カテゴリー別アーカイブ: スライス

こんなに振る

両手打ちのボレー

肘を送るようにして

上体の動きを制限したのにもかかわらず

どうしても少しは? 回ってしまう

じゃあ片手はどうかと思い

同じタイミングでユーチューブにアップしてもらった

片手ボレーの動画

ここをクリックするとリンクで出ます

 

やはり、上体の向きはほとんど動かしていない

しかも

かなり大きくスウィングしている

この種目

苦手な人がよく言う

(打球方向に) 力が入らないということ

それは考え違い

打球方向になんか振らない

スウィングの勢いで打つ

しかも、ラケット面のエッジ方向へ

nisifs1702bstb

この方角の勘違いが

「力が入らない」 ということになるのではないだろうか

それと

アウトサイドインに振ること

遠くから

自分の前を手前に、右側に引っ張り込んでいる

そんなことも

参考にしてほしい。     テニス

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 15:19 | コメントは受け付けていません。

伸ばし切ると肘が

バックのスライスについては誤解が多いようだ

弧を描いて凹型に振るわけだが

腕の使い方で

「曲げた腕を伸ばしていくイメージ」

を持っている人が多い

 

そして

伸びきった瞬間に衝撃が肘を襲う

 

昔からある典型的なテニスエルボー

 

実は

nisifs1702bstb

プロのスライスは

大きく構えたときでも、肘はそれほど曲げない

肩を中心の大きなスウィングなのだ

 

そして伸びきったように見えるインパクトでも

「肘を伸ばし切らない」 のが

コントロールにも

強さ加減にも

肘の障害に対しても

有効な処方なのだ  病院

nishi1702bs

そうそう

アウトサイドインの引き込むようなスウィング

それが

切れのいいスライスのコツなのだが

かなり曲げた腕を伸ばして打つと

手前から向こうへの

インサイドアウトになりやすく

そのためにも

テイクバックで曲げすぎないことが重要なのだ

そして

伸ばしきらないこと。    テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド, 傷害、治療 | 投稿者松原コーチ 21:39 | コメントは受け付けていません。

バックでの対処

『momotaro』 さんからの質問の続き

相手の深いスライスへの対処法です

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ、アドバイスありがとうございました。
フォアハンドの時は分かりましたが、バックハンドではどうなるでしょうか。アウトサイドインのサイドスピンでは、遠目の球は難しそうです。

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

バックでサイドスピンは無理です

インサイドアウトに振るのですが

その経路に自分の足があるから

 

一番有効なのが

スライスに対するスライス

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ただし低く重いボールに対してですので

それに負けぬよう

面を作って、凹型に引き (面を狂わせない)

nisifs1702bstb

しっかりたたき

インパクトでブロック

nishi1702bs

これは打点が低くありませんが

インパクト後も面が保っていることに注目

そして小さなフォローというか小さくブロック

 

重いボールに対して

しっかりしなくてはいけないのは

リターンと同じ

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しっかり引いて、小さくブロック (顔に面のしっかり感が出ている)

 

フラットでの対処ですが

両手ならいける

やはり

リターンと同じように

面を固定してしっかりブロック

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片手でも同じですね

小さなテイクバックで面を固定し、ぶつける、止める

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フラットはハーフボレー感覚です

 

写真はなかなか打点の低いのがないのですが

面の保ち感

全身のしっかりブロック感を感じてください。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:05 | コメントは受け付けていません。

遠いボレー

昨日の下川井テニスクラブでのレッスン

というか始まる前に他に気になったこと

隣のコートで会員のTさんが練習中

フォアボレーの遠い打点に対し

直線的にラケットを突き出している

結果

届くのだけれど

鋭い、切れた返球にならない

 

たいていの人は

ギリギリ届いたボールに対しては

返球できるだけでいいと考えてしまうようだ

 

それではもったいない

スライスボレーを使えば

ギリギリからでもいいボールが打てる

ラケットを高めに引き

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振りおろし

切りながら、とらえる

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足を止めなくても

スウィングはできる

足がギリギリ追いつき

同時に

ラケットのスウィングもギリギリで追いつく

この二つが

同時進行でできればいいだけのこと

素晴らしいキレのいいボレーが

ギリギリのところから飛んでいく

 

そうそうTさん

ついつい、出来心

1分ほど、おせっかいなアドバイスをして

フォアボレーを

切れよく、打たせてしまった

 

さて

これはフォアボレーの奇跡なのだが

バックボレーでは既にやっている人が

むしろ

上級者なら当たり前にいるのでは

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これは、バックボレーをスライスで打つのが当たり前だから、鴨。  テニス

