月別アーカイブ: 2015年1月

「上達はなかなか自分で感じることは出来ないからこそ、指導者の一言を」

「上達はなかなか自分で感じることは出来ないからこそ、指導者の一言を」

あるショットがコートに入る確率が70%から75%に向上した。
あるいは自分の守備範囲が5mから5.5mに広がった。
この上達が自分自身で本当に実感できるかというと、なかなか感じることは出来ません。

例えを挙げた2例の上達度合いは、かなりの上達幅で、実際は練習ごとにもっと微増な上達幅です。
また、向上心の高いプレーヤーであればあるほど、70%が75%に上がったところで、より高確率になることを求め、80%を目指したことによって歯がゆい思いをし、5mが5.5mに広がったところで、今まで全く届かなかった5.5m以上のボールに近づき、また悔しい思いをします。
したがって、自身の上達を自分で感じることは非常に困難だと言えます。
これは、テニスというスポーツに限らず、スポーツ全般にいえることで、最終的には試合、大会での成績やタイム…を競うスポーツにおいて自己記録に対する評価でしか、実感に繋がる自身の成長を計ることが出来ないといえます。
それでも、試合や大会なら対戦相手の強弱、相性や組み合わせの運によって結果は大きく左右され、タイムを競うスポーツでも、当日の調子や環境、状況によって結果は異なります。

そこで頼りになるのが、第3者となる指導者たるコーチや監督の評価です。
プレーヤーのわずかな変化に気づき、本人に現在の状況を伝えることが重要であり、メンタルや体調等を考慮した次への成長へのアドバイスをしなければならないと言えます。
とはいえ、指導者も選手同様に継続して選手を見続けていると、日々の上達に変化を感じることは困難で、よりハードルを高めて上を目指しがちです。
上昇志向は必要不可欠ですが、指導者は目標設定と共に段階的な達成度合いを選手に伝達し、練習に対する達成感を実感してもらうことはとても重要なことです。
特に学生時代は精神的にも不安定な時期なので、モチベーションをキープすることこそが、積極的で充実した練習の第一歩ではないでしょうか?

本会facebookの「いいね!」もお願い致します。
カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 08:40 | コメントをどうぞ

「インフルエンザ・風邪の予防と自己管理の重要性」

「インフルエンザ・風邪の予防と自己管理の重要性」

空気が乾燥し、小中高関わらず全国的にインフルエンザ等の理由から体調を崩される方が増えています。
怪我でも風邪でも出来るだけならないようにすることは、アスリートとして重要なテクニックとも言えます。

勿論、先天的にかかりにくい体質の人もいるかもしれませんが、今の時代ならあらゆる方法で予防ができることも多いです。
基本的なうがいや手洗いに始まり、部屋の加湿、バランスの良い食事や規則正しい生活リズムの確立、最終的には自分の身体、体調との相談。
テニスは自己との冷静な対話によって、出来ることと出来ないことを瞬時に判断して決断繰り返すスポーツです。
ましてや、個人スポーツが故に、練習するかしないかも強制的な部活以外は、自己の判断に委ねられます。
自主的な自己管理能力を高めたり、意識することは、間違いなくスポーツの技術向上にも繋がる不可欠な要素です。
是非、冬場の基礎的なトレーニング等で飛躍的にレベルアップが期待できる時期を不意にしないためにも、体調管理にはくれぐれも気を付けましょう。

本会facebookの「いいね!」もお願い致します。
カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 08:24 | コメントをどうぞ

「憧れる選手はいますか?」

「憧れる選手はいますか?」

テニスの指導者であれば、技術を指導することが本分です。
その過程で、どのような目標設定をするべきなのでしょうか?
技術的な観点でいえば、「ボールをコートに入れる」「試合に勝つ」「打ち方をマスターする」等、様々です。
間違いなく大切なことです。

