カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

トミーテニス塾

水曜日はトミーインドアでのテニス塾
どうも、世間ではフォアハンドの需要が多いので
最初の二時間はフォアハンド
CIMG3656
今回はとくに
ラケット面を感じることを強調した。
フォームや腕の形などはもちろん大事なのだが
インパクトでボールをとらえる感触はさらに大事
極端なことをいうと
フォームはどうでも
フルスウィングでなければだが
面を感じることができていれば
それなりに、ボールをコントロールできる。
それプラス
腕や手首がちゃんとなっていれば
フルスウィングでも
バッチリ、OK、ということなのだ。

そして、三時間目はスマッシュとサービス
CIMG3663
スマッシュでスウィングのテンポを確認し
スピードを出し
そうそう
今回の皆さんは横向きが強かったので
早く前向きになるよう
なんなら、横向きにならないようにアドバイスした。

サービスでは
スピンのかけ方
面をはげしく、薄く入れるためのコツを強調した
CIMG3659
さっそく、ラオニッチの名前が皆さんから出てきた。
ということで探したが留守だったので
raf1302sr1
ナダルさんにお願いした。

さて、次回のトミーテニス塾は10月15日の水曜日
ぜひ、たくさんの皆さんに参加してほしい。 テニス

カテゴリー: イベント, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:18 | 1件のコメント

フォアは何を固定するのか

フォアハンドが得意な人は

腕をひねらないよう面を下向きに引き

手首を原則、固定して打つ。

 

フォアハンドがまあまあの人は

面を下向きには引けないまでも

手首だけは割合しっかりした人が多い。

 

フォアハンドが苦手な人は

手首をとっても不安定にしてしまう人が多い。

 

先に、手首を原則、固定すると言ったが

それは固定する意思を持つということ

固定する意思、感覚、でいれば

外力を受けて、いったん形が崩れても

また、再び元の形が戻ってくるのだ。

 

それはサーブの構えで

utimuki1401

こうしろといった話と同じ。

構えでこの形を作って、意識しておけば

途中で崩されても

インパクトで再びこの角度が戻ってくるのだ。

 

フォアハンドの構えで

dtarokamae1409

インパクトを想定した

安定した手首の形を作り、イメージしておく。

 

テイクバックでラケットヘッドが遅れ

1409djokftb

手首の形が少しくらい変わっても

 

インパクトでは

1409djokmae

予定通りの手首角度を作って

安定したフォアハンドを打つことができる。

 

この手首の動きは

生身の身体であれば

多少の違いはあれ

誰でも少しはあるもの。

特に、トップスピンの多い人はこれも多い。

 

松原さんはなるべくやらないようにしていると言ってはいるが

当然、しなる程度には使っていると思う。

 

大切なのは

絶対使わないことではなく

手首を固定して打つ感覚を持つことなのだ。

 

 

実は、本当に手首を動かして

フォアハンドを苦手にしている人

位置の調整を手首でやっていることが多い。

フォアハンドを安定させるためには

手首だけではなく腕全体で一調整する必要がある。

 

腕全体を動かす以上

必ず脇が閉まっているというわけにもいかない。

脇は基本的に開けるもの

たまたま、うんと打点が低いときに

脇が閉まってしまうというだけで

むしろ、しまった時の方が例外的なのだ。

 

安定したフォアハンドを打ちたいのなら

「手首は原則として固定する」 のだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:25 | コメントは受け付けていません。

ショートラリーのやり方

『butchcoon』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの詳細です。

 

カラオケ  たびたび先生すみません、もうひとつ質問なのですがわたしのサークルでも(おそらくほかの皆 様のサークルなどでもでしょうが)練習開始時は最初ショートラリー(ミニテニスともいうのでしょうか)から始まります。ある程度の時間行なった後通常の距 離のラリー、およびボレー練習といった流れです。ショートラリーのときの打ち方とロングのときの打ち方にあまり差異が無いようにというようなことを指導さ れたりとかするのですが実際はやはり違う感覚で打ってしまいます。実際のゲームのなかでショートでの練習のような局面になることがあまり無いように感じる ことと、プロの練習風景にショートを取り入れているような動画などがまったく無いということもないですがかなり少ないことから、つねづね疑問に思っている ところです。先生はショートラリーの必要性、またはショートラリーを行なうにしてもどのような意識で取り組めばよいというお考えでしょうか?ご指導のほう よろしくお願いいたします。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

