テニスを定期的にすることで「骨粗鬆症」になりにくくなる事が研究により判明!
海外サイト「Daily mail」でこの画期的な研究について詳しく紹介されていました。テニスなどの耐荷重性のあるスポーツは、新しい骨組織を作ることで骨量を増加させ、骨粗鬆症の予防に役立つのだそうです。
5年間に渡って試験的に研究を行ったところ、1週間に4時間以上耐荷重性のあるスポーツ(テニスやサッカー等)をしていた被験者は、なんと股関節の骨密度が1.3%も増加したのだそうです。
逆に運動せずよく座る生活をしていた被験者は、2.1%も骨量が減少したのだそう・・・男性で股関節骨折は、重篤な障害や合併症を引き起こします。
上記のスポーツをしていた人は骨を成長させていただけではなく、運動していない人に比べて大きな骨をしていたといいます。重量のある大きな骨をしていると骨粗鬆症を防いでくれると考えられています。
スウェーデンの研究者ロレントゾン氏によれば、「骨粗鬆症は、実際に骨が骨組織を失い始める25歳から始まっている」とのこと。瞬発力を必要とするスポーツは骨にかける負担が大きくなるとともに骨を守ることにつながっています。
では、他のスポーツはどうでしょうか。水泳、サイクリングなど骨に負荷を与えないスポーツは、健康的になれるメリットはあるものの、より大きな骨を作ってくれる効果はないようでした。
世界2億人以上のひとは、骨粗鬆症の危険にまだ気づいてないといいます。骨ははっきりとした症状がないまま減っていき、骨折して初めて気づく病気であるため「沈黙の病」とも呼ばれています。
テニスを普段の生活に楽しく取り入れ、将来的にやってくる骨粗鬆症を、今からでも対策しておくと安心できそうです。