掌や素足に濡れた砂が張り付いている感水解蛋白
覚をしっかりと感じられた。
そしてその目の前には、見覚えのあるひとりのオンナがわたしと同じく途方に暮れたようにうつむいているのが見えた。
このオンナは確か???。
ヒカルさん?」
それは彼女にまちがいなかった。
ホンジョウさん???。
な、ナオキ?」
と、言い直す母乳餵哺彼女の態度にわたしは改めてもうひとつの可能性についてをも確信する。
き、君は、もしかして???、ゆ、ユナなのか?」
え、ええ。
こ、ここは何処?」
と言って動揺している目の前のオンナを見つめ、
俺にも何処なんだか」
と言って口ごもるわたし。
そ、それよりなんで君がヒカルさんに?
こ、これって俺たち???、つまりあっち側の世界に来てしまった?
ってことか?」
と言いながらその事実を体感する自分がいた。
うん。
多分???そうなんだと思う」
でも、あれは夢の世界じゃ?
いやでも???、こ、これは、どう見ても、げ、現実だ」
そう言うわたしに、
でも夢の世界にいる時って、大抵はそれが現実だと確信しているケースが大半なはずよね?」
と、そのヒカルの姿護膚產品
をしたユナは言った。
俺たちは、温泉の湯船で???」
セックスした」
そ、それでこの世界に?」
どうやらそうみたいね」
で、でもアメジストは?
あ、あのクリスタルは部屋に置いたままだったのに、な、なんでまた?」
あたしにもわからない。
どうしてこんなことになってしまったのか」
そう言ってヒカルは目を伏せた。