そう、だから今、トウキョ香港股票行情ウは大変なことになっているわ」
な、なんだって!?」
とわたしとヒカルは放心したような表情でお互いの顔を見合わせた。
そしてわたしはすぐに、そうか・・・、ってこれはあくまでもこの世界での話ってことで。
つまりわたしたちがもといた所のあっちの世界のことではない・・・、そう何度も自分に言い聞かせようとしていた。
それからわたしたち3人は、(ミク以外の)こちらの世界の自分たちが泊っていたであろうところの民宿SAKIへと徒歩で戻った。
わたしと(ユナであるところの)ヒカルは、歩いている間に段々とこちらの世界での記憶を脳内に折り重なるようにして回復してきており、どうやらこの久高島へは例のタイガーアイラウンジ3人トリオの沖縄慰安旅行にふたり便乗しての参加だったらしい。
どうやらこちらの世界でも、沖縄へのフリーチケットは彼ら3人向けに送られていたようだ。
わたしたちが民宿にたどり着くと、その玄関前に立っていたナカバヤシ、マキ、トオルの3人がいつになく深刻な表情でこちら側の3人を迎え入れた。
あ、あれ?
な、なんでミクさんが?」
とトオルが、それもまあもっともな疑問をわたしたちに問い掛けてきたのだが、
うん、それはまあ、ちょっと偶然」
とミクは適当にあしらいつつ、
それで?
それで今トウキョウの方の状況はどうなんでdermes 價錢すか?」
と、自分のことはどうでもと言ったニュアンスの表情でナカバヤシの顔を見た。
ああ、やっぱミクさんも知ってたんですね。
俺ら、ホンジョウとヒカルさんがビーチに行った後でそのニュースを見たもんで、てっきりそちらチームは何も知らなかったのかと思って」
と言いながらナカバヤシはわたしとヒカルの方を見る。
で?
それで、ど、どんな状況なんだ?」
とのわたしの問いに、
まあ、とにかく入ってテレビでも見てみろよ」
と言いながらナカバヤシがわたしたちをその民宿のキッチン兼リビングへと誘導する。
リビングでは民宿のママ、サキさんとその小学生の娘ふたりが食い入るようにテレビの画面に張り付いていた。
そしてまずわたしの目に入ってきたのは、まっぷたつにへし折れたスカイツリーの映像だった。
そしてその周辺の下町は炎と黒煙に包まれている。
実況を伝えようとするアナウンサーの保濕
声は、半分震えているようでよく聞き取れない。
それからは例によって津波の映像のようだ。
画面端の方に、どうやらそこは相模湾?と言う表示が出ている。
官房長官がいつもよりも青ざめた表情で、
浜岡原発の水素爆発が確認されました・・・」