カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

フォアの手首をそらせない

手首を柔らかく使うあまり

手が甲側に反り返ってしまうとエラーが多くなる。

 

わざわざ、手首を緩めなくても

人間の腕は、そんなに固くは無い

固定するつもりで充分柔らかいのだ。

1405nadal

ちゃんと面を下向きや後ろ向きにしているつもりなのに

ボールがすっぽ抜けてしまう人は

ラケット面が遅れないよう

手が後に反ってしまわないように気をつけてみるといい。

nadal1405a

  (さっきと手首の角度、シナリ、変わってないでしょう)

ぜんぜんしならせないつもりでちょうどいいくらいかもしれない。

一回ゴチゴチニして

それから、少し力を抜いてみればいいとおもう。

nadal1405b

  (さっきと手首の角度、シナリ、変わってないでしょう)

nadal1405c

  (さっきと手首の角度、シナリ、変わってないでしょう)

そうなんですよ。  テニス

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:09 | 1件のコメント

低く短いサーブのリターン

フランカー』 さんからリターンの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  リターンについて教えて下さい。
ここ最近、私の対戦相手は中高年の方が多くて、厚めのグリップから曲がりは小さいスライスサービスを多用してきます。
スピードはないけれど、跳ねない嫌らしいサービスです。
叩くと、ロングアウトしてしまいます。

これを上手くガツンと返すにはどういうスイングをすればいいか教えて下さい。
サイドスピンでナダル打ちが安全策でしょうか?

フランカーより

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

低くて短く入るサーブ

たいていの人には一番叩きにくいサーブでしょうね。

しかもサーブを打つほうはとても簡単。

私が以前、「フローターサーブ」といって、紹介したサーブですね。

 

強く打つためには

おっしゃるとおり

「サイドスピンでナダル打ち」 というのはひとつの回答です。

 

もう1つは、低い位置でのワイパースウィング。

フルスウィングしちゃいます。

これが一番強烈。

しっかり下向きのテイクバックから

アウトサイドインのスウィングで

手の位置低め

腰の高さくらいを中心とした低いワイパーで捉える

そして低目への強いフィニッシュ。

なかなか、いい絵がないのですが

これが一番近いイメージ

ナダル打ちじゃないナダルです。

365ネットの連続写真へのリンクを張っておきます。

ただし

上の二つの回答はヘビートップスピナーが大前提。

「フラットだとちょっと怖いので、スピンがかかるといいな」

なんて思っている人には無理。

「スピンの掛かりやすいラケットやストリングはどれかな」

なんていっている人にも無理。

ベースがトップスピンで打てる人が大前提。

どんなラケットでも、ストリングでもスピンはかかっちゃう。

男子プロは全てこうゆう人。

常にすごいトップスピンを打ち

余裕がある場合に回転を減らす。 減らさない人も多い。

 

そしてその人たちに短く打たすアドバイスが

アウトサイドイン

さらに、低い位置へのフィニッシュなのだ。

 

実は先日の印西、チーム戦春の陣で

優勝チームの男たち、3人にした体験プライベートレッスンもこれ。

彼ら3人とも基本的にトップスピンは打てている。

ソレをウルトラ短いところからでも

しかもフルスウィングで打つというレッスンだったのだ。

 

だから、彼ら3人には今後、フローターサーブは通じない、ハズ。

いや、一人、ナンバーワンのU村さん

彼はサウスポーだったので

スライス気味に、バックに滑らせてやれば少しは効くかも。

 

さて、じゃあそのバックはどうしたら?

ソレは次回にまた。

 

そうそう、フラット性のフォアがベースで

私が無理と言った人はどうする?

