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2018年 全豪オープン感想 S.グロス/L.ヒューイット vs J.ロジェ/H.テカウ

S.グロス/L.ヒューイット 7-6(2)  4-6  7-5 J.ロジェ/H.テカウ

「今大会で引退する人」と「もう引退している人」のペアが、去年の全米オープンのチャンピオンに勝ってしまいました :36 冷や汗:

ヒューイットがやたらと「カモン!!」と叫んでいましたね。ほとんど相手の凡ミスに近いショットのときでも叫んでいたのでマナー的にはどうかと思いましたが、パートナーのグロスが引退してしまうので、なりふり構わず勝ってやるという心情なのでしょう。お客さんももちろんグロスの引退を知っていますから、画面越しでも伝わってくるほど応援の熱気がすさまじく、最後はそんな会場の雰囲気に飲まれるかのようにロジェ/テカウにエラーが出てしまいました。

ヒューイットは現役を退いて2年ですが、良く動けていましたし、相変わらずリターンは強かったです。ヒューイットがデュースサイドでリターンをしていましたが、第1セットは結構な確率でファーストポイントを取れていたように思いました。細かいショットになるとはっきり言ってグロスより巧かったのではないかと思います。デ杯監督ヒューイットとしてはグロスが引退してしまったことでダブルス要員がいなくなって困ってしまうわけですが、これだけ動けるなら自分が出たらと思ってしまいました :01 スマイル:

グロスは去年の全仏でブライアン兄弟に勝ったりしていたのでダブルスだけならまだやれそうですが、ここで引退してしまうようです。次の対戦相手はアンドゥハル/ラモス=ビノラス組です。ロジェ/テカウに勝てたことを考えるとこのペアには勝てそうな気がします。何よりこのペアに負けて終わりだとちょっと引退試合として地味ですし…。次勝てばグロスはかつてのペアでもあるパエスと対戦する可能性があるので、そこまでは勝ち上がって欲しいと思います。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 21:03 | コメントをどうぞ

2018年 全豪オープン 男子ダブルスエントリーリスト

今年の全豪オープンの男子ダブルスのエントリーリストをヘンリ・コンティネンのサイトで見ることができます。公式サイトにすら載っていないのに、コンティネン優秀です!!

 個人的に気になるペアをいくつかピックアップしてみました

O.マラック/M.パビッチ

先週のドーハの大会で優勝。現在開催されているオークランドの大会でも決勝に残っており、今年に入ってまだ負けなしのペアです。

I.ドディグ/ F.ベルダスコ

ドディグは去年グラノイェルスと組んでいましたが、今年に入って2大会はベルダスコと組んでおり、全豪もこのペアで出るようです。グラノイェルスとのペアよりさらにパワー系のダブルスになった印象です。

J.カバル/ R.ファラ

今年で結成9シーズン目のペアです。ブライアン兄弟の次ぐらいに長く組んでいるペアではないでしょうか。そろそろ大きなタイトルを取らせてあげたい気がします。

P.ロレンツィ/ M.ズベレフ

シングルスプレーヤー同士のダブルスですが、実はこの二人はダブルスでもトップ100に入っていて、過去に何度かペアを組んだこともあるようです。シングルスの選手はなんとなくお互い似たようなプレースタイルの選手同士で組むイメージですが、このペアはクレーコーターのロレンツィとネットプレーヤーのズベレフという変わった組み合わせです。

J.エルリック/ D.ネスター

今回一番気になるペアです。二人とも40代で、過去に全豪オープンダブルス優勝の経験があります。ネスターは今年で引退とのことなので良い全豪オープンを過ごして欲しいです。

T.ファビアーノ/ D.セラ

ファビアーノ173cm、セラ175cmの小柄コンビです。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 05:15 | コメントをどうぞ

マイケル・ビーナスがシングルスに出場

今週開催されるニュージーランドのオークランドの大会に、地元のマイケル・ビーナスがワイルドカードで出場するようです。ビーナスはダブルスで活躍している選手で昨年全仏オープンのダブルスを制しました。

2017年ジャパンオープンのビーナス

2017年ジャパンオープンのビーナス

私はずっとダブルスしかプレーしない選手だと思っていましたが年間数大会はシングルスの試合にも出ているようですね。オークランドの大会に関しては例年ワイルドカードでシングルスをプレーしているようで、昨年はフェリシアーノ・ロペスと対戦して敗れています。今年の初戦の相手は第5シードのバウティスタ・アグートです。

 

~追記~

残念ながら2-6 1-6という大差でビーナスは敗れました。試合時間55分ですから相当あっさり負けてしまったのでしょう。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 16:02 | コメントをどうぞ