まず、プロの話ですが

練習を始めるときはたいていショートラリーからです。

薄いグリップで軽く打ち

だんだん離れながら

厚めのストロークのグリップになったりします。

その辺は日本の選手の方が

最初からまじめにストロークのグリップだったりしていますね。

 

身体が温まっていない状態では

当然、軽い強度から始めるべきで

ショートテニスは必然だと思います。

ベースラインからのフルスウィングで

始めるわけはないのです。

 

動画サイトにないのは

ショートラリーを見ても面白くないからでは?

 

逆に、軽く打っている公開練習の動画を見て

フォームをうんぬんする人もいますが

試合とは状況が違い、スピードも遅く

見ても、あまり役には立たないかもしれませんね。

 

コーチの指導で

「ショートと普通のラリーで打ち方にあまり差異がないように」

という部分

ここですね、問題点は。

 

同じ打ち方だったら

同じように飛ぶわけで

本来、違わなければいけないはず。

どっかを変えているはずで

どっかがどこか?

そのどっかを間違わなければいいのです。

 

私はそのどっか

スウィング方向やフィニッシュの位置だと思います。

ここはフォアハンドの例ですが

短く打つのだから

アウトサイドインで

左下に引っ張り込み

1408gcnisikori

低いフィニッシュを取る。

1408nisikori finis

まあ、ゆるく打つ場合

途中失速して打球は短くなりますから

その分は変えなくてもいいのですが。

 

しかし実際の現場で見かけるのは

ショートで短くするために

面をかぶせること。

 

私が耳にタコができるほど言っている

「面をかぶせない打ち方」

これを崩しているのです。

 

なのに、何で大丈夫?

1本目じゃない

何本も、同じことをえんえんと繰り返すからです。

 

その後、ベースラインからラリーして

さらに後

試合の時にチャンスボールが来て気が付く。

「今日は、たまたま、かぶせ具合がうまくいかなかった」

そして明日も ・・・

 

(試合中にショートと同じ状況はここで出てくるのです)

 

ショートラリーで早いテンポで打ち合うと

テイクバックが大変

ラケット面を後ろに向けたりする暇がない場合が多いのです。

monfi1408

だから脇を締め

面を上に向けて外旋して引く方が早い

振り出す時に内旋してかぶせる。

自然にそうなっていきます。

 

だから、ショートラリーはやるべきだが

長くはやらないこと

ゆっくりやって、少し温まったら

どんどん下がる。

 

人間は最適化がうまい

特に男の子はそう。

だからショートラリーを長くやると

ショートラリーの練習をうまくこなす最適化に進みます。

それがさっきの引き方なのです。

 

ほかにもこんなこと、たくさんあるかもしれません。

練習をうまくこなすためのやり方ではなく

テニスが勝てるようになるための

練習でなくてはいけませんよね。

 

コーチとしても心しなくては。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:52 | 1件のコメント

フォアハンドの力方向

昨日の記事中、フォアハンドのスウィング方向

そして、力の入れる方向に対して

再度、『松研』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お答え、ありがとうございました。
片田舎のおじさんの質問に、真摯に
答えて下さり感謝です。m(__)m
ただ、屁理屈かもしれませんが、
答の中のナダルの手の赤い矢印が
どうしても腑に落ちません。
正しくは、一度上に上げて左脇に
引っ張りこむのではないのでしょうか?
そのまま左脇に引っ張りこんでは、
ラケットは上に上がらないで
グリップがおなかの前を通りボールを
上に上げることが不可能に思われます。
赤い矢印がどうにも解りません。
面倒と失礼を承知の上で生意気ですが、
再度プログ上で教えて頂けないでしょうか?どうしても納得で終わりたいです。
失礼の数々、お許し下さい。m(__)m

松研 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

いい質問です。

と、一度答えてみたかったんです。

そう、みなさんここが納得できなくて苦労するんです。

特に、机の上で納得できる人は

物理学者や人工衛星打ち上げの技術屋さん。

タービンブレードの設計屋さんなど

ぐるぐる回るものをいつもいじっている人くらい。

 

現場主義で納得する人は

アメリカ西部のカウボーイ

cowboy

それともこの人

kmhammar1408

円運動の場合

力を入れる方角は

円周方向の推進力? 回転力? っていうのかな?

