日別アーカイブ: 2016年3月20日

錦織圭ナダルをタジタジにしたが惜敗

3月18日(金)、カルフォルニア、インディアンウエールズで行われているBNP パリバ・オープン

錦織圭対ナダルの準々決勝が行われ、錦織は素晴らしいテニスでナダルを攻め、先にサーブをブレークし、何度もブレーク・チャンスを掴んだが、4-6,3-6でナダルに惜しくも敗れた。

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第1セット、オープニングゲーム、ナダルのサーブでデュース後に2度ブレーク・チャンスを掴む錦織。

第3ゲーム、錦織は積極的なネットプレーなどで、15-40とブレーク・ポイントを握る。
デュースになるが、先にブレークに成功した。(錦織2-1)

3-1とリードし、ナダルサーブの第5ゲームでも15-40とブレーク・チャンスを掴む。

錦織はフォアのドロップ・ショットからフォアのストレートパスをネットにかけてしまう。
「悔やむのはあそこの数ポイント。
少しミスが相次いでしまった。」と錦織。

そこで4-1にして2ブレークしていれば、恐らく展開は変わっていたのではないか?

流れが変わる
さすがグランドスラム大会優勝14回のナダル。(シングルスの優勝は67回)
フェデラー、ジョコビッチ、マレーなどと数々の死闘を経験しているナダルだ、
攻められても、信じられないショットなども出てくる。

ピンチを逃れたナダルは生き返り、第6ゲームをブレークバックする。

このゲーム、錦織に不利な場面もあった、30-30の場面でのナダルのチャレンジ。

錦織がドライブ・ボレーを決めたかと思えたが、その前のフォアのショットをチャレンジする。
チャレンジでボールはアウトと判断されたが、ナダルのチャレンジは明らかに遅かった。
憤慨する錦織、
初めてのナダルが掴んだブレーク・ポイントだ。(錦織はここまでブレーク・チャンスが7回もあり1回しか成功していない)
こんな出来事も流れをナダルに加速した。

レベルの高いバトルが続くが、錦織は第10ゲームもブレークされこのセットを落とす。

第2セットでは調子の上がったナダルのプレーが冴える。
「サーブが良く、満足のファイトできた」とナダル。

一方の錦織は「大事な時に、少しミスが相次いでしまった。
悔やむポイントがある。」と。

「まあ全体的にはテニスは悪くない。
今日もサーブはやっとこさ良くなってきて、初めてちゃんとプレーで来ているように感じられた。」

「次のマイアミは(海の近くで標高も低く、ここほどはボールはバウンスしない)コンディションが変わる。
しっかり体調を戻して、またマイアミでも上に行きたい。」と錦織は次の大会に気持ちを切り替えている。

次週は舞台は東海岸に移り、3月23日から4月3日までマイアミでの
Miami Openだ。

錦織圭出場の大会データー
大会正式名:BNP Paribas Open
ATP Tour 1000:ATPTour1000 Indian Wells
賞金総額:$7,037,595(約7.5億円)
優勝賞金:$1,028,300(約1.2億円)1000
準優勝:$501,815(約6千万円)600
4強:$251,500(約3千万円)360
8強:$128,215(約千4百万円)180
16強:$67,590(7百万円)90
3回戦:$36,170(4百万円)45
2回戦:$19,530(2百万円)25
1回戦:$11,970(百万円)10
錦織の場合2回戦からなので、$19,530(約200万円は確保)
大会会場:Indian Wells Tennis Garden
期間:3/10-20 2016
現地時刻(時差-17時間)

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<<準決勝>>
1)N.Djokovic(SRB) vs 4)R.Nadal(ESP)
12)M.Raonic(CAN) vs 15)D.Goffin(BEL)

<<準々決勝>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 76(2) 76(2) ●7)J.Tsonga(FRA)
4)R.Nadal(ESP) 64 63 ●5)錦織圭
〇15)D.Goffin(BEL) 76(4) 62 ●10)M.Cilic(CRO)
〇12)M.Raonic(CAN) 75 63 ●13)G.Monfils(FRA)

<<4回戦>>
〇1)N.Djokovic(SRB) 63 63 ●18)F.Lopez(ESP)
〇7)J.Tsonga(FRA) 63 62 ●11)D.Thiem(AUT)
〇4)R.Nadal(ESP) 67(8) 60 75 ●A.Zverev(GER)
〇5)錦織圭 16 76(2) 76(5) ●9)J.ISNER(USA)

〇10)M.Cilic(CRO) 75 57 62 ●8)R.Gasquet(FRA)
〇15)D.Goffin(BEL) 63 57 76(5) ●3)S.Wawrinka(SUI)
〇12)M.Raonic(CAN) 64 76(7) ●6)T.Berdych(CZE)
〇13)G.Monfils(FRA) 63 64 ●Delbonis(ARG)

<<3回戦>>
〇5)錦織圭 76(6) 76(5) ●30)S.JOHNSON(USA)

<<2回戦>>
〇5)錦織圭 63 63 ●M.KUKUSHKIN(KAZ)
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予選ドロー
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カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 04:14 | コメントは受け付けていません。