 

スライスライジングのアプローチが効果的。

足元に打ち込んで

  (相手のポジションによらず足元)

サーバーより先に前に

次を必殺のボレーでかたづける。

 

サーバーよりもパートナーよりも早く前に出たからといって

テニスではオフサイドにはならない。

これが大多数の人に対する、現実的な答えカモ。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 18:18 | 3件のコメント

フォアのグリップとフィニッシュ

『momotaro』 さんから質問をいただきました。

フォアのフィニッシュについてです

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。いつも参考になる記事ありがとうございます。一度、サーブとスマッシュのレッスンを受けてみたいものです。

昨日の記事での、エナンのフォアハンドのフィニッシュの位置で、ひっぱたく時は、ここまで持っていくとのことですが、これはグリップに関係なくでしょうか。
私は、イースタングリップなので、いわゆるワイパースイングができず、(手首をぐっと折れば可能なのでしょうが)、どうしても肩の辺りになってしまいます。

momotaro

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

ひっぱたく時に

エナンは上体の横に持ってくるという話ですね。

 henin1404fs

もしひっぱたくのだとすると

当然

インパクトのラケット面は垂直

下向き、または面が後ろ向きになるようにテイクバックして

フィニッシュは上体の左横ということになりますね。

これは基本的に

ウェスタングリップのエナンだけではなく

フルウェスタンの錦織でも

イースタングリップのフェデラーでも同じことです。

 

どんなグリップでも

アウトサイドインのスウィングで

つまりワイパースウィングで引っ張り込まなくては

力が入りませんし

肘や手首の角度をそのグリップなりに調整して

下向き、または面が後ろ向きになるようなテイクバックが必要です。

「イースタングリップなので、いわゆるワイパースイングができず」

ということですが

イースタンでワイパーができないなんてことはありません。

単に腕の向きの問題だけで

私はコンチネンタルでもワイパーで打てます。

もちろん厚いグリップほど

力任せに打つことがやりにくいということはありますが

単に今までの経験や感覚にないだけのことだと思います。

 

(手首をぐっと折れば可能なのでしょうが)  とありましたが

そうしてもいいんじゃないですか

フェデラーはそうしています。

ffederer140427

思い切ってワイパーをやって見たらいいと思います。

手首も折ってみればいいのです。

その感覚がないので他の方法でトライしている人が多いようですが

それでできるくらいなら

すでにプロの何人かがやっているはずです。

少なくとも私にはできません。

もし簡単にできるならテニスの技術史が変わるほどの出来事です。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:10 | コメントは受け付けていません。

飛び上がるための前提

フォアハンド、飛び上がって打てば

そして、その姿勢がまっすぐで

tennis080122

上体が前をしっかり向いて

ラケット面が決まっているなら

エラーするわけが無い。

 

しかし、あくまで、「ラケット面が決まっているなら」

飛び上がってフルスウィングをするのに

面を被せながら

ヨチヨチと調整しているひまは無い。

 

腕を調節しなくても言いようにしっかりとラケット面を下向き

daniel1404ftb

または、しっかり後ろ向きにテイクバックして

kurai1404ftb

そのまま振り出すだけで、インパクトに

垂直面が出てくるようにしておかなくてはいけない。

 

後は、必要な距離を正確にだすため

フィニッシュの位置を決めるだけ。

 

これで、エラーなんか、するわけがない。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:07 | コメントは受け付けていません。

ゆるいボールを叩く

『れねしす』 さんから、お嬢さんのテニスに対する質問です。

以下がそのコメント、2件の全文です。

 

カラオケ  今日の解説で合点が行きました。
R子さんと同じく、低めのボールの速いボールは打ち返すのが得意です。元々、スピンがすくなめの僕と打つ際、比較的強めに打っても、対等以上にいいボールを返してきます。これまだは、てっきり、ラケットの性能がいいので、当てればうまく返るからだと思っていました。
試合でも、速く低いボールを打つ相手には、きちんと打ちあって勝つし、スピンがよくけてくる相手でも、ライジングでたたいて勝てます。しかし、当てるだけのぽーんと返す相手には、とことん弱くミスを連発しよく負けます。
確かに、うちの娘、以前からボールに近づきすぎる癖があり、練習でも球出しを遅くすればするほど、ミスが増えます。ミスする時、近づきすぎて、ボールとの距離が変な感じで窮屈そうに変な打点が打っていることが多い気がします。

で、質問です。
試合では、当然緩いボールがきます。そんなボールに対して近づきすぎず、見込みで振るようにするには、どんな指導・練習をすればよろしいでしょうか?

