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「人生を豊かにするテニスというアイテム」

「人生を豊かにするテニスというアイテム」

夢を挫く意味ではありませんが、現実的なところ全ての人がプロ選手になれるわけではありません。
なぜ今回のコラムを書くに至ったのかというと「燃え尽き症候群」という問題です。
目標に向かって努力することはとても良い事ですが、例えば大会に向けて練習を重ねて、結果はどうであれ、大会が終わった後にどうするのでしょうか?…
もちろん、様々な誘惑と戦い、時間を惜しんで練習をすればこそ、ひと段落として、その他へ興味を向けてみることも良いですが、テニスを辞めてしまうことは非常に残念でなりません。

もしかしたら部活という枠組みで縛られている感覚が強いのかもしれません。
「部活」>「テニス」
ではなく
「テニス」>「部活」

「テニス人生(テニスライフ)」の時間の中で、部活はわずかなひと時です。
部活動は3年。
中学、高校を合わせても6年。
当然、卒業後からの人生のほうが長いものです。
もちろん成長期の大切な時期であり、熱心に取り組めば取り組むほど、「部活が全て」というくらい熱中することもあるかもしれませんが、大きな視点を持つことも重要です。

「燃え尽き症候群」という言葉だけが先行しているだけであって、大抵はテニスが嫌いになっていることは滅多にありませんが、現実的には、引退を機にテニスから離れてしまう方も多いです。
ぜひ、部活を引退する時には、今後、テニスとどのような良い付き合い方ができるかということを考えてもらいたいです。

社会人ともなれば、会社・時間・家族等の都合も出てきて、部活動ほどの頻度でテニスができることはないでしょう。
しかし、そんな時ほど人生を豊かにするアイテムのひとつとして「テニス」を活用してもらえるようになって欲しいと願っています。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 15:15 | コメントをどうぞ