と、遠心力に逆らう求心力の合成になります。

 

だから

「正しくは、一度上に上げて左脇に引っ張りこむ」

は全く正しいのですが

力を入れる方向と動きの方向はずれますし

時間的には

力の入れる方向が常に先

ラケットは後で遅れてついてきます。

手はすでに斜め下に向かうのに

ラケットヘッドは加速しながら上昇過程にあるのです。

 

力の方向としては

もう少し、常に円運動の中心方向にずれます。

 

人間の感覚は面白いですね

このためだと思いますが

ラケットヘッドに最高スピードを与えるためのアドバイス

「インパクト後に手を加速させるようにしろ」

と、松原さんはしょっちゅう言っているし

実際、自分でもそうしているのです。

 

そうすると

下に引っ張る手

回転半径を小さくする方向の力が

とてつもないトップスピン加速を生むようです。

 

昨日の絵では

赤矢印が1つだけだったので誤解されたかもしれません。

ずうっとあの方向に力を入れるわけではないんです。

手の位置が、あの場所、あの写真の時点では

あの矢印だということです。

 

もう少し矢印を加えます。

nadalsf130730d

ちょっと汚くなっちゃいましたが

どうでしょう。

 

円運動では

こうやって、内側に向かって力を入れないと

人工衛星も宇宙に消えて行ってしまうし

テニスではボールがベースラインはるかに

消えて行ってしまうのです。  テニス

 

 

そういえばカウボーイの写真を見ていて気づいたこと

丸くした輪の途中を持っている

western_cowboy

これが遠心力で

飛んでいく途中で輪を膨らませるコツなのかもしれない

昔、うまくできなかったのはきっとこれ

もう一度こどもに戻れれば

ヒーローになれるのだが。  ウマ

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:18 | 3件のコメント

フォアの深さコントロール

『松研』 さんから、フォアハンドの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  はじめまして。いつも拝読させて頂いています。m(__)m
フォワハンドの話、大変勉強になります。
私には、昔から非常に考えていることが
あります。インパクトの後にどういう考えで
振り抜けばいいのか?ということです。
あまり力を入れないラリーをした後に
ウィナーを狙ったら、ことごとくラインを
オーバーします。多分インパクトの後の
力の入れかたが、間違っているからだと
思います。松原コーチが推奨される
アウトサイドインの法則の中でも、
どの部分のところで力を入れれば
力の強いいいドライブが掛かるのでしょうか?
ぶしつけで突然の質問ですみません。m(__)m

松研より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

みなさん、トップスピンというと上に振ると考えているようです。

確かに回転でいえばトップスピンというくらいだから

上向き成分が多いことは間違いありません。

 

だけど

打球の要件としてスピン以外のことも考えなくてはなりません。

つまり

打球の打ち出される方向。

その方向を自在に打ち分けられるかというのが

一番大切な部分。

 

アマチュアの方によく見られるフィニッシュが

肩の上、首に巻き付けるようなフィニッシュ。

shara1408skr

女子選手にはよく見られますが

男子プロではほとんど見かけません。

男子だと飛びすぎてアウトするのでしょうね。

 

もしここにしかフィニッシュができないのであれば

深さの打ち分けはとても難しくなります。

 

短く打つには下へ打たなければならないし

深く打つには少しばかり上に打たなければならないからです。

 

男子プロたちが採用しているのが

上体左横へのフィニッシュ

1408nisikori finis

それを可能にするワイパースウィング

そして、ワイパーの振り上げ方向で

飛び出し角度を調整する。

nadalsf130730c

それと力の加減ですが

プロを見ていて感じるのがインパクト後のスウィングのすごさ。

インパクト後、加速しながら左下に引っ張り込むのです。

 

力の方向ですが

ナダルの写真で

緑色と黄色がラケット面の動き方向

黒と水色が手の動く方向

どっちの色が深いショットなのか?

それとも浅いのか?

