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実力を思い知ったセミファイナルの敗退

土曜日 曇り

目覚ましの鳴る15分前に目が覚めたので、7時5分の高速バスには問題なし、鳥栖インター付近で事故で少し渋滞したがすぐに解消、余裕をもって出発しているのはトラブル回避の配慮もある。

NB10時、9時前には大会本部の建物の控室に到着していた。10時にコートインすることは考えられないので、ゆっくりと身支度した。わか番なのでボールを受け取りそれから3番コートのようすを見ようと本部に顔を出すと、待っていたかのようにぼくの名を呼んだ。何ごとかと声のする方に注目するとセンターコートに変更になりましたと言う、びっくりしたが平静を装った。75歳のセミファイナル2試合は2番3番コートで並んでオーダられていたのに、どうしてぼくたちと思った。当然1シードのセミファイナルがセンターなら順当だと考えたからだ。
天候もはっきりしないし時間短縮の配慮からですというので、ぼく(すぐに負けそうな)にたいする配慮ですかと冗談交じりいうと、みんなの笑いをさそった。前の試合は入っていないので10時に始めますと言う。

10分前にコートに入って相手をまった。四五千人を収容する観覧席を持つセンターコートだが、見る人は10人もいない。ローピングアンパイヤー一人とぼくたちの試合に興味をそそる人が数人、物珍しさの人が一人か二人。

012

ファーストは26で落としていた。雨上がりの人工芝のコートを苦手とするぼくに相手は全日本を何度も制覇したN氏。ぼくはもう少し善戦できると思っていたが、空回りしていた。ショットもサービスも情けないほどダメだった。甘いボールは確実にポイントにつなげてくるし、力強いフォアとキレのあるバックにオタオタして負け戦を続けていた。ファーストは3本のラケットを替えて試みた。セカンドは最初のラケットで勝負した。

セカンドに入り、ベンチに腰を下すと対面する観覧席の中段にポツンと一人、その黒影が手を振った。ぼくに対してだと目を凝らしたがはっきりしない。輪郭からzさんに相違ないと判断、応援にはるばる来てくれたんだ。

取れそうなあと一歩のゲームは一つや二つあったと思うが、その一ポイントが取れない。同じく26で負けていた。

着替えをすませて2番コートへ入ってみると、もう一つのセミファイナルは大接戦を演じていた。
ファーストは75で1シードが取っていた。セカンドは逆に4シードに24とリードをゆるし、ファイナルかと思わせたが、昨年の70歳全日本覇者kataoka氏はジリジリと追い上げて55として75と逃げ切り貫録を示した。








 


カテゴリー: 日記 | 投稿者ていちゃん 21:44 | コメントをどうぞ