クラーセン/ラム解散

明けましておめでとうございます。

アクセスを調べてみたところこのブログを読んで下さっている方がどうやら30人ぐらいはいらっしゃるようですね。ありがとうございます。本年もよろしくお願い致します。

さて、ダブルスが好きな人にとって年明け気になるのはペアの解散&新結成です。

上位勢ではクラーセン/ラムが解散のようですね。ラムが自身のフェイスブックで今シーズンはブライアン・ベーカーと組むことを発表しています。クラーセンのパートナーはまだ情報がないのですが今週のオークランドの大会はマイケル・ビーナスと組んでいます。

ドディグ/グラノイェルスは解散という情報はありませんが、ドディグはここ2大会はベルダスコと組んでいます。ドディグのフェイスブックにはオフシーズンにベルダスコと練習したことが綴られているので、もしかしたら今シーズンはドディグ/ベルダスコで組むのかもしれません。

私はブログのタイトル通りサーブ&ステイバックでダブルスをプレーする選手を応援していますが、特に気になるのは、このブログで取り上げたメルゲアミドルコープペラルタです。

メルゲアはここ2大会をジモニッチと組んでいます。メルゲアは以前こちらの記事に書いたようにどういうわけだかフュチャーズを回ったりしていましたが、今シーズンはどうなるでしょうか。大ベテランのジモニッチと継続的に組むのであればとても楽しみです。ただジモニッチは、盟友であるダニエル・ネスターが今シーズンで引退することを考えると、ネスターと組んでツアーを回って欲しかった気もしますが…。

ミドルコープは同国のハーセと組むようですね。昨年の全米オープンやデビスカップをこのペアで戦い活躍しましたし、今週のインドの大会でも早速優勝しましたから、今シーズンも期待できそうです。

ペラルタは昨年のジャパンオープンからペアを組み始めたサンチャゴ・ゴンサレスと組むようです。こちらの記事に書いたようにジャパンオープンで試合を観られたのはとても嬉しかったのですが、あんまりファンサービスをしなかったので私の中では大きく株が下がりました。今後上位にいったらもう少しそういうところも頑張って欲しいです。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 05:45 | コメントをどうぞ

ダブルスのツアーファイナルズ出場ペアが決定

今年のダブルスのツアーファイナルズに出場するペアが決まりました。

1.クボト/メロ

2.コンティネン/ピアース

3.ロジェ/テカウ

4.マレー/ソアレス

5.ブライアン兄弟

6.エルベール/マウ

7.ドディグ/グラノイェルス

8.ハリソン/ビーナス

ちなみに去年の出場ペアは

1.エルベール/マウ

2.マレー/ソアレス

3.ブライアン兄弟

4.ロペス/ロペス

5.コンティネン/ピアース

6.ドディグ/メロ

7.クラーセン/ラム

8.ヒューイ/ミルニー

の8組でした。比べてみるとコンティネン/ピアース、マレー/ソアレス、ブライアン兄弟、エルベール/マウの4組は2年連続出場です。ドディグとメロもパートナーは違えど2年連続で出ているので、16人中10人が2年連続で出場していることになります。シングルスのビック4のような圧倒的な選手はいませんが、なんだかんだで上位勢は安定していたことがわかるメンバーのように思います。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 19:57 | コメントをどうぞ

チチパスの公式サイトに日本語が

今週開催されている上海マスターズで、ギリシャ期待の19歳のチチパスがシングルスで初戦を突破しました(残念ながら2回戦でイズナーに敗退)。チチパスにとってこの勝利はATPツアー本戦レベルでは初勝利ということです。

そのチチパスは楽天ジャパンオープンでは予選を突破して本戦1回戦でチリッチに敗れています。私はシングルスの若手に詳しくないのでこの選手のことを全く知らなかったのですが、予選を観に来られていた方には結構知っていた方も多かったようでした。予選2試合の勝利後にはかなりたくさんの人からサインを求められており、チチパスはこれがよほど嬉しかったのか、チリッチの試合に負けてしまった後、なんと本人の公式サイトを日本語対応に変えてくれたのです。残念ながらこの日本語は全て機械翻訳なので、正直英語の方がわかりやすいくらいなのですが冷や汗 (顔)

こちらはチチパスのインスタグラムの写真です。添えられているコメントを読むと来年も来てくれそうですね。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 00:14 | コメントをどうぞ

6人の40代

いよいよ今週からATPのアジアツアーが始まります。3週間で6大会が開催されるわけですが、そのうち一つがジャパンオープンで、残りは全部中国の大会です。もう“チャイナツアー(一部日本)”ぐらいの勢いです。中国バブル恐るべしあせあせ (飛び散る汗) ジャパンオープンとチャイナオープンの賞金総額も200万ドル以上違います。そんな中で日本に来ることを選んでくれる選手たちには感謝しなくてはいけませんね。

さて、今週開幕のチェンドゥオープン、シンセンオープンにはそれぞれ3人の40代の選手がダブルスにエントリーしています。つまり6人の40代の選手がツアーレベルでプレーすることになります。チェンドゥオープンにはジョナサン・エルリック、ネナド・ジモニッチ、ダニエル・ネスターの3人。シンセンオープンにはアンドレ・サ、マックス・ミルニー、リーエンダー・パエスの3人です。6人とも全盛期の力はもう無い印象ですが、まだまだ頑張って欲しい選手たちです。誰か一人ぐらいジャパンオープンにエントリーしてくれないでしょうか。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 08:41 | コメントをどうぞ

頑張れ、添田!!