れねしす より

 

追加
練習で、構える暇もないようにポンポン球出しをするような練習をすると、ミスは少ないです。よく見ている余裕がないからですかね。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

「ミスする時、近づきすぎて、ボールとの距離が変な感じで窮屈そうに変な打点」

というのは

自信がないからなのではないでしょうか

自信がないから、しっかりボールを見て

しかも、不安で近づきすぎちゃう。

腕が縮んでいるというのは結果ですが。

だから、自信が出てくれば自然に解消するでしょう。

 

相手ボールが速い方が簡単なのには

2つ理由が考えられます。

1つ目はボールが重いこと。

ボールがしっかりラケット面に食い込んでくれるので

打球方向が安定しやすい。

だからフラットに叩いても入りやすい。

ホントは、ゆるいボール、軽いボールであっても

面が狂わなければ大丈夫なはずなのですが

相手ボールに威力がないと

ソレもつい緩みがちになりやすい。

 

もう1つはしっかり押してしまうからエラーすること。

早く足が止まり、ひまがあると

  (コーチが押せと言ったからかもしれませんが)

身体で押すことで

姿勢が狂いがちになりやすく

押すこととスウィングの合成で

ラケットの動きが平面的になり

トップスピンの量も少なくなりがちになる。

 

この2つの悪い原因をなくすには

少し力み気味でもいいから、手首をしっかり固定する。

お体重移動で打つのではなく

前方向の動きをしっかりブロックして

身体は回転系で使い

いい姿勢を保つことです。

 

ソレと、決め手は3つ目のコツ。

 

「ダッ、ダ、ダ、ダ、ダ、ギュウ、バシッ」

 

これはフットワークのイメージ

前半の「ダッ、ダ、ダ、ダ、ダ、、」は細かい脚の動き

ボールとの距離位置を完璧に決めて

大股ステップの 「ギュウ、」 で踏み込み足を決めてふんばり

空中に飛び上がって

「バシッ」 でインパクトです。

 

「エアーケイ」 を知っていますよね。

1404aerokei

基本的にはアレ

ただ、あんなに高く飛び上がる必要は無く

踏ん張った勢いで、足が少し空中に浮く。

Brisbane International 2010 - Day 5

プロでも、特にクレーコートではみんな飛んでいる。

これが全身パワーを一番発揮する方法でもあるからです。

しかもコントロールにも一番いい。

ハードコートでは

飛び上がるほどのひまがなければ

位置決めして、踏ん張ってヒットです。

 

飛び上がるようにすると

最後の踏ん張り足の位置まで

最後の最後まで位置あわせができます。

しかも前に押さずに

回転系の身体の動きで

美しいいい姿勢のまま振り切れるのです。

henin1404fs

もちろんフィニッシュはココ。  

エナンもクライシュテルスも、もちろんケイも

完璧なボールとの距離、完璧な姿勢です。

練習法としては

ボールを想像し

そのボールを飛び上がって振り切る素振りです。

次に球出しで

そしてラリーで打てるようにする。

 

ラリーで、基本的に、この打ち方が普通の打ち方になれば、彼女はプロです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:01 | 2件のコメント

そこそこ速いほうが

日曜日、下川井テニスクラブのレッスンは松原さんの担当

昨日の2時間目のこと

ここには、まだ初級者のR子さんがいる。

彼女のフォアハンドがまだ安定しない。

特に慎重になると

打点に近づき過ぎて、面の手前に当ててしまう。

しかし、私はしばらく前から

彼女が速いボールにはタイミングを合わすのが上手いことに

気付いていた。

基本的に運動神経はいいのだ。

 