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 20:02 | コメントは受け付けていません。

ボレーのコツ

スライスの飛距離を調整するには

大きめのテイクバックからヒットし

インパクトの強さとフォローの大きさを加減するといい

それは程度の差こそあれ

ノーバウンドのボレーもワンバウンドでのストロークも

フォアでもバックでも同じこと

 

具体的にコツを言うと

「インパクトでスウィングを止めるつもりで、その止め加減を調節するといい」

といっても

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ある程度のスウィングがあれば

止めるつもりでも

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クルマは急に止まれない

ある程度のフォローが付いてしまう。

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その形だけを見て

打点後にしっかり押すようにいう人もいるが

そうゆう人は大抵、ほとんど引くなという。

 

小さなテイクバックから

頑張って押し込んでも

切れのいい

必要なだけの威力あるショットを打つのは難しい

nisifs1510

大きめのテイクバックから

スウィングして

うまく止める

 

プロはみんな結構大きなスウィングをする

写真やビデオで

もちろんなまでもしっかり確認してもらいたい

 

切れのいいスライスやボレーを打つためには

止め加減での調整

ぜひ、プロのまねをしてほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 19:27 | コメントは受け付けていません。

不思議な構え?

不思議な構え?

のように思われやすいのがこれ

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ラケットヘッドを立気味にし

先を後ろへは引かないように構えている。

顔の向きからして

フォアハンド側のショット。

 

足の構えからして

ボレーではなく

フォアハンド ストロークと思われる形。

 

実はこれ

薄いグリップで

脇を開けて、肘から引く

まるでラケットヘッドは引かないかのようにして

引き付けて、フラット気味に打つ

古典的なフォアハンド。

 

前腕の方向と

ラケットのシャフト方向が同じ向きになっている。

腕とラケットを一体に振りだして安定させる

古典的な教科書的な構えなのだ。

 

今回なぜこれを取り上げたかというと

フォアボレーのテイクバックに役立つからなのだ。

 

少し前に書いたが

古典的フォアハンドのフラットは

極限まで回転を減らした

スライスの打ち方に近い。

それがこの、前腕とラケットの同方向一体感。

 

スライスボレーの大切なコツなのだ

 

このテニス365ネットの技術解説ページにある

ヨハンソンの連続写真と比べてみてほしい

 

彼のボレーは打点を前にするために

手首を少し折って前に出し

厚めに持っているような形にしているため

「前腕とラケットの同方向一体感」 よりは

少しだけラケットヘッドが引かれているが

手首を使わない一体感は

良く感じ取れると思う。

このプロの手首については

一番やる人が

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とにかく

ラケットヘッドを後ろに引いてしまわないのが

フォアボレーの

特に

クロスに打てるフォアボレーのコツなのだ

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そうそう

手前のお兄さんも

フレッド・ペリーよりも若いが

なかなかボレーが上手な人なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 17:43 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾

今日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

男性2名、女性1名の参加

3時間とも同じ方たちだ。

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例により

写真は最後のスライスのみ

 

今日は、1時間目がフォアハンド

ラケットヘッドがインパクトでもそうだが

構えから、すでに上がってしまう人が全員だったので

まず構えを下げてもらい

ラケットのトップスピンをかけていく方向の

エッジから振れるよう

インパクト直後までスウィング全域で

反対のエッジ側にしっかり下げてもらった。

 

もうこれだけで皆さんしっかり打てるようになったので

やめようかとも思ったが

そんなわけにもいかない。

 

そこで

その形を利用して

さらに腕を下げ

低いボールをサイドスピンで打つ練習。

 

これはボーリングのフックボールの要領。

 

面感覚を意識し

面をしっかりと下向きにする練習

その後で普通の高さのフォアハンドに。

 

次に高い打点のワイパー

 

最後は

高いボールの時も強いボールを打てるよう

テイクバックからラケットを下げないで

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高い位置でのスウィング。

í0ó0°03ÿ7ÿ

これは今日のではないが

イメージのために。

 

そうそうそれとクロス逆クロスの打ち分けも。

 

もちろんこれだけを1時間でできるわけがない

皆さんのフォアハンド波動を受け

2時間目に大きく食い込んでのレッスンだ。

 

さて

次はバックハンド

全員両手打ち

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グリップから延びる

2本の前腕とラケットの角度を固定

ここを意識して打つことをめざし

感覚をつかんでもらった。

CIMG2225

最後はスライスとボレー

打点を顔から離すこと

凹型の弧を描いた

わざとらしいくらい大きなスウィング。

CIMG2224

皆さんきれいに打ってくれていた。

 

