日本車いすテニスチームナショナルコーチの中澤吉裕は全米オープンで単複アベック優勝を果たした国枝慎吾(日本)、上地結衣(日本)について以下のようにコメントしている。
「国枝選手、上地選手、2名の車いす世界チャンピオンが日本人であることに、同じ日本人として誇りを感じさせて頂いています。
国枝選手は、肘の手術からの再度頂点に上り、更には現在も世界を引っ張り続ける存在として君臨。上地選手は、世の中から見ると急成長と思われますが、しっかりと実力をつけてきた過程があっての世界トップだと思います。
2名のスーパースターに共通すると私が思う強さは、空間の使い方だと思います。少し詳しくお伝えすると、『時間の使い方』の天才です。
天才と書きましたが、最初から天才だったのではないと思います。勿論、天才になれる要素は十分あったと思います。天才と言われるまでの努力が裏側にあることが、2名の力の源だと思っています。
日本を代表する2名のスーパースター。世界でもリスペクトされている2名です。これからも、走り続けて記録更新をして下さい。
車いすテニスが、日本テニス界を盛り上げる。テニスには、壁がないことを証明してくれてありがとう。これからも2名の活躍を楽しみしています。」
国枝慎吾は今年のグランドスラムで全豪オープン単複優勝、全仏オープンではダブルスで敗れるもシングルス優勝、ウィンブルドンダブルス優勝(ウィンブルドンはダブルスのみ開催)、全米オープン単複優勝と今年1年のグランドスラムで6度の優勝を果たした。
上地結衣は今年のグランドスラムで全豪オープンのダブルスでグランドスラム初優勝、全仏オープンで単複優勝、ウィンブルドンダブルス優勝(ウィンブルドンはダブルスのみ開催)、全米オープン単複優勝と国枝慎吾と同じく今年1年のグランドスラムで6度の優勝を果たした。
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