だから、昨日のレッスンでラリーしたときに

意識的に、低めの速いフラットボールを送った。

これが成功

とても美しいラリーが続いて

あちらも満足

私も満足だった。

 

実は、低めの速いボールというのは

打点が低くなるので

打点が近くになりやすい人でも打ちやすい。

 

そしてもう1つ重要な問題が隠されているのだ

ソレは、見込みで打つこと。

 

ゆるいボールだと打点のかなり近くまで

じっくりと見ることができる。

しかしじっくり見て

そこへあわせようとすれば

少しではあるが、やはり振り遅れる。

そして失敗解消のため、よく見ようとするあまり

さらに近づき、面の手前に当てる。

失敗するとさらに近づき、もっとドツボにはまる。

悪循環にはまるのだ。

 

実はこれは私のフォアハンド、動画から切り取った物

相手は、球出しのコーチで

私に恥をかかせぬように、しかも弾むように

ゆるーい球出しなのだ。

í0ó0°03ÿ7ÿ

今まさに振り出すところ、でもボールは画面に入っていない。

í0ó0°03ÿ7ÿ

2m前方のボールにたいし、ラケットはもう振り出し始めている。

í0ó0°03ÿ7ÿ

半分振り終わったくらい。

í0ó0°03ÿ7ÿ

インパクト。

ゆるい球出しにフルスウィングの速いラケットだし。

なのに、こんなに早めに振り始めているのだ。

打点まで見きわめていて、スウィングが間に合うわけが無い。

これがテニスの現実なのだ。

 

じゃあ、R子さんの場面に戻る。

速いボールだと?

ちゃんと見て、当てることをあきらめる。

打点まで見ても間に合わないので

仕方無しに

見込みで、あてずっぽうで打つ。

これが見事に当たる。

元々、人間にはこのくらいの能力はある。

ちょっと、ヒントを与え

ボールを想像して

素振りの1つもしておけば

まして、若くて、普通以上の運動神経を持つ女性。

上手くやるだろうとは思っていたが

まさに思う壺。

上手く打てて、にっこりしてくれれば

こちらも名コーチになった気分に浸れるのだ。

 

さて、冗談はともかく

なるべくゆるく送ってあげるのがコーチの常識。

そのほうが易しいはずなのだが

実はソレ

サービスライン内のショートラリーくらいが限界

深くなれば、それなりのスピードが無ければ

ボール自体がそこまで届かない。

元々うんとゆるくはできないのだ

そうなると惜しくも

じっくり見ているひまはナイのだ。

スポンジボールやソフトテニスのボールなら

バウンド後にスピードが落ちていくのでいいのだが

テニスのボールはバウンド後も

それほどスピードが落ちない。

むしろ近くに来ると、よく見えるので

加速してくるように見えてしまうのだ。

 

テニスのボールはどっちみち

見込みでなくては打てない。

 

だったら割り切って

そこそこに速いボールを送ってあげよう、というお話。  テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:39 | 2件のコメント

トップスピンの割合

フォアハンドだが

トップスピンの必要量はどれくらいなのだろうか?

 

体勢のいいときはフラット気味に打ち

苦しい時やアングルに打つときはスピンを必要なだけかける。

プロはこんな風にやっていると思っている人が多いかもしれない。

 

だが

実際は、大抵のボールをトップスピンで打ち

よっぽどの時だけ、スピンを減らす。

djok1404frsisei

こんな体勢だと、むしろ一番スピンの少ない時かも

スピン量が多いのは

フラットに叩くエアーケイが看板の錦織ですらそう。

1404nisikorifor

ナダルのようにどんな時もほとんどスピンを減らさない人もいる。

それほど

プロにとってさえ

フラットに打つのはリスキーで勇気の要ることなのだ。

 

