【錦織 VS ジョコビッチ戦 解説】

【錦織 VS ジョコビッチ戦 解説】

トロントオープン決勝 錦織VSジョコビッチ戦

勝てばマスターズ1000シリーズ初優勝でしたが、残念ながらジョコの壁にぶちあたりました。

今までの対戦と違って、今回は試合内容が濃く、まだ1歩ジョコに近づいた戦いだったと思います。

アグレシブカウンターのジョコに対し、錦織選手は、センター中心のミニX攻撃。

しかも、しっかりとタメを作り、ジョコが戻ってから、振り回したり、決めたりしている。

しかし、今回はジョコの調子が良かった・・・・・と言うか、錦織選手に自信を持っている感じ。

ファーストサーブの確率が90%以上、しっかりとサービスゲームをキープする。

錦織選手は、ラリーになれば有利になるのものの、なんとか集中してサービスゲームで付いていく感じ。

しかし、重要なポイントでは、テンポが早くなり、攻め急ぎ。

また、ファーストサーブが力んでネットする。

厳しいことを言えば、超一流と、一流の差。

つまり、自信があるかないか、絶対負けないと思ってプレーをしているか、勝てたらいいと思ってプレーしているかの差ではないかと思います。

ファーストサーブがしっかりと入ると、試合としては硬直するので、派手でな試合にならず、面白みに欠ける様ですが、

野球で言えば、乱打戦ではなく、緊張感のある投手戦。打ち合い、走り合い、スーパーショットの打ち合いではなく、ほんの少しのミスや、メンタルが試合に影響する。

今回は、静かな試合なものの実はかなり高いレベルの戦いだったと思います。

特に、錦織ペースになってきた2セット目は、あともう少しだったところで、そのホンノチョットの差が出ましたね。

ジョコも、しっかりと錦織対策で、フォアのつなぎをいつもより多く高くスピンをかけてました。

これが、染め五郎、染め太郎の「いつもより多く回してますぅ~」見たいに、錦織選手のストロークをひっかけさせて、とても効果的でした。

1000シリーズは、3セットマッチなので、錦織選手、今後も十分優勝が狙えますね。

メンタルのために、「ニュートラルな心を作る瞑想・ヨガ」、フィジカルは、柔らかくしなやかな身体を作る「初動不可トレーニング」をやってほしい。

あとは、オリンピック等のビッグタイトルを取って、超一流としての、自信が持てるといいですね。


カテゴリー: テニス, レッスン | 投稿者ハッピーコーチ 11:28 | コメントをどうぞ