「負ける気しない」苦戦するが2回戦へ

10月3日(月)、2016楽天ジャパンオープン初日に錦織圭が登場、ドナルド・ヤングを4-6,6-2,6-2で破り2回戦に進出した。

第1セットはヤングの攻撃にタジタジになりセットを落とし、観客を心配させたが、「負ける不安はなかった。」と頼もしい錦織。
同じ1989年生まれ、ジュニア時代はヤングが1位、錦織は7位が最高だったが、10年の努力の差が、今では立場を変えていた。

Nishikori_K_20161003_08a

1回戦の対戦相手はラッキールーザーのヤングとなる。
対戦するはずだったアルマグロが39度の高熱のため欠場となり、朝決まった。

急きょ対戦が決まったヤングは、同じ1989年生まれ、2005年の全豪オープン・ジュニア、2007年はウィンブルドン・ジュニアで優勝、ジュニアNO.1だった。
それに比べ錦織のジュニアでの成績は7位、グランドスラム大会でも8強が最高だった。

同じIMGアカデミーで育っている。
ジュニアランキングの対象になる大会での対戦はないが、小さな大会では勝てなかった。

そんな事もあるのだろう、才能豊かなヤングは最初から攻撃につぐ攻撃でしかけてくる。

受ける錦織は、USオープン4強以来のシングルス、期待されている地元の大会、初戦のための硬さもあり、
「最初は(ヤングの)攻撃的なプレーについていけなかった。
が、あれが続くとは思えない」と焦らず、
「深いボールを左右に散らす」などと対応、
するとヤングのミスも増え始め、試合は錦織ペースに。

「初日から(観客の)たくさんのサポートを感じ、いいテニスで終われた。」と錦織。
格の差を感じさせる試合だった。

「休養(とトレーニングも)十分なので、体調は良い」
2012、2014年に続く3度目の優勝を目指して好発進だ。

2回戦では世界34位のジョアン・ソウザ(27歳、ポルトガル)と対戦する。
「彼は攻撃的に攻めてくるプレーヤー。
ストロークがいいので、ストロークの打ち合いになると思う。」

今年で44回目を迎えるジャパンオープン、錦織の凱旋とあって全日程ソールドアウト。満員御礼だ!

大会データー:2016楽天ジャパンオープン
賞金総額:$1,506,835(約1億6千万円)ATP Tour500 Tokyo
優勝: $310,330(約3.5千万円)
準優勝:$145,750(約1.7千万円)
4強: $72,370(約800万円)
8強: $36,185(約400万円)
2回戦:$18,335(約200万円)
1回戦:$9,650(約100万円)
32ドロー、ハード
10月3日(月)~9日(日)
会場:有明コロシアム

オーダー・オブ・プレー
ライブスコア

<<2回戦>>
1)錦織圭 vs J.SOUSA(POR)

<<1回戦>>
〇1)錦織圭 46 62 62 ●D.YOUNG(USA)
杉田祐一 vs 2)G.MONFILS(FRA)
西岡良仁 vs 5)D.GOFFIN(BEL)
ダニエル太郎 vs J.TIPSAREVIC(SRB)

〇F.VERDASCO 67(2) 63 63 ●Q)添田豪
シングルス本戦ドロー
本戦ドローnet版
シングルス予選ドロー
ダブルスドロー

錦織圭ATPデーター
錦織圭ITFデーター
錦織圭ブログ

(記事/塚越 亘 写真/鯉沼宣之 伊藤功巳TennisJapan)


カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 08:49 | コメントをどうぞ

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