あっという間の3時間

あっという間に東戸塚に帰ってきて  車 (セダン)

キッズのレッスンに参加。

 

ブログが終わったら

いつもの、緑園太陽整骨院に行き

田中先生に膝と腰の角度を直してもらうつもり。

 

明日はお休みだ

お疲れ様でした。  テニス

 

そうそう

次回は、3月9日の水曜日

フォアハンドみっちりの予定だ

たくさんの参加をお待ちしています。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, スライス, バックハンド, フォアハンド, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:42 | コメントは受け付けていません。

ボレーは離して取る

ボレーは離して

ボレーの打点は遠くに取るほうがいい。

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どれくらいかというと

肘が少し曲がる程度。

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伊達さんのように

グリップが厚めであればもう少し曲がるが

エナンの写真のような薄めグリップなら

ほんの少し曲がっている程度。

 

しばらく前にも話したことがあるが

打点が目から遠い方が

ボールのスピードや

回転による変化が見やすい。

そのうえ

スウィングがしやすいし

面感覚も作りやすい。

もちろん

届く範囲も広くなる。

 

これはバックボレーなので

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目からの距離はそれほど離れていないが

肘の角度、曲がり具合は

フォアボレーとそれほど違わない。

 

そして

同じスライスなので

1バウンドのスライスでも

やはり

肘が少しだけ曲がっている。

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そしてスウィング中

その肘を少し曲げたまま保つ。

 

要は

ワンバウンドでもノーバウンドでも

スライスというのはこうゆうふうに

肘がわずかに曲がる程度に

打点を十分遠目に取ることが大事なのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 16:26 | コメントは受け付けていません。

精密さはテイクバックから

先日はフォアハンドについて

打ち終わりの姿勢や

フィニッシュの高さについてお話しした。

 

確かに

これにより飛距離の調整はできるのだが

これだけでは

精密なコントロールが獲得できるわけではない。

 

打球の精度を上げる

何本でも同じように打てるためには

むしろテイクバックの方が

より重要になる。

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フォアハンドに限らず

どのショットにも面を安定させる

スウィング法があり

そのスウィングを作るための

テイクバックのやり方があるのだ。

 

 

さて

今日はその最初の1発目

フォアハンドよりもわかりやすい

スライス、ボレーのことから入って行こうと思う。

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何度も説明しているので

スライス、アンダースピンのスウィングは

肩を中心とした振り子スウィングで

凹型に弧を描いた形になる

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そして

肩関節はひねらないように動かすので

(外旋も内旋もしない)

ラケット面は

上の写真のように

徐々に上向きに変化していくように

振られることとなる。

nisikorifsu1510

じゃあ

こうゆうふうに、うまく振るために

いい位置にテイクバックするための引き方は

先ほどのスウィングの真逆

凹型の弧を描いたテイクバックで

徐々に面を下向きになるように引いていけばいいのだ。

 

基本的にこの往復運動

 

なんだ、それだけと思うかもしれないが

だからこそ最初の1発目に持ってきたのだ。

 

これさえ意識してやれば

スライスやボレーのまあまあ打てる人が

天才的なスライサーや

ボレーヤーになれるので

ぜひ

だまされたと思って

試してみてほしい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:31 | コメントは受け付けていません。

スライスリターンは

スライスリターンについて解説したが

実は

自分ではスライスリターンは好きじゃないし

なるべく避けるべきだと思っている。

 

プロレベルでは

スライスリターンは相手に主導権を渡しやすくなる。

特にフォアハンドの返球だけのリターンは

たとえ深く返ったにしても

次の相手ハードヒットの襲来は必至だ。

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そこからの逆転はなかなかに難しい。

だから

できるだけこちらが主導権を握れるよう

力強いリターンがほしいのだ。

 

だから

たまにはエラーが出ても

なるべく

攻撃的なトップスピンリターンがほしい。

 

トータルとしてどっちがポイントを取りやすいのか

どっちがブレークしやすいのか

という視点から見ないといけないのだ。

 

確実にリターンを返してもキープされるとしたら

3ゲームに1回でもいいから

うまくいったときにブレークできるように考えるべきと思う。

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だから打てそうなのに

スライスで確実にというのは

見ていて、イライラすることが多い。

 

だから

スライスリターン

特にフォアのスライスリターンは好みじゃないのだ。  テニス

 

でも

スライスしかできない時もあるので

そこまでは否定しないし

その時でも

ポイントをあきらめない技術を持つ必要はあるのだ。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:27 | 1件のコメント