咬み合わせを変える治療?

○食べる運動

食べることにおいて、食べ物を咬む運動は非常に重要な役割を果たしています。神経と顎の筋肉の調和した働きにより、食べ物を歯で粉砕して食塊を形成します。この食塊形成ができることで、嚥下反射により、円滑に食べ物を飲み込むことができます。

歯と顎骨の間にある歯根膜や、口の中の粘膜に存在する感覚受容器が感じた食べ物による圧力情報と、顎の筋肉や顎関節に存在する感覚受容器が感じる筋肉の収縮状態や顎関節の開き具合などの位置情報が中枢と連携して、食べ物を咬む動きを制御し、これにより、食塊を形成し飲み込むという一連の流れをコントロールしています。

食べ物を咬むとき、舌は食べ物が喉の奥に行かないようにしながら、頬と一緒に食べ物を歯の咬み合わせの面に乗せることで、粉砕・すり潰しを手助けし、さらに唾液と混ぜ合わせることで、食べ物を飲み込みやすい食塊に形成します。

この食べるサイクルの中に、不適切な歯の接触が存在すると、無意識にそこを避けて何とか食べようとしますが、それを続けているとストレスとなってしまい、歯や顎に痛みや違和感などの症状がでてくることがあります。

またさらに、咬み合わせや顎関節の異常、歯の欠損などにより食べる運動が円滑にできなくなると、筋肉や感覚の衰え、唾液分泌の減少も招いてしまいます。

○咬み合わせを変える治療とは?

咬み合わせを変える治療とは、上記のように円滑に食べる運動ができなくなっている状態に対して行い、スムーズに咬んで飲み込む運動を回復するために行う治療です。

咬み合わせを変える治療を専門用語で、咬合再構成といいます。咬合再構成は、中心咬合位に明らかな異常があり、顎口腔系に疼痛などの異常を訴える患者に対して、中心関係で一致して安定した咬頭嵌合位を補綴装置で付与するために行う臨床操作と定義されます。

咬合再構成を行うにあたって理想とする顎の位置と咬み合わせには以下の要件が挙げられます。

①顎関節において関節窩・関節円板・顆頭の位置関係と形態が正常である

②安定した咬頭嵌合位である

③バランスの取れた適切な咬合平面である

④適切なスピーの湾曲、ウィルソンの湾曲がある

⑤歯列形態が左右対称のU字形で連続性がある

⑥舌房が許容されるために十分な咬合高径である

⑦顆路角と連動するような咬頭傾斜角と展開角をもった咬合面形態である

⑧左右側方運動において同じような咬合様式をとる

⑨自由度のある前方・側方の誘導要素

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者makproejet 11:52 | コメントをどうぞ

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