カテゴリー別アーカイブ: テレビ観戦

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ダブルス1回戦

マクラクラン勉 / J.ストルフ 7-6 7-5 J.ペラルタ /H. セバリョス

スコアは競っていますが何となくマクラクラン / ストルフの方が常に優勢だった印象が残ります。単なるプレースタイルの差かもしれませんが、この二人の方がサーブが良く、ゲームのテンポが良かったように思います。セバリョス / ペラルタはともにストローカーなので、 もっと自分たちのリターンでプレッシャーをかけたかったのだろうと思いますが、そうさせないだけのサーブ力がマクラクラン / ストルフにあった気がします。次戦ではチョン・ヒョン / エブデンのペアと対戦します。

この試合はアリーナ2に組まれたのですが、マクラクランは日本人選手で去年のチャンピオンでもあることを考えると、できればセンターコート(アリーナ2)で試合をさせてあげてほしかったです。

 

ダブルス1回戦

J.ソールズベリー / 内山靖崇 6-3 7-6 西岡良仁 / 上杉海斗

 どちらも急造ペアでしたが、ソールズベリーと内山はどちらもツアータイトルを持っている選手だけあって、この二人の方が滑らかに動けている印象がありました。またリターンはこの二人の方が良く通っていた(相手の前衛に捕まらなかった)気がします。

西岡 / 上杉も第2セットは良く頑張りました。最初のマッチポイントを凌いだ上杉のローボレーはこの試合のハイライトでしょう(恐らく相手の動きを見て打ったわけではなく、沈められたらストレートと決めていたように思います)。ただ、全体的に西岡 / 上杉の方がいっぱいいっぱいでプレーしている感じは常にありました。

勝ったソールズベリー / 内山は次戦でマレー / ソアレスと対戦します。

 

ダブルス準々決勝

R.クラーセン / M.ビーナス 4-6 7-6 11-9 D.イングロット / F. スクゴール 

第1セットはクラーセンのダブルフォルトが続いたゲームでイングロット組がブレークし、そのまま6-4で先取。続く第2セットは再三にわたってクラーセン組にチャンスがありながらも、ことごとくディサイディングポイントを取られてタイブレークへ。クラーセン組はタイブレークでも4度のセットポイントをしのがれるという苦しい展開でしたが、どうにか第2セットを取ります。迎えたマッチタイブレークでは9-7でイングロットのサーブという絶体絶命のピンチがありましたが、この時のビーナスのリターンがネットインするという超ラッキーでここしのぎ、クラーセン組が逆転で勝利を収めました。これでこのペアはベスト4進出です。

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カテゴリー: ジャパンオープン, テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 23:09 | コメントをどうぞ

H.コンティネン/H.ワトソン vs I.ドディグ/L.チャン

ウインブルドン ミックスダブルス3回戦 

I.ドディグ/L.チャン 6-2 7-6 H.コンティネン/H.ワトソン

全仏を制したドディグ/チャン組と、過去2年ウインブルドンのミックスダブルスで決勝に進出しているコンティネン/ワトソン組の対戦という、ミックスダブルス的には注目のカードでした。ワトソンは地元イギリスの選手なので、コンティネン/ワトソンの方が応援されていました。

第1セットはドディグ/チャン組のリターンが非常に良く、いきなり2ブレークアップして勝負あり、という感じでした。

第2セットに入るとコンティネン/ワトソンの2ndサーブのポイント獲得率が上がってきて、サービスキープ合戦となりました。ただ、デュースサイドでリターンをするコンティネンのファーストポイントでのリターンの返球率があまり良くなかった気がします。結果的にコンティネン/ワトソンは15-0のビハインドからリターンゲームをプレーすることが多くなってしまいました。

勝ち上がったドディグ/チャンは、メクティッチ/チャン組とビーナス/スレボトニク組の勝者と対戦します。もしメクティッチ/チャン組が勝ち上がった場合は、ラティーシャ・チャン(チャン・ユンジャン)、チャン・ハオチンの姉妹対決が実現します。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 11:57 | コメントをどうぞ

