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相手を見誤ってはならない

フランス軍によるISへの空爆というニュースに不穏な胸騒ぎを覚えている王賜豪主席
パリで起きたあの凄惨なテロ行為はけっして許すことはできない。そして、ISの世界的文化財や中東の人々、ことに女性などへの理不尽な狼藉や犯罪行為などの行為を見るにつけ、胸の張り裂けるような痛みと怒りを覚える。一方的な見方には否定的なぼくもISは殲滅されて欲しいと、多くの人々同様に願っている。
しかし強くいいたいのは、一方で冷静に世界と経過も見つめなければならない。そもそも、あのISという異常な組織はなぜ生まれたのか。
遡れば、アメリカの9.11以降のイラク侵攻がきっかけではなかったか。そしてアフガニスタンでのタリバン攻撃、それらでのミサイルや爆撃で飛び散った血が憎しみの暴力を拡散してきたのではないだろうか。
フランスは芸術の国という貌の反面、武器輸出大国でもある。世界の紛争によって儲けている国であり、米国とともにISへの空爆にも加わっている。
国民感情からも、ISへの空爆は必然であろうが、本当に発表のようにピンポイントでISの関連施設を攻撃できているのだろうか。そこにISのメンバーがいたとして、周辺にその数倍もの罪無き住民が楯のように暮らしていた可能性はないのだろうか。
先頃、ロシアがISの空爆をしたとされたとき、その攻撃目標の多くはシリアの反体制派であったり、その拠点とする地域の住民が犠牲になったといわれている。
昔の国対国の戦争のように、敵味方がはっきりしていても最終的には民間人の犠牲のほうが遙かに大きい。
ましてや、住民の中に潜り込むテロリストと呼ばれる彼らとの戦いでは、周辺の人々ごと巻き添えにするしかないのでは、と思ってしまう健美生
パリのテロ事件と同じ頃、イラクでも100人規模の犠牲者を出す事件がごく小さく伝えられていた。どちらも同じ命である。そのイラクでは、少なく見積もっても14万6千人以上もの罪のない子どもや女性などを含む一般市民が、アメリカなどの武力行使によって命を奪われている。
テロリストたちを、突如うまれた残虐で極悪非道なモンスターとだけとらえ、アメリカをはじめとする大国のこれまでの武力行使や残虐な行為があったから、残虐な「イスラム国=IS」を育んで来たのだという、構造上の問題を世界が把握していないことに根本的な問題があるのではないか。
そして、報復の武力行使でそのテロリストというモンスターを殺しさえすれば、テロが根絶されるかのような、単純な思考で空爆などを行っていることこそが問題ではないだろうか。
イスラム国=ISの支配地域にも700万から800万人の一般市民が暮らしているという防脫髮 方法

カテゴリー: 未分類 | 投稿者peipeisuibia 15:45 | コメントをどうぞ