明日から始まるデビスカップのオーダーが発表されました(こちら)。両国とも単、複の選手を使い分けているので、恐らくこのオーダーは動かないでしょう。ランキング通りの結果なら3勝2敗で日本が勝つ計算が成り立つのですが、そう簡単にはいかないのがデビスカップの難しいところです。

杉田は今回初めて日本のエースとして起用されます。正直これまでの杉田のデビスカップでの起用は不遇だった気がします。シングルスプレーヤーであるにも関わらずほとんどがダブルス起用、それも勝ち星としては計算されていないダブルスの起用がほとんどでした。今回いきなりエースとしての起用、それも2勝することが期待されての起用ですから、急に責任の重い立場に立たされてしまいました。杉田のランク(42位)はシングルスに出場する選手の中では突出して高く、ブラジルの選手はクレーコーターですからどう考えても杉田が優位なのですが、この責任の重さがプレーにどう影響するか心配です。

それだけに今回のカギとなるのは第2試合の添田ではないかと思います。ブラジルはダブルスの1勝と、対添田戦の2勝での3勝を計算しているはずですから、初日に添田が勝ってこの計算を狂わせれば、ブラジル側の勢いを止められますし、仮に杉田が第一試合に敗れても最終日に持ち込めます。久しぶりに代表に復帰する添田にベテランの意地を見せて欲しいです。頑張れ、添田!!

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 01:05 | コメントをどうぞ

ガスケがチャレンジャーに出場

今週末にデビスカップが開催されるため、今週はツアーレベルの大会はお休みです。

今週ポーランドで開催されるチャレンジャーにはフランスのガスケが出場しています。9月11日付のランキングで30位のガスケがデ杯の代表に選出されないのは不思議な感じですが、フランスの代表メンバーを見ると18位のツォンガ、22位のプイユが選出され、ダブルス要員にエルベール/マウが入っているので、実はとても妥当なメンバー構成です。フランスの層の厚さを感じますね。

ガスケは先の全米オープンでは1回戦でアルゼンチンのメイヤー相手に1セットアップの1ブレークアップという状況からの逆転負けでした。ほとんど2週間近いオフになってしまったので、今回のチャレンジャー参戦は勝負勘が落ちないようにということもあるのかもしれません。今年は楽天オープンでの来日も決まっているので、調子を上げて(でも怪我はしないで)来てほしいです。

ガスケといえばなんといってもあの片手打ちバックハンドの迫力です。下記にYoutubeに上がっているガスケのバックハンド集の動画のリンクを貼りました。こんなにバックハンドをフィーチャーされる選手もなかなかいないでしょう。

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カテゴリー: 動画紹介, 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 06:03 | コメントをどうぞ

2017年 全米オープン 男子ダブルス決勝

J.ロジェ/H.テカウ 6-4  6-3  F.ロペス/M.ロペス 

WOWOWの放送では解説が松岡修造でした。やっぱりツアーレベルでプレーしていただけに、この人の解説は一味違う気がします。随分マルク・ロペスを買っていたのが、個人的には嬉しかったです。

ただ、試合自体はそのマルク・ロペスのサービスの弱さがやはり目立ちました。第1セット先にブレークしたにも関わらず、マルク・ロペスのサーブでブレークバックされてしまったのが痛かったです。ロペス組にもブレークチャンスはたくさんありましたが、ロジェ/テカウはそういった場面でいいサーブを入れてフリーポイントで逃げることができました。マルク・ロペスのサーブではどうしてもラリー戦になることが多いので、自分のサービスゲームで相手に流れがいってしまうと、なかなかスムーズにそれを断ち切れないところがあったように思います。

試合以上に印象的だったのは、試合が終わって表彰式の準備中ににロジェとマルク・ロペスが話をしていた姿でした。松岡修造によれば恐らく試合を振り返っての戦術的な話をしているのだろうとのことでしたが、グランドスラムの決勝を戦い終えた直後に対戦相手と冷静に話ができるというところが、お互い一流だなと感心してしまいました。

今大会のロジェ/テカウはドディグ/グラノイェルス、マレー/ソアレス、コンティネン/ピアース、ロペス/ロペスという錚々たるメンバーを破っての優勝でした。この4組との対戦で対コンティネン/ピアース以外はセットも奪われていないというところがさらにすごいです。今年で結成4年目と現在ツアーの中では割と長く組んでいるペアですが、この調子なら来年も継続しそうです。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 20:16 | コメントをどうぞ