考えてみてください。

そしてなんと

おおざっぱですが、赤色が手の力を入れる方向なのです。

 

もちろんこの方向に振り抜くためには

インパクトで上体が前向き

1408nisikorifor

そうするとインパクトは

1408djousiro

 

ですよね。   テニス

 

そういえば

さっき、東戸塚のリトルクラス

うちの期待の星の一人、S君がこれで悩んでいました。

アウトを怖がって

ちょっとビビっていたから

これを囁いてあげたら

明日はすごいやつに変身できるかもしれません。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:42 | 1件のコメント

フォアハンドの手首

『butchcoon』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   いつも参考にさせていただいています。シコラー対策勉強になりました。自分のサークルにも非常に粘り強くシコるかたがいらっしゃるので参考になりました。
そして先生にまた別の質問なのですが、以前先生が参考になるフォアハンドのお手本選手にソダーリン(いまは戦線に復帰できていませんが)をあげていらっ しゃいました。非常にシンプルなフォアハンドですよね。そこでもうひとりグザビエ・マリス選手のフォアハンドも同じように腕打ちの代表格に見受けられるよ うに思うのですがいかがでしょう。先生のご意見を伺いたくおもいました。一応URLを。https://www.youtube.com /watch?v=YFMCwutws58   彼の練習風景です。

butchcoon より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「非常にシンプルなフォアハンドです」

というのはほぼすべてのプロ選手にいえることだと思います。

でなければ、プロの忙しく強烈な打ち合いについていけない。

 

その中で、私がなぜ、ソダーリンに注目するのかというと

手首の形を変えないからです。

だからフラット気味の強烈ショットが打てるのです。

 

ほとんどのプロは

手首をしならせることにより、ラケットを走らせ

スウィングスピードをアップさせたり

スピン量を増やしたりしています。

 

特にこれはトップスピン量の多い選手に

より多く見られる特徴です。

 

なぜなら

手首を動かすと面が狂いやすく

特にフラット気味にたたいた時にエラーになりやすいからです。

 

松原さんはテニスコーチ、解説者として

他の人たちに見本を見せる必要があり

それと女子選手を教えることもありますので

手首を使わないフォアハンドを心掛けているのです。

(男子プロにはソダーリンくらいしかいないのかも)

ラケット面の向きをあまり変化させないで打てるなら

そうゆう才能や力がある人はプラスアルファを求め

または、フェデラーやニシコリにあこがれて

手首を使ってもかまいません。

そこまでの才能に恵まれない人でも

まねして、大丈夫なように

松原さんはやっています。

だから、フラットにも打てるのです。

 

さて、前置きが長くなりました。

マリス、マリッセでしょうか、ベルギーの人ですよね。

この人はむしろ手首動かしのトップスピン派だと思います。

これはジョコビッチのテイクバックですが

djok1408ftekubi

手首がインパクトと同じ形なら

この時点でラケットは赤い線のところに来ると思います。

インパクトの写真と比べてください。

djokfr1408imp

さて、そうゆう目で次のマリッセの動画を見てください

40秒くらいするとスロービデオの絵が出ます。

(その後、次の2人も手首をよく見てください)

かなり手首を使っているのがわかると思います。

彼はジョコビッチ側の人だと思います。

 

蛇足になりますが

私が最も恐れることは

手首を使ってものすごいスウィングをし

さらにフラットでものすごいスピードにすることです。

いつか安定して入るようになると思うのは

大いなる錯覚?

 

これはナダルはもちろん

ジョコビッチにもフェデラーにも

そして、別方向のソダーリンにもできないこと。

 

これを実現した人は

世界チャンピオンになるか

一生、未完の大器と呼ばれるか

どちらかだと思います。    テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:21 | 1件のコメント

クローズドスタンスで打ち分ける

『れねしす』 さんから

走らされた時のコントロールに関する質問です。

以下がコメントのその部分です。

カラオケ  動画をとって気付いたのですが、横方向に振られてボールを打つ時、私も娘もスクエアスタンスで打っているつもりが、かなりのクローズドスタンスで打ってま した。 そのせいか、娘はストレートに打とうとしても、少しボールが右(フォアの場合)方向に飛びます(私は身体の回転で無理やりストレートに打ってま す)。前に近づきながら打つ時は、大丈夫です。 よくボールには後ろからは入れと言われますが、球出しならともかく、実際のラリーでうしろから入るってで きませんよね。
軸足をもう一歩先におけばいいのでしょうが、癖になってしまったボールとの距離を変えるって難しいですよね。
何かいい練習方法はありませんか。