一方で、それらの根底にどのような気持ちがあるかということまで掘り下げることも大切だと考えます。
サッカーや野球のように頻繁にメディアに露出するスポーツであれば、自然と「かっこいい」「スター性がある」選手に興味や憧れを持ち、その選手に近づきたい感情や真似する感覚から、より積極的に練習に打ち込むことも少なくないはずです。
錦織選手の活躍によって、以前よりメディアに露出する機会は増えたものの、まだまだ自然とジュニアの目に触れるほどの頻度には至っていないのが現状です。
勿論、指導者自身が憧れの対象となるような指導やプレーをすることも大切ですが、是非、指導者や関係者から、技術だけではなく、プロ選手の紹介や魅力を語り、全てのジュニアが「憧れる選手」を心に秘めてプレーするようになってほしいと願っています。

本会facebookの「いいね!」もお願い致します。
カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:47 | コメントをどうぞ

「漫画やアニメはスポーツの入口?」

「漫画やアニメはスポーツの入口?」

「どうしてそのスポーツを知るに至ったのか?」
テニスであれば、大抵テニスをプレーする以前にテニスという競技の存在を知っているものです。
それはテレビ等のメディアを通して知っていたり、知らず知らずに他人や知人がテニスをしている光景を観て自然と覚えたりするものです。

「知る」ということに関して考えると小学生や中学生時代のスポーツ系の漫画やアニメ等の影響力は絶大なものがあります。
テニス以外であれば、
野球(巨人の星、ドカベン・・・)
サッカー(キャプテン翼・・・)
バスケットボール(スラムダンク・・・)等々
一部ですが、各スポーツの一時代を築いてきたといっても過言ではありません。
テニスにおいても、かつて「エースをねらえ」というテニスブームを起こした漫画・アニメもあります。

そもそもテニスをプレーすれば楽しさを体感することができますが、それ以前にテニスというスポーツに興味を持ってもらわなければ、プレーすることにさえ到達しません。もちろん、知人・友人の誘いということもありますが、知らない、または全く興味がなければ、これもプレーをするに至らない可能性も高くなってしまいます。

スポーツとの出会いは最初からプレーすることではなく、そのスポーツの存在を知ることからとも言えます。
そして「そのスポーツが面白そうな魅力」を少しでも感じ取ることによって、初めてプレーすることに繋がっていきます。
もちろん、嫌々勧められてプレーしてみたら面白かった等のケースもあるのであくまで一例で、ひとつの考え方だと思って下さい。

「そのスポーツが面白そうな魅力を少しでも感じ取る」ツールのひとつを担うのが漫画やアニメです。
各家庭の教育方針もあると思いますが、是非、お子様とアニメや漫画をご覧になってみてはいかがでしょうか?
間違いなく、お子様の中でテニスという競技に対するイメージが変わり、意外と大人でも影響されてしまうこともかもしれません♪

本会facebookの「いいね!」もお願い致します。
カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 13:57 | コメントをどうぞ

「サポーターの成長と選手の成長」

「サポーターの成長と選手の成長」

球技といわれるスポーツの特性上、観戦しているとボールの行方に対して一喜一憂することが楽しみ方の一つです。
サポーターが成熟していないスポーツは少なからずボールの結果のみで選手の力を計る傾向があります。

サッカーで例えてみると、Jリーグ発足以前はサポーターも疎らで、観る側も得点のみで結果を楽しむ傾向がありました。それがJリーグ発足に伴いサポーターの目も肥え、小学生も戦術やボジショニング等を熱く語るように急速に発達しました。

テニスで考えると、まだまだサッカーに比べればボールの結果や速さ等だけがフォーカスされ、戦術やポジショニング、トータルしたマネージメントにまで評価できるサポーターは少ないとも言えます。
勿論、観ることの取っ掛かりとして分かりやすいところから楽しむことは大切です。
どちらが良いというわけでがなく、初心者からコアな全てのサポーターが大切で…あるもの、サポーターが成長するスポーツは間違いなく、業界を盛り上げ、選手を育てるということです。

小学生や中学生が
「昨日の試合観た?」
「あの選手の組み立て良かったね」
「いやいや、あの選手のポジショニングはもっと凄かったよ」
みたいな会話が聞けるような日が来ることを願っています。

本会facebookの「いいね!」もお願い致します。
カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 18:58 | コメントをどうぞ