P.H.エルベール/N.マウ vs O.マラック/M.パビッチ

2018年 全仏オープンテニス 男子ダブルス決勝

P.H.エルベール/N.マウ 6-2 7-6 O.マラック/M.パビッチ

エルベール/マウがついにやりました。

第1セットはマウのプレーが良かったです。第2セットはそのマウのファーストサーブの確率が落ちてきて、マラック/パビッチのリターンに捕まってしまう厳しい時間がありましたが、要所で今度はエルベールが踏ん張っていたように思いました。マッチポイントでもエルベールは相手の動きが良く見えていて冷静だったと思います。実況の鍋島さんが仰っていたように二人のプレーが噛み合っての勝利だったと思います。

関心したのが、マウの子供がエルベールになついているということでした。普段から遊んでいないとああいう感じにはならないと思うので、エルベールとマウがプライベートでも良い関係が築けているのを垣間見た気がします。

2015年に結成されて早3年、なかなか芽が出なかった若手と引退を考え始めていたベテランのコンビがここまで登りつめました。もう映画に出来そうな話です。マウはそろそろ引退を考えているとのことでしたが、せっかくだからエルベールとのペアでキャリアグランドスラムを目指して欲しいと思います。残すは全豪オープンのタイトルのみです。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 22:57 | コメントをどうぞ

N.メクティッチ/A.ペヤ vs P.H.エルベール/N.マウ

2018年 全仏オープン 準決勝

P.H.エルベール/N.マウ  6-3 6-4  N.メクティッチ/A.ペヤ

エルベールの打ったボールがマウに直撃して中断というまさかのアクシデントがありました。あとちょっとずれていれば眼に直撃するところだったのでかなり危ないアクシデントでしたが、エルベールのプレーは中断後の方がむしろ良かった印象です。アクシデントすら味方につけたような気がしました。

なんといってもマウのプレーがいいですね。マウのサービスゲームは本当に安心して観ていられます。それだけに意外だったのは試合後に見せたマウの感極まったような表情でした。プレー自体からもっと余裕が感じられたのですが、こちらが思っていたよりずっとプレッシャーがあったのかもしれません。

これでエルベールとマウはペアとして全てのグランドスラムの決勝に進出したことになります。サーブで押していきたいこの二人にとっては決勝当日の天気が重要な気がします。やはり雨が降って球足が遅くなるとこの二人には不利でしょう。決勝の相手はF.ロペス/M.ロペスとO.マラック/M.パビッチの勝者ですが、どちらのペアにもストローカーがいるので、なおさら球足の遅いサーフェースで戦うのは避けたいです。でもここまできたらローランギャロスの神様がこの二人に微笑むことを信じたいと思います。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 02:25 | コメントをどうぞ

G.ダブロウスキー/M.パビッチ vs チャン・ユンジャン/I.ドディグ

2018年 全仏オープンテニス ミックスダブルス決勝

チャン・ユンジャン/I.ドディグ  6-1 6-7 1-0  G.ダブロスキー/M.パビッチ

第1セットを観た限りでは本当にあっという間に終わってしまいそうな展開でした。とにかくチャン/ドディグのショットセレクションが冴えわたり過ぎていて、ポーチ、ストレートアタック、ロブ何をやってもことごとく決まるという感じでした。このペアのリターンもとても良かったと思います。パビッチのサーブでこの試合は始まりましたが、リターンが良く沈んできたためか、このゲーム以降はパビッチもサーブ&ステイバックになることが多かったです。

第2セットになるとダブロウスキー/パビッチはリターンからのロブを多用し始めます。これが功を奏し、チャン/ドディグのサービスゲームでも競った展開になることが多くなったのですが、あと一つ調子が上がりきらないダブロウスキーにエラーが多く、先にブレークを許してドディグのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎えます。

ダブロウスキー/パビッチが底力を見せたのはここからで、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでブレークバックすると、タイブレークでも2-5でドディグのサーブ2本という場面から逆転してこのセットを奪います。

マッチタイブレークもチャン/ドディグがリードしてはダブロウスキー/パビッチが追いつくという一進一退の攻防でしたが、7-8のパビッチのサーブで痛恨のダブルフォルトがあり、これが明暗をわけました。

