のコートサイドで見ている時と、迫力や緊迫した空気などの感じ方が全く違うのが不思議な物ですが、もうそれは明確にオンコートの方がピリピリしたものを感じます。人間ってそういうオーラ?みたいなものを発しているんでしょうね。テレビでは感じられないもの。

 

プロの選手でも、15-40とかのシーンでは1stサーブで勝負に行きます。それって確率良くそこに放り込んで大丈夫、っていう練習に基づいた自信と、そこから始まるポイントのイメージをしっかり持っているからそのコースを選択している、ということなんですね。

たとえ読まれているとしても、嫌なコースとか立ち位置ってあると思うんです。コートの隅っこに追いやられるとか、後ろの方に下がらされるとかです。

その第一球目を持っている、ということだけ言えば、サーバーの方が有利と言っていいですが、その通りのきついコースに速いサーブを決める事が難しい。どうしたって甘くなったり、相手の読みが当たって踏み込まれたりする。

そしてその1stがフォールトだったりすると、一気にリターン有利になったりしますね。プロの試合、それもランキングの高い選手ほど、リターン側からの圧がすごい。

サービスゲームをキープ出来たら、今度は全力でブレイクしに係ればいいわけですから、相手に多大なプレッシャーをかけるチャンスってリターンゲーム。リスクを負って勝負師に行ってもいい。成功すればでかいですよね。

もしもサービスゲームを落とすと、リターンゲームではすでに追う立場ですから、すぐに取り返さなければならない。ということはリスクを負うわけにはいかなくなります。

プレーヤーによっては消極的になることだってあると思います。積極的に良ければいいのかもしれませんが、リスクが高いプレーになって失敗することもある。どちらも後悔の無いプレーってどこに見つければいいのかわからなくなります。

 

 

だから、サービスキープは当たり前、ではなくて、強い人がプレッシャーを軽くするために必死にとりに行くゲーム。相手が強いと分かっている時には、それ相応の嫌なプレッシャーを掛けられている事になります。

 

ああやだやだ、こわいこわい。

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:31 | コメントをどうぞ

時間内に作業する

何の仕事しててもそうかと思いますが、作業をやりきる「制限時間」って気になります。

テニスの打球法にも、制限時間があります。相手が打ってから、自分が打つまでの間の時間。

ボールを打つには、順序よく動作をつなげて、効率よくボールを打ちたいものです。

・・・という、いつもと違う文体?みたいな始まり方ですが、これを順序よく初めていいものかどうか、ということもまたテニスを勉強していくうえで私にとってはいろいろな意味がありました。(前回書いたこのブログとも関連してるっていうか…)

ストロークのスイングのおおもとは、物理現象としてのボールとラケットの衝突をうまい具合に作りたい、ということですね。

腕とラケットは二つの「モノ」として「二重振り子」という言い方をしてきましたが、関節はもっとありますね。ただし、元の考え方なので二重でもいいか、ってことなんですが、振り子運動をつくってその衝突した現象の中でラケットがうまく勝つようにしたい、ということ。

それには、グリップのほうから加速して、うまくヘッドのほうへ加速を移動させていくことで腕の重さを伴ったエネルギーをラケット面に伝えてボールにぶつけるのがよい、ということになります。

腕には向きがあって、関節の都合でその方向に動かすならこっちに曲げたり伸ばしたりすることができる、という条件があります。

ラケットにも面の向きと、スイング方向のズレが回転をかける条件になるように、衝撃を受け止める形であることと同時に衝撃を逃がす方向を求めることでコントロールの条件が決まります。

ボールコントロールの5つの要素、ですね。

スイングやラケット面の都合ですべての要素をまんべんなくでもなくていいので満たすことで、パワー重視のセンター狙いも、ライン際を狙って低く鋭く打つことも、スライスを深く打ちながら、バウンドを殺して相手にカウンターを打ちにくくさせる工夫もできるようになります。

人間、動作を単純化するには「パターン」を持つようにすることで熟練すると確実にスピードが上がります。ボールのスピードアップにもなるかもしれませんが、まずは動作のスピードアップができるようになる。

要するに、ラリーのアベレージスピードが上がっても負けずに続けることができるようになります。

その中ではテイクバックを素早く行って、打点にラケットを設定するような動きがあって、ちゃんとグリップから加速に乗るようにもするし、打点では狙った通りの面が出てくるように形にしてある。

ボレーに至ってもそうですね。ラケット面だけを出すにしても、衝突に負けちゃうかもしれませんから、短いながらもそれなりに面が負けない方向に力を入れたり、ボールの勢いを殺しても面が狂わないような工夫をする、ということですね。

