「肌で感じる重要性」

「肌で感じる重要性」

テニスだけではなく、スポーツ全般に言えることですが、実力や能力は数値に置き換えることが困難であり、なかなか強さというものを判別できないものです。
テニスでいえば、安直にボールの速さを見て、強い弱いを判断できるものでは無いことは多くの方々が知っているはずです。
あくまで速さと言うものは一つの指標でしかありません。…
もちろん、安定感においても、状況や相手のボールによって変化するものなので、確実な評価は難しいものです。

なかなか10代の選手がトッププレーヤーと肩を並べられない理由は、身体の完成度もありますが、テニスの熟成度や対応力が大きく問われるということでもあります。
どんなにコーチや指導者が言葉を尽くしても、個々に独自の感覚を研ぎ澄ませていかなければなりません。

たくさんの練習や試合をこなしていきながら、感覚を身に付けていくものですが、試合を観戦することによって飛躍するキッカケを掴むこともあります。
机上の空論とも言えるかもしれませんが、試合を観戦しながら1プレーヤーになるくらいの精神移入ができたなら、1試合分の経験値が増えるとも言えます。
会場の雰囲気や緊張感、プレーヤーの練習背景まで、具体的に想像しながら、観戦することは多くの発見があります。
その結果、例えプロの選手でも自分との違い等を考えることによって、自身のプレーもブラッシュアップしていきます。

プロ選手でも一般プレーヤーでも、何が自分と異なるかということを理論的だけでなく感覚的に感じ取ることも大切なスキルです。
これらはなかなか映像だけでは掴めないことが多いです。
ぜひ試合会場に足を運んで肌で感じて下さい。
大人より柔軟で想像力に長けた、吸収力の高いジュニアであれば、より大きな刺激になることは間違いありません。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 15:11 | コメントをどうぞ

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