松原さんの場合

スピン量の多い人と思われているようだが

最近は年をとったのでずいぶんとおとなしくなった。

あくまでも自分の感覚だが

普通の男性相手のラリー練習では

エネルギーの30~40%がスピン

60~70%が前に飛ぶ力と思って打っている。

 

ところが試合だと

60~70%がスピン

45度以上の角度で振り上げ、こすり上げ

感覚的にはほとんどスピンにエネルギーを使い

ちょっと余った分で前に飛ばすつもりなのだ。

それでも、若いころに比べればはるかにスピン量が減っている。

おとなしくなった年寄りにしてからがそうなのだ。

若いころは80%以上と思って打っていたこともあるのだ。

 

じゃあ近頃の若いもんはどうだろう?

私が気にしている、「若いもん」

西岡良仁

1404nishiokaus

ダニエル太郎

danieltaro1404

打球直後のボールとラケット面の高さの差

そこからスピン量の多さが伝わってくる。

近頃の若いもんもなかなかやる。

 

「スピン量を増やしたらスピードが減る」 って?

スウィングスピードを上げて

半分以下のエネルギーでも充分なほど

めちゃくちゃ早くすればいい。

えっ、「それじゃ疲れちゃう」 って?

タクサン練習して

タクサン飯を食いなさい。

nadal1404

 

きっとナダルはそうしている。    テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:40 | コメントは受け付けていません。

深いボールとは

深いボールとは

ベースライン内に入るボールのこと。

ベースラインを超えたら、深いボールとは言わない。

 

ボールを深く打つのがいい

というのはテニスの通なら常識

コーチがそう言うと、皆さんうなずいている。

私の同業者にも

いっしょに大学チームを教えている時に

「深く打て、アウトしてもいいから絶対にネットするな」

と叫んでいたコーチがいた。

そんな怖いこと、試合でできる? 思える?

 

皆さんは

「深く打てなかったので負けた」

という経験をしたことがあるだろうか?

私には覚えが無い。

逆に

「アウトしたから負けた」

という経験ならいっぱいある。

 

現代のテニスは

トップスピンのストロークが主流。

ソレはアウトしないため。

 1404nisikorifor

フラットに打ったほうがスピードは出る

もちろん常識

でも練習の時の話し

それとも机の上で考えた話。

現実に、本番の試合では

アウトが怖くて、こわごわのフラットより

強烈に振りぬいたトップスピンのほうが速いかも。

nadal1404

ナダルがフレンチの打ち合いで

時々サービスライン内に打ち込むのは誰でも知っている。

それでもやっているし

打球が浅くなりがちな彼が、世界のトップに君臨しているのだ。

 

私はトップスピンに変えてから

  (もう、それから30年以上たっているが)

やっと、試合で安心して打てるようになった。

 

面白いのだが

トップスピンになってから

「松原さんのボールは深いですね」

と言われるようになった。

 

ソレは安心して打てるようになったから。

ベースラインを超さないという自信があるから。

私自身は

「ベースラインよりも浅く打とう」 と思っているだけなのだ。

 

深いボールとは

ベースライン内に入るボールのことなのだ。   テニス

 

さてトップスピンとは、どれくらいの量かけるもの?

ソレは次回に ・・・

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:07 | 2件のコメント

フォアのフィニッシュ位置

『龍之介』さんから、フォアハンドのフィニッシュについての質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
いつも参考にさせていただいております。
フォアハンドで質問なのですが、
フィニッシュは、肩のところでなく、腰にくるのが好ましいと言われてると思います。
ただ、プロでも、ベルディヒなどは、ほぼ肩の上に来てるのですが、これはスピン量が少ないんでしょうか。自分的にも、どちらかというと肩のほうがしっくりいくのですが。

龍之介 より

 

 

 