 

何でこんなことを書いているかっていうと、ボールをよく見て、タイミング測ってエイやって力入れて「速い動き」をしてスイングをするだけ、っていう人が多いんだってことなんです。

人間、慣れるってことがあって、最初はスイングが始まって終わるまでの時間って「一瞬」だし、ボールのスピードも慣れなくて打点というチャンスも「一瞬」なわけでしょうから、まさに最初のころは「ラケットを一閃」してボールを打つのでコントロールって難しいなと思っていたと思います。

慣れてくると、ボールが飛んでくる間にやらなきゃいけない作業がパターン化されてくるようになるので、テイクバックの仕方とか、振りだす腕の手首の角度とかが気になるようになります。そこが上達のチャンス。

自分がどんな風に動けたり、あるいは動きに変化をつけたりすることができるようになった、というときにある程度自分の打球法をリズムと共に見つけられるようになると思います。

 

特に、、、

 

スマッシュとかね。。。

 

とりあえず雰囲気だけフォームつくって、狙った方向に腕を強く振るだけ、っていう人のほうがむしろ多い。

スマッシュにもうまく打つべきタッチの仕方があって、それを再現するには形になっておく必要があるってものなんですが、やっぱりそこは、さすが「いちばん打つ機会の少ないショット」だけあって練習不足、認識不足が顕著です。

 

でも、時間があるんですからね。意識して練習する、っていう時間があれば、よく似た動作はほかのショットからでも成分は持ってこれます。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:40 | コメントをどうぞ

段階的指導法

JPTA(日本プロテニス協会)のプロコーチのテストは、27歳の時に受けて、合格しました。

30歳になっていちどテニスコーチの世界から離れて、一般職に行った際に退会しましたから、もう無資格なんですが、私のテニス指導の考え方は、この勉強をした時に身に付いたものです。

それが、タイトルにもある「段階的指導」「段階的導入法」という考え方です。

出来るレベルからやって行けば、育てていける、という考え方で、それって筋道を立てて順番にこなしていくと到達できる、というビジョンの見えやすいものだと思っていて、私のレッスンを組み立てる時の根幹に当たるようになりました。

とうじその後指導を頂いた先輩コーチは本当にいまでも頭が上がりませんし、お会いするとちょっと緊張と興奮とが両方あって自分の身の処置にこまります(笑)

 

 

ここ最近は私もYouTubeで配信することが楽しみになってきて、そこで普段のレッスンの様に出来ていないのが、この「段階的」なものです。

(興味のある方は「サーブ研究会」もしくは「スライス/ボレー愛好会」でYouTube検索してみてください!)

やろうとはしていますよ?わかりますかね?

これ、要するに対象となる生徒さんが必要だっていう事なんですね。

じっさい、こういう発信をするのはこのブログをはじめ、12年前くらいからやってみようとしているんですが、まあ、「一般的に」という順番=段階の①はどれでその次の②をどうすれば?っていう問題に何度もぶちあたって悩んでは解決しなかった。

というのは、そこに触れる人々はみんなテニス経験をそれぞれにもっていて、スタートからやっていると、そのほとんどの項目が出来てしまうはずなのと、どこかの項目だけが一部やや苦手、とか逆に得意、というのが広がって行って個人のプレーを特徴づける事になるので、私が提供する「順番」にたいして意味がなくなってくるという事。

 

 

だけど、どこを「中心」に据えるか、ということが自分の中で決まってしまってからは、ある程度順番を無視して一つひとつ紹介していこうってことになりました。

それに、段階的指導の中で「段階において出てくるもの」というのが「要素」として抜き取ること(=指導者側から見ている項目)の出来るものということでもあるんです。

ああ、この人はここが出来る感じだけど、そこにこんな要素が入れば、安定しそうだな、とかそんな風に見ている訳です。

それで、その「中心」っていうのがまあ誰でもわかると思いますけど「打点」なんですね。

私も分かってはいたけど、説明して行く時に、動きの順番から言ったらテイクバックだったり、最初の一歩目のフットワークだったりするじゃないですか。それで「指導法」を自分なりに確立しようって思って勉強をした時に、わかんなくなっていったんですね。

 

私のレッスンを受けてくれる人には、ちょいちょい「?」っていう顔をされることがあります。「え、この人なにやらせようとしてんの?」っていう「?」。

ボレーを教えて下さいって言ってんのに、グリップと手首でボール挟め、とかいうんです。(これYouTubeの”スライス/ボレー愛好会#3”の動画ね)

