錦織圭惜しい フェデラーに敗れ全豪8強逃す

1月22日(日)、2017オーストラリアン・オープン

錦織圭の4回戦が行われ、錦織はグランドスラム大会歴代最多17度の優勝を誇る、フェデラーと対戦したが、7-6(4),4-6,1-6,6-4,3-6で惜しくも敗れてしまった。

色々な見方があるだろうが、元王者に対して良く健闘したと思う。
第1セット、4-0とフェデラーのサーブを2ブレーク・アップ、そして5-1とリードする。

錦織サーブで5-2、15-0から、やや攻め急いでしまった。
そこからなんとタイブレークに縺れる。
タイブレークは取ったが、フェデラーを生き返らせてしまった。

4R6A0110
フェデラーのテニスを上回るテニスをした錦織だったが、経験の差が勝負を左右した。

錦織圭インタビュー
「5-2から格段に彼のプレーが良くなった。
出足は彼の調子も良くなかったが、さすがに修正してきた。
自分のミスも重なって、5-5に戻された。
始めの出足が良かったので、しっかり取って、第2セットにいい形で入りたかった。
フェデラーは常にプレッシャーをかけてきた。」

観客は完全にフェデラーを後押しする。
その声援に押されフェデラーのテニスも冴えてくる。

「第2セットからフェデラーのサービスも良くなってきた。
自分のセカンドサーブ攻められた。
ネットに来るタイミングが早かったし、特に後半ブレークされてしまった。
特にここを耐えていれば、内容が変わったかもしれない。」

「負けたばかりで分析するのは難しいが、
少しサービスの入りが良くなかった。
ファーストサービスが入っていれば・・・。
特に後半、セカンドサービスを攻められた場面が多かった。
サービスゲームはいつもより悪かったかもしれない。」

「最初はフェデラーのミスが早かったので驚いた。
自分も最高レベルのプレーではなかったが、いずれサービスも入って来て、ミスもなくなってくるだろう。
危なくなってくるだろうと感じていた。」

「試合中は楽しい気持ちにはなれない。
常に展開が早く、プレッシャーをかけてくる。
落ち着いて甘いボールを打てない。
他の選手より難しい。」

「第4セットは危ない場面を切り抜けて、チャンスを取った。
そこからファイナルセットもギアを上げられれば良かった。」

「彼のプレーが良かったので仕方がない。
バッククロスばかり打たせてくれない。
ダウンザラインへ打たれたり、回り込みフォア逆クロスへ打たれたり、先に振り回される展開になった。
もう少し深いボールを混ぜるべきだった。」

「フェデラーは以前戦った時と作戦を変えてきたが、前と同じ力強いサービスが入ってくるとチャンスがなかなかなかった。」

「5セット目はなるべく集中力を保って、出足から行こうと思っていた。
疲労があったが、最後の1セットだったので頑張ろうと思った。
1ゲームの中でほんの少し欠けた所に差ができた。もったいない。」

「フェデラーはケガがなければ、すぐにトップに戻ってくるだろう。
簡単には勝てない相手。」

「もったいなかった。
マレーが負けてチャンスがあったので・・・。
足りないものがある。」

「自分のやれることをやって、グランドスラムのタイトルに近づけるようにしたい。」

フェデラー対錦織対戦成績

大会データー:2017オーストラリアン・オープン
賞金総額:$50,000,000(約50億円)
優勝賞金(男女同額):$3,700,000(約4億円)
準優勝:$1,850,000(約2億円)
4強:$820,000(約1億円)
8強:$410,000(5千万円)
4回戦:$220,000(2千500万円)
3回戦:$130,000(1千500万円)
2回戦:$80,000(1千万円)
1回戦:$500,000(500万円)
128ドロー、ハード
予選1/11-1/14,2017
本戦1/15-1/29,2017
会場:メルボルンパーク ナショナルテニスセンター
メルボルン現地時刻(時差+2時間)

<<準々決勝>>
17)R.FEDERER(SUI) vs M.ZVEREV(GER)
4)S.WAWRINKA(SUI) vs 12)J.TSONGA(FRA)
9)R.NADAL(ESP) vs 3)M.RAONIC(CAN)
11)GOFFIN(BEL) vs 15)G.DIMITROV(BUL)

<<4回戦>>
〇M.ZVEREV(GER) 75 57 62 64 ●1)A.MURRAY(GBR)
〇17)R.FEDERER(SUI) 67(4) 64 61 46 63 ●5)錦織圭
〇4)S.WAWRINKA(SUI) 76(2) 76(4) 76(4) ●A.SEPPI(ITA)
〇12)J.TSONGA(FRA) 67(4) 62 64 64 ●D.EVANS(GBR)

〇9)R.NADAL(ESP) 63 63 46 64 ●6)G.MONFILS(FRA)
〇3)M.RAONIC(CAN) 76(6) 36 64 61 ●13)BAUTISTA AGUT(ESP)
〇11)GOFFIN(BEL) 57 76(4) 62 62 ●8)THIEM(AUT)
〇15)G.DIMITROV(BUL) 26 76(2) 62 61 ●W)D.ISTOMIN(UZB)

<<3回戦>>
〇5)錦織圭 64 64 64 ●Q)L.LACKO(SVK)

<<2回戦>>
〇5)錦織圭 63 64 63 ●J.CHARDY(FRA)
〇13)BAUTISTA AGUT(ESP) 62 63 63 ●西岡良仁

<<1回戦>>
〇5)錦織圭 57 61 64 67(6) 62 ●A.KUZNETSOV(RUS)
〇西岡良仁 64 16 62 64 ●Q)A.BOLT(AUS)
〇M.JAZIRI(TUN) 63 64 63 ●添田豪
本戦ドローnet版
男子本戦ドロー
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(記事森下泰/塚越亘 写真 WataruTsukagoshi/CanonEos7D/TennisJapan)


カテゴリー: 錦織圭 | 投稿者塚越亘 18:55 | コメントをどうぞ

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