れねしす より

水瓶座  私の答えです。

意地悪な言い方ですが

止まって打つのが基本と考えるからこうなっちゃうのです

後ろから入ってスクエアーでなんて

実戦では、ほとんど見かけない風景だと思います。

たまたま近くにボールが飛んできた時だけです。

shara1408skr

遠いボールに対しては

ステップしながら

動きながら打つことを癖にすれば簡単に解決します。

特に横方向に動くときは

動くことを利用すべきで

その方が易しい。

動くことが位置を正確にするし

動きをパワーに変換することもできるからです。

 

ボールの後ろにステップしながら

入り込むように打てば、クロスに持っていくのは簡単です。

 

止まって打つ方が難しいのは

シコラーと対戦すればよくわかると思います。

 

さて、打ち方の話

横に動いたらクローズドスタンスか

オープンスタンスがふつう

男子プロはほとんど

女子でもかなりの確率でオープンです。

無理してスクエアーにするとバランスを崩します。

走りこむ方向に足が1本ほしいのです。

 

クローズドの場合

走らされた方向に素直に左足を踏み込み

shara1408fr

左足を軸に右足をボールの後ろへ

ステップしながら打つのです。

 

バックでも同じこと。

shara1408bk

左足はステップしていくもので

shara1408bkf

残してしまったら

とても窮屈になります。

「動きながら、ステップしながら打つ」 を標準にするべきです。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 19:57 | 1件のコメント

手首のしなりや

昨日は暑い中

埼玉県所沢からMさんご一家が

1時間のプライベートレッスンに

はるばる、松原テニスクラブ印西まで来てくれた。  晴れ

中学生のお嬢さんのストローク

フォアハンドの振りきりと

バックハンド安定のためだ。

 

今日はこのプライベートレッスンを振り返り

Mさんご一家に理解を深めてもらい

これからの参考にしてもらうこと

そして、他の皆さんにも

さらにストロークの理解を深めてもらうための参考にしてもらいたい。

 

さて、さっそく打ち合ってみると

フォアバックとも手首が柔らかく

手首から先が自在に動いている

このため

フォアハンドではパンチが足りず

バックはかなり不安定になっている。

 

実はバックハンドは両手で打つため

スウィングが急加速状態になる

手首が柔らかすぎると、面が不安定になりやすいのだ。

だからプロのバック、手首はかなり固い。

date1407

左手の手首を固定すると

相手から面が見えるくらい。

 

手首を固めてしならせないつもりでも

それなりにしなるので

意識的に、しならせない方がいい。

 

レッスンの最後に

ガチガチに力んで、固めたまま打ってもらい

かなり安定していた。

形としては理解してもらえたと思う

後は当分の間、意識して繰り返すしかないと思う。

だんだん余分な力みは

自然に抜けていくので

しばらくは力みすぎ状態でやってほしい。

練習法として、後でフォアハンドでも触れるが

ドライブボレーをするといいだろう。

それとガンガン打ってくる男の子とラリーすること。

 

フォアハンドについては

振り切れない

ハードヒットしきれない原因は

ボールとの位置取りにあると診断した。

要は思いっきりスウィングしたときに

ボールがここにあればいい

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

ということ。

 

それとフルスウィングするときには

フォアの方も、手首を緩める余裕はないだろう。

aza1407

この手首を固める練習が

ドライブボレー練習、目的の一つなのだ。

 

もう一つの原因が

インパクト直前の上体の向き

前向きになり切れていない。

しっかり前向きになっていないと

フルスウィングの空間がないのだ。

 

だから前向きになれるよう

スウィングも鋭くなるよう

高い打点のワイパー練習から入り

低めの打点でも左側に引っ張って振り切れるように

繰り返し練習。

 

次が本題の位置合わせ。

いつもこのブログを読んでいる方ならご存知の表現

「ダッ、ダ、ダ、ダ、グウッ、バシッ」

要は

細かい位置合わせタイミング合わせの足が前半にあり

最後は大きな踏み込み、グウッ、で踏ん張り

飛び上がるようにして、バシッと打つのだ。

Brisbane International 2010 - Day 5

この位置決めが完璧なら

フルスウィングできるし

早めに足が止まり

最後の調整が小手先になれば

全身でのフルスウィングなど夢のまた夢。

 

