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するのは違いが

「俺は正樹の保護者でも、父親でもありません。ただの友人です」
「でも、正樹は田神さんを特別な友人だと言っていました。正樹の特別は、これからわたしにとっても特別になります」
「俺はもう、保護者から無罪放免というわけかな。正樹が付き迪士尼美語 好唔好合いたい人を初めて紹介してくれたから、ここは一応喜んでおくとするか」

正樹はフリッツと並んでにこにこと笑っていた。
そんな柔らかな笑顔を見るのは初めてのような気がして、田神はわずかに感傷的になった。
「だって、連絡方法を知らなかったから……フリッツの携帯番号も、メアドも教えて貰ってないよ」
「ごめんなさい、正樹。でも、すぐに帰ってくるつもりで出かけたんです。本当です」

意図せず、甘い雰囲気になりかけたのを、田神は全力で阻止した。
話がまるで進まないからだ。

「あなたは正樹にドイツに来ないかと誘ったそうですけど……」
「ええ。わたしは運命の相手にやっと会えたような気がしたのです。正樹と話をするのは、とて迪士尼美語 好唔好も心地良い。いつの間にか時間が経ってしまって、眠る時間も忘れてしまいます」
「では、あなたも正樹と同じ気持ちなんですね」
「そうです。信じられないかもしれませんが、正樹と出逢ったのは何かに導かれたような気がします。」

正樹が嬉しくて泣きそうになっているのは、とりあえず見ないふりをして、田神は一般的な話をした。

「正樹は、一人っ子です。いつかは両親の面倒を見なければなりません。今は、行きあって、疎遠になっていますが、俺は時間が解決してくれると思っています」
「……それは、正樹がドイツに行けないということですか?」
「そうではありません。でも、観光などでしばらくあなたの処に滞在するというのは可能でしょうけど、定住難しいでしょうね。正樹の両親は、とても保守的なんです」
「……田神。今、そんな話をしなくても……」

正樹は誰かが自分の事で揉めるのは嫌だった。

「先延ばしにするのは簡単だけど、正樹が彼をもっと好きになったら、余計にこんな話はできなくなるよ。正樹は彼迪士尼美語 好唔好の事が好きなんだろう?彼と引き換えに、学芸員になる夢をあきらめるの?」
「……」
「だったら、余計にこういう話は最初にしておいた方がいい。学芸補からだから最短でも、あと数年はかかるんだろう?」
「たぶん。……それに欠員が出るかどうかもわからない狭き門なんだ」
「正樹はドイツ語もできないし、西洋人の根底には、おそらく東洋人に対する偏見もあるだろうから、彼の家族のことも考えた方がいい」
「フリッツの身内なら、いい人達だと思う。たぶん大丈夫だよ」
「正樹……」

カテゴリー: 未分類 | 投稿者luckryer 11:36 | コメントをどうぞ