久しぶりにドディグの試合&勝利を観ることができました。ハードコートの試合ではサーブ&ボレーをしているようですが、今大会はクレーということで2015年に優勝したとき同様、サーブ&ステイバックでプレーをしていました。チャン・ユンジャンとは今大会で初めてペアを組んだそうですが、この結果なら当然ウィンブルドンもペアを組むのでしょう。終盤で少しドディグに固さがあった気がしますが、チャンの思い切ったプレーがそれをフォローしていたように思います。

全豪オープンに続いての優勝を狙ったダブロウスキー/パビッチでしたが、決勝は本調子といかなかったようです。特にダブロウスキーは本来は非常に反応の良い選手ですが、この試合は突き玉の処理やリターンでのミスが多く、本人もかなり苛立っている場面が目立ちました。ただ、それでも第2セットを逆転で奪ってくるところは見事だったと思います。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 01:17 | コメントをどうぞ

R.ハーセ/M.ミドルコープ vs P.H.エルベール/N.マウ(全仏ダブルス2回戦)

2018年 全仏オープン 男子ダブルス2回戦

P.H.エルベール/ N.マウ 7-5 7-6 R.ハーセ/M.ミドルコープ

順延に次ぐ順延で未だに終わってなかった2回戦のカードです。4-5でハーセ/ミドルコープ組がリードし、エルベールのサービスゲームを迎えたところからスタートしたのですが、ここからエルベール/マウが3ゲーム連取し第1セットを奪いました。ミドルコープのボレーミスが多く、エルベール/マウがリターンからの突き玉をミドルコープに集めていた印象です。

第2セットはハーセ/ミドルコープ組が持ち味のパワーを発揮し、どちらかというと流れをつかんでいたのはこのペアだった気がします。ただ、それでもブレークを許さずにタイブレークに持ち込むあたりがさすがに地力のあるエルベール/マウでした。タイブレークもほとんど互角の展開でしたが、決定打になったのは6-6で迎えたマウのバックのリターンエースでしょう。ハーセのサーブのコースも前衛のミドルコープの動きも読み切ってストレートに打ち抜いた、鮮やかなリターンエースでした。百戦錬磨のマウの勝負強さを見た気がします。

今年の全仏オープンで勝ち残ったフランス勢は女子シングルスのガルシアと男子ダブルスのエルベールとマウ、ロジェ=バセランの4人だけです。このうちガルシアは女子ダブルスで、ロジェ=バセランは男子ダブルスでそれぞれ優勝経験があり、優勝したことがないのはエルベール/マウだけです。勝たせてあげたいですね。

事前の予想ではあまり期待が出来なさそうだと思っていましたが、今日のようにサーブの調子がよければあるいは…という気もします。3回戦ではアメリカのジョンソン/ソック組と対戦になります。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 01:58 | コメントをどうぞ

M.ゴンサレス/N.ヤリ― vs C.エメリー/S.ロベール (全仏ダブルス3回戦)

2018年 全仏オープン 男子ダブルス3回戦

M.ゴンサレス/N.ヤリ― 7-5 6-3 C.エメリー/S.ロベール

恐らくこの日1番コートで組まれた試合で一番地味なカードだったと思います。個人的な注目選手はロベールでした。ロベールは地元フランスの選手で、38歳のベテランですが未だに単複両方でプレーをしています。昨年の兵庫のチャレンジャーで優勝。今年の慶応チャレンジャーでもプレーしており日本とも縁のある選手です。普段はチャレンジャーが主戦場となっている選手ですが、ここで勝てばキャリアで初めて全仏の2週目に残ることになり、非常に期待していました。

しかし、残念なことにそのロベールのプレーがいまひとつでした。2ndサーブがあまり強くないためここを狙われてしまった感があります。重要な場面でのダブルフォルトもあり、結局この試合で奪われた3ブレークは全てロベールのサービスゲームでした。また、これはプレースタイルの相性の問題だと思うのですが、フラット系のボールでパワーよりタイミングの早さで勝負するタイプのロベールは、どうしてもダブルスのクロスコートだけのラリーになると、スピン系ハードヒッターのゴンサレス、ヤリ―のパワーに割と押されてしまう展開が目立ったように思います。