練習としては

バスケットリングへの、ジャンプ  (のまね)

自分がすでにできることを納得してもらい

サービスライン後ろで

素振りそして、球出しで練習。

できることを確認したらベースラインへ。

クロスに気持ちよくバシバシと打ち込んでもらった。

 

そして次は

居る場所に来た時も踏ん張って飛び上がる

これは逆クロスに打ってもらった。

 

このフットワーク

理屈では簡単だが

やり続けるには強い意志がいる。

それとやっていない人たちの中に入ると

自分だけが変な奴と思われちゃうかも。

 

でもチャンピオンになっちゃうなんて

大抵変な奴。

強い意志で

そうまでしても勝ちたいという意思で

ぜひ、身に着けてもらいたいものだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 日記, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:35 | 2件のコメント

高い打点は少し苦手

フォアハンドストローク

低い打点ならうまく打てるが

高い打点は苦手という人が多い。

 

高い打点がなぜ難しいのかというと

力が入れにくい

脇が空いて不安定になりがち

そもそも、脇を開ける気がない

上体をより前向きにする必要があるが、

しっかり横向きの人には、間に合わないことも多い。

つぎに、最初から、高い打点に振り出すスウィングを想定していない

(昨日の話はこれ)

その辺をうまくやれば

nadal1407fr5

そう、それともう一つ

腕が上がることにより

打点が体の中心線から遠くなり、その分難しくなるし

難しいと思ったとたんに不安感が増す。

これが一番大きいかも。

 

低い打点なら

nadl1407fr4

顔つきも穏やか

腕も楽だし

打点も近い

振り子を利用してスウィングも楽に振れる。

 

だが、テニスではいやおうなしに相手が打ってくるわけだし

低い打点、イコール、ずうっと後ろの方で打つことにもなりかねない。

ちょっと高いスウィングで素振りするだけでも違う

ほんのちょっとの努力でいいからでいいから

高い打点になれ、困らないようにしておこう。

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

高い打点を

そこに来るボールをイメージし

遠目に立ち

高めに構え

前向きの姿勢を作り

高い打点でジャストミートの素振りをしておく。

 

そう、ちょっとの努力

艱難辛苦に耐え

上の6行をしっかりイメージして

集中して、ジャストミート、5回の素振りしてみよう

それを3日 ・・・

 

来週には、高い打点が好きになっている

かっこいい自分に出会えるだろう。    テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 練習法 | 投稿者松原コーチ 22:59 | 2件のコメント

打点もイメージ

昨日、東戸塚松原テニススクール

小学生たち、リトル上級クラスでのこと。

女の子が一人、フォアが安定せず苦労していた。

インパクトのラケット面が安定しないのだ

構えから、インパクトの手首角度を作り

そのままテイクバック

そのまま振り出すことにより

そしてそれを素振りからやることで

簡単に一件落着

と思ったら

空振り。

悪い方向へ行ってしまった。

よく見ると

ボールは腰以上高く弾むのに

スウィングは膝の高さで振っている。

kimrsf1407

(もちろんこの人は本人ではない)

素振りの時はタイミングを合わせているが

高さを気にしていない。

単に楽なスウィングをしているのだ。

もちろん、小学生の女の子

腕の力がないのでしょうがない部分もあるのだが。

 

仕切り直し

「どの高さにボールが来るの?」

と聞くと

実はわかっている。

じゃあボールの高さも同じにして

ジャストミートで素振り

その後、見事に打てたのはもちろんだ。

TENNIS-GBR-WIMBLEDON

(もちろんこの人も本人ではない)

本当にボールを想像してみるのは

実はけっこう難しいというのが分かった。

段取りも省略しないよう気をつけねば ・・・

 

確かにストロークであれば

いろいろな高さに来るし

特に球出しであれば

こちらが彼女のスウィングに合すこともできるが

ラリーだとどうしても高く弾んでしまう

打たないでボールの軌道やタイミングを見せる

というステップも必要なのかもしれない。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:27 | コメントは受け付けていません。