「指導者は第2コーチで、第1コーチはプレーヤーの中に」

「指導者は第2コーチで、第1コーチはプレーヤーの中に」

指導者というのは、プレーヤーを上達させることが出来るわけではなく、上達するような方法(アドバイス)を提示することが出来るだけです。
練習においても、表面上だけ行うことと、練習の意図や意義を理解して行うとでは大きな差が生まれます。

どんなに良いアドバイスをしても、実際にそのアドバイスを実行するのはプレーヤー自身です。
ということは、そのアドバイスをプレーヤーに覚えてもらわないと先に進むことは出来ません。

考え方によっては、プレーヤー自身の中にコーチが存在して、その内なるコーチは、覚えたアドバイスを意識させる役割を担っているとも言えます。。
このプレーヤーの中のコーチを育てなければ、アドバイスが機能し難いとも言えます。…
指導者は「いいことを言えた」かどうかでは無く、プレーヤーの頭に留めてもらえるような言葉(アドバイス)を発せられるかどうかが重要です。

禅問答のような話ですが、指導者が熱心になればなるほど、技術にばかり視点が偏る傾向があります。
一方でプレーヤー側は経験が長くなればなるほど、多くのアドバイスを聞き、頭の中で取捨選択や整理整頓が必要になります。

アドバイスを整理したり、状況に応じて過去のアドバイスを引き出せる能力の重要性を伝えることは指導者の大切な仕事ですね。
考え方のひとつとして頭の片隅に置いて頂けたら幸いです。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 11:23 | コメントをどうぞ

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