で、後々練習していくと、ああ、さっきのあの何だかわかんなかった奴ってここで使ってるんだ、ってことがわかるようになってます。

感覚的にそこんところの見方を変える、という目的でそういう、一般的でない練習をやらせるようにしています。

そこから、自分の打球法の見方を変えてもらう、という目的というか、刷新してもらうきっかけにしてもらえればというのが狙いです。

なかなか、それまで慣れ親しんできた自分の打ち方って、変えられないですよね。

だけど、「コツをつかむ」っていう瞬間って「この時にこうやればいいんだ」ってことに気付いた時のことを言うと思うんです。

だから、その人の打ち方の中に、「コツ」のような要素をひとつ取り入れてもらうことで質を上げられるのが一番テニスを楽しく上達させる方法としてはいいんじゃないかな、と思っています。

 

・・・とはいえ、合うあわないってありますけどねー

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:05 | コメントをどうぞ

なぜだか雨が憂鬱に感じるように

インドアでテニスをする、というスタンスが常だった私が、最近はなぜだか雨の日にまったくやる気が出ない症候群にかかっています。

 

ま、ちゃんとコートに行くとスイッチが入るので心配ないんですが。

このところ、シフトが変わってきて、これまで昼間は毎日当たり前のように仕事に出る生活だったのが、午前中は空き、みたいな日がちょいちょい増えて来ていて、リズムがくるってしまったんですかね。

YouTube活動をする時間が欲しかったのもあって、午前中のスクールレッスンを抜けたりしたのも自分の希望なんですが、自分で言っておいて自分で調子が悪くなってる。

少ししたらなれるんでしょうか。。。

 

こんなんで梅雨が来たらどうすんだよ。。。

 

今日はくだらないブログですいません。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 12:26 | コメントをどうぞ

「打球技術」が先じゃない

打ち方を研究してきて、面白くなってきている訳なんですが、打ち方を理解する段階の時にはそこまで考えていなかったことが、ここのところ、研究テーマというか、考えのおおもとになるようになってきました。

つまりですね、これまでは「トップスピンってどうやって打つんだろう」みたいなことを考える時に、上手な人がどんな動き方をしていて、それがどんな効果を生んでいるためにあんなにしっかりしたボールが打てるようになっている、ということを解析しているに過ぎなかったのですが、

最近では

プレーを連続して走り回りながらもそれを達成するのに、打ち方を準備する時からちゃんと関連しあった動きがあって、あのプレーは生まれているんだなぁ、っていうことに気づきました。

 

もっといえば、トップスピンを教えて打たせることも、スライスを教えて出来るようにすることも出来たとしても、さあ、ゲームしましょう、という段階で教えた技術が発揮されないことが多い、っていうコーチとしての悩みがあったわけです。

「打球技術」を必要性から説いて教える方法があったとしても、実践的な導入をしていくかどうかで「役立つ技術」になるかどうかの分かれ目が出来るんじゃないか、と思うようになったんです。

「こういう場面ではこんな風にスライスでアプローチしてボレーに行くとこれこれこうです」っていう教え方をレッスンのコートでやってきたわけなんですが、教わった場面がやってきたとしても、先に想定しないでそうなっちゃっていたら、「そうだ、この場面ではスライスを使うべきだ」って考えつくころにはそろそろツーバウンドしちゃうんじゃないか、っていう事なんでしょうね。

いまさらやってもまにあわない、っていう。その場面がきたころにはいつも通りに反応しちゃっていて、いまさらスライスの打ち方を最初っからおさらいしている時間はないってこと

走っている形からバックハンドのテイクバックをしやすくなるのって、スライスの形の方がラケットを引いても走り続けやすい。そういうことにも気づく様になりました。

ラケットとボールの関係って、どんなショットが飛び出ていくかを決める要素。だから準備している段階からどんなボールを打ち返したいかをイメージしている必要があります。

スクールで言う初級と中級って、その辺の習熟度で見ている、みたいなものなんでしょうね。

ラケットもボールも、扱い慣れる事によって、自分のパフォーマンスがどんな形で結果になるかってあるていどイメージが出来るようになっているはず。テニスをやったことの無い人が初日からそれがすごく出来ていたらびっくりするわけです。

ボールを追いながら、自分のラケットが打点にどんな風に入って、どんなタッチでボールを扱うか、っていう事をインパクトする前の段階でイメージ通りに作って置けるようになる、という事でしょうね。それが狙いの仕方ですから。

 

スクールで初心者だったら、やはりラケットはこうやって扱いますよ、というレクチャーをすると思いますが、なるべく簡単なゲームをするようにして、狙った枠内(コート内)にボールを収める体験をしていきながら覚えるといいんでしょうね。

カテゴリー: 打ち方オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:36 | コメントをどうぞ