キモチツヨク

『中島くん この前の大会は予選落ちだったけど惜しかったね』

『はい、精神力がまだまだです』

『それは精神力ではない!技術が足らないんだよ!』

 

 

こんにちは
内藤です

若かりし頃の中島常幸と
打撃の神様、川上哲治の会話です

中島常幸は川上のこの言葉にハッとなり
以後、座右の銘としてゴルフの道に邁進したそうです

 

月曜日にね

ダブルスマッチ練習会をしたんです

12名の参加だったので
6ペアでリーグ戦して、順位決定戦して・・・

好ゲームばかりで見ていて楽しかったですぴかぴか (新しい)

試合に出たことがない初中級の方もいたんですが
頑張って勝っていました

相当緊張してたみたいやけど・・・

 

初戦のね

もう終盤ですよ

5-4になったときにね

「あっ、左利きだっ!」

対戦相手が左利きだったことに気付いたらしいです冷や汗 (顔)

終わってからね

「頑張ってたじゃないっすか」

「えー、凄い緊張したー 相手が左利きだって全然気付かなかったー」

「そうなんすか?まあ、ペアのK倉さんも左利きですからね」

「え?またまたー コーチそんなこと言ってー」

「え?左利きじゃないっすかK倉さん」

「え・・? えー?そうなの? やだー!そうだったー!」

 

・・・たらーっ (汗)

まあね A元さんくらいになるとね

利き手なんて考慮しない暮らしを送っていますからね・・

自分の利き手すらうろ覚えだと思います・・

 

でね

今回も例によって
個人表を渡したんです

DSC_0179

 

ショットのことやら
動きのことやら

ざっくりですけど、まあ参考になればと思って

今回言いたいのはこれのグラフ部分

DSC_0181

テニスには色々な要素があるので
この6つに限らず何でもよかったのですが・・

 

メンタル

 

これだけは入れてはなるまい

と思うんです考えてる顔

 

冒頭の中島と川上のやりとり

『中島くん この前の大会は予選落ちだったけど惜しかったね』

『はい、精神力がまだまだです』

『それは精神力ではない!技術が足らないんだよ!』

 

この話を聞いたとき私もハッとしました

確かにね

例えばテストでね

「どうやった?今日の日本史?」

「いやー、今日は気持ちが消極的になったから解けなかったよ」

「はぁ?ただの勉強不足やろ!気持ち関係ねぇーし!」

いや、まあ、そうですよね
こんなもの当然そうです

 

平安時代の蝦夷討伐の拠点の役所を何という?

 

知ってるか、知らないか
勉強したか、してないか です

気持ち関係ありません

強い気持ちで臨めば・・

「あ!鎮守府やー!」

いやいやいや なりませんから冷や汗 (顔)

 

これが、なぜかテニス(に限らずスポーツ等)になると・・

「あかん・・試合でどうしても力んでフォアが安定しない・・」

「メンタル弱いからなーお前は」

「そうっすね・・やっぱメンタル鍛えないと・・」

こんな驚くべき会話が至る所でなされてたりするんです

 

いや、ただ単にフォアが下手なだけやろ

練習!

力んで入らない?

練習!!

それを改善するのは

練習!!!

技術の向上 これ以外にありません!

 

メンタルを持ちだすとね

「今日はメンタルが弱ってたからミスが出た」

そこで思考がストップしますよね

さも、次回メンタルがよいとき(まあ、これがどういうものなのか私には分かりませんが)は、
そのショットが入るようになるなどと考えているんです

 

入りません

そんなことを言って逃げるより
そのミスの原因の解明、対策を講じるべきです

 

でもね
このメンタル問題

その発端は私たちコーチ、指導者側にあると思います

私たちコーチが免罪符のように使うんです

正直ね

私もよく言いますもん

あろうことか自分の教え子に

「お前はメンタル弱いからなー だから試合になるとミスが出るねん」

 

自分の指導不足
その子の技術不足

コーチの私と選手自身
当事者二人が現実から目を背けて「メンタル」というものに逃げて
問題の本質にどこかでは気付いていながら、先送りし続けているんです

 

確かに・・

圧倒的な技術があれば心など意味をなさないですね

というよりは

圧倒的な技術があるということでしか
心が強く落ち着いた状態にならないですね

 

何もない平たんな道を10m転ばずに歩く

 

「よし!出来るぞ!やれる!落ち着け・・俺は出来る」

必要ありません

歩けますよそりゃ猫2

転ばずに歩くという圧倒的な技術がありますから

ということだと思うんです

打撃の神様が言いたかったことは・・

 

メンタル・・心を蔑ろにしていたわけではないと思います

まず技術 次に技術 そして技術

その技術を習得するには

鍛錬 鍛錬 鍛錬

何か一つの道を究めようとする鍛錬の中でこそ
心もまた鍛えられる

メンタルどうのこうのなどという前に

技術を鍛えよ

365日
日々鍛錬せよ

そういうことだと思うんです考えてる顔

 

ボールが止まって見える

 

打撃の細部まで、深部まで探求を重ね
擦り切れるような鍛錬によって習得した技術

その鍛錬によって培われた心

 

それはまあ、止まって見えても不思議はないですね

 

皆さんも、そして私も・・
まずは、とにかく技術を磨くことに全力を注ぎましょう

 

ふぅ~猫2

長々と出口のないことを書いてしまった・・

こんなこと書いて皆さんにどう思われるんやろ?

心配やな~

気持ち弱いんです私・・がく〜 (落胆した顔)

 

気持ちを強くするために、
コンビニでフランクフルトでも買ってこよーっと・・・

 

では手 (パー)


カテゴリー: 未分類 | 投稿者tsunrise625 16:42 | コメントをどうぞ