ロベールのパートナーのエメリーは良いプレーをしたいたと思います。黒人の選手らしい身体能力の高さを活かした思い切りの良いプレーが目立ちました。まだ23歳ということで今後まだまだ伸びしろがありそうです。

勝ったゴンザレス/ヤリ―組は南米ペアらしくとにかくストロークの突き玉が強力でした。アルゼンチンのゴンサレスは34歳のベテランで、全仏オープンのダブルスでベスト8に進出するのは4年ぶり2度目。この試合に出ていた選手の中では一番ダブルスの実績のある選手です(2011年の全仏ダブルスには錦織と組んで出場していました)。パートナーのヤリ―はチリの若手で、現在シングルスのランキング61位。グランドスラムでは単複を通じてこのダブルスでの勝利が初勝利でした。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 01:57 | コメントをどうぞ

R.ナダル vs R.ガスケ (2018年 全仏3回戦)

2018年 全仏オープン3回戦

R.ナダル 6-3 6-2 6-2  R.ガスケ

試合のハイライトはこちら

ガスケは個人的にとても応援している選手で、全仏オープンで勝たせてあげたい選手第1位です。

ガスケとナダルは同い年で共に10代から活躍していた選手ですが、ガスケの方が注目されるのは早かった気がします。しかし、気が付いてみればナダルは全てのグランドスラムタイトルを手中に収めた一方で、ガスケはグランドスラムではベスト4が最高と、二人の実力差は随分とついてしまいました。WOWOWの放送で知ったのですがガスケはナダルに15連敗しており、ここ10年の対戦ではセットを取ったことすらないのだそうです(10年間ナダルと戦えるポジションをキープしていること自体は素晴らしいですが)。

そんなガスケは、どんなプランならナダルを倒せるかのイメージがないまま試合に臨んでしまったような印象でした。ガスケは本来ベースラインから少し下がったポジションをとり、ボールを引き付けて打つのが得意な選手です。しかし、ナダルにはそれでまともに打ち合ってしまうと勝てないという思いがあったのか、ガスケはポジションをなるべく前にしようとしていたように思います。ただこれでポジショニングが中途半端になり、ガスケは却って自分のテニスのリズムを崩してしまったように見えました。

第1セット0-5になったところでガスケはポジションを本来の位置まで下げます。戦術的にそれが有効と判断したというより、対ナダル戦であること関係なく一度しっかり自分のテニスをしようということだったのだと思います。ここからの3ゲームはそれによってガスケのリズムが良くなり、下がってつなぐボールと前に行って叩くときとのメリハリがついて良い形でゲームが取れていたと思います。第1セットは落としてしまいましたが、ガスケにしてみれば無理してポジションを上げなくても、自分本来のテニスをすれば戦えるという自信を得たように思えました。

それだけに第2セットの第1ゲームでナダルがガスケのサーブをブレークしたことには大きな意味があったと思います。ガスケにしてみれば第1セット後半で得た自信をあっという間に打ち砕かれてしまうことになりました。結果的にこのゲーム以降の流れは完全にナダルが掌握していたと言っていいと思います。

それでも第3セット2ブレークダウンで迎えた自分のサービスゲームを、長いデュースの末にキープしたのは地元選手としての意地だったのだと思います。お客さんもそれをわかっていたのか、エンドチェンジの時にガスケを応援する長いウェーブをやっていましたね(でも、その次のゲームのサーブをナダルはラブゲームでキープしました。さすがです)。

ガスケの代名詞でもあるバックハンドの強打は不発だったというより、無理して打たされてミスになることが多かったように思います。ガスケの試合といえばバックハンドですから、これがあまり観られなかったのは残念でした。

この後の試合でモンフィスも負けてしまったので、男子シングルスで3回戦まで勝ち上がっていたフランスの選手(ガスケ、エルベール、プイユ、モンフィス、シモンの5人)は全員敗退となってしまいました。毎年のことながら、全仏はなかなかフランス勢が勝てません :13 困った:

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 07:51 | コメントをどうぞ