私の答えです。

アウトサイドインの引っ張り込むスウィングをする

ヘビートップスピンを基本ショットに持つ

大多数のというか、ほとんどの男子プロは

フォアハンドのフィニッシュは上体の左に持ってきます。

いわゆる、ワイパースウィングです。

その高さも

打点の高さや打ち出す高さによって変わってきます。

スピン量によっても変わります。

berdi1403

実は、スピードを控えめに、スピン量も少なめに打つと

私の場合もフィニッシュは左肩の上に来ます。

「ベルディヒなどは、ほぼ肩の上に来てる」

というのもそうでしょうね。

しかし、それも上体左側フィニッシュのバリエーションの1つだと思います。

 

じゃあ、左肩の上でいいのかというと

そのスウィングだけでは

1種類の打ち方しかできなくなり

スウィング方向やスピン量、スピンの方角が一定になってしまい

狙いが定まらなくなるのです。

いや、定まってしまうというのが正しいのでしょうか?

 

ベースライン後方から相手ベースライン深くへなら

飛距離が長い

それしか打たないなら、そうゆうこともできますが

テニスでは色々な深さや向きに打てなくてはプロでは勝てない。

浅いところから打ったり

鋭角に打ったり

トップスピンロブだったり

色々なフォアハンドを打つには

色々な要素を変化させやすい

ワイパースウィングを使った

上体左横のフィニッシュが使いやすいのです。

 

というか

それ以外では成立しないと思います。

もちろん、ナダル打ちもありです。

 

最初に、アウトサイドインのスウィングで

ヘビートップスピンを基本に持つプロ

と書きましたが

アウトサイドインでなければ

プロのようなハードヒットは無理ですし

アウトサイドインで引っ張れば

プロにとって、左横のフィニッシュは必然なのです。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:48 | コメントは受け付けていません。

ライジングフォアのコツ

『makotasu』 さんから 「への2号電撃作戦」 への質問。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  なるほど、、、ライジングショットですか。なかなかハードル高いですね。。。

私はどちらかと言うとバックハンド(両手)のライジングはまあまあなのですが、フォアは全くダメです。フォアのライジングは、合わせるだけで終わるか、それよりも待ってしまうことが身に付いてしまっています。

フォアのライジングのコツなど、ありますでしょうか?

makotasu

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「バックハンド(両手)のライジングはまあまあ」

ということはライジングに対するタイミングや

身体が入っていくことに対しては

できるということですね。

つまり、同じことを反対側の片手でやればいいということ。

 

一番簡単なのは

フォア側を両手で持って打ってみる。

多分、すぐにできると思います。

そしたら、左手を離して実行です。

 

早めに横向きを作り

体当たりするようにライジングボールに向かっていく。

それで打てちゃうはず。

えっ、なのに片手に戻すとできない?

 

一番影響するのは、テイクバック。

両手だとシンプルに引く。

krais1403tb

余計な要素がないから

1403clijsrb

なのに片手、特にフォアハンドは

追いついてから引き始め

しかも面が上向きになったりしている

1403ngtb2

面を被せて振り出して

なんてやっていたら

ライジングどころじゃない。

 

 

結局、またまた

フォアハンド初級口座になっちゃうのですが

手首の形を作り

1403kamae

外旋しないように

面を下向きにテイクバックしながら、打点に迫り

1403oktb

  (追いついてから引くでは、ブッブー)

そのまま、体当たりしながら、スムーズに振る。

ということです。

 

そうすれば両手で打てる人なら

フォアの片手打ちのライジングも

できちゃうのではないでしょうか。

 

練習法としては

ボールを想像して、それにアタックをかける素振り。

素振りで上手くできるなら

後はバッチリ、簡単なはず。

 

 

もしかして、浅いところから打てないという理由だったら?

多分、ここ2,3回のうちにはやる予定の

「フォアのフィニッシュ」 の話を参考にしてください。   テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:18 | コメントは受け付けていません。