使用中の薬に原因が考えられる「薬剤性ED」とは何か
勃起不全の中でも、使用している薬に原因があるものを「シアリス 通販薬剤性ED」といいます。決して珍しいものではなく、新たに勃起不全で受診する男性の25パーセントが該当するともいわれるほどです。
特に抗うつ薬や睡眠薬による影響が有名ですが、他にもさまざまな薬に可能性がありま。
■勃起不全という副作用を持つ薬は、たくさんある!
薬には必ず副作用がありますが、勃起不全もその1つです。もちろん同じ薬を使用したからといって、すべての人にEDの副作用が出るとは限りませんが、可能性として考えられる、という薬はたくさんあります。
代表的なものが抗うつ薬や睡眠薬、向精神薬、抗てんかん薬といった「神経に作用する薬」です。正常な勃起が起こるためには、性的刺激を陰茎に伝える「神経」が不可欠ですので、その神経に何らかの影響が加わるとうまく威哥王勃起が起こらなくなってしまいます。
他には降圧剤や抗不整脈薬、消化性潰瘍治療薬などにも勃起不全の副作用を持つ薬はありますし、男性ホルモンの働きを抑制する抗アンドロゲン剤もその1つです。
抗アンドロゲン剤はおもに前立腺がんの治療に用いられますが、男性ホルモンの作用を抑えるために性機能の低下が見られる場合があります。
■薬剤性EDの治療法~まずは主治医に相談を
このようにさまざまな薬に勃起不全を引き起こす可能性があるのですが、一般的に原因を特定するのは容易ではありません。ただし、その薬をやめてみて症状が改善するようであれば、薬剤性EDだった可能性が高いと判断してもいいでしょう。
かといって必要があって使用している薬ですから、独断で止めてしまうのは良くありません。特に抗うつ薬などは、急にやめると自殺企図の確率が上がるなど、思わぬ反動につながるリスクがあります。
薬剤性EDは前述したとおり、まったく珍しいものではありませんので、まずは主治医に相談してみることが一番です。そうすれば勃起に影響を与えにくい薬に変えてもらえるかもしれませんし、それができなくてもバイアグラなどのED治療薬を処方してもらえる可能性があります。
実際、ED治療薬と併用できる薬は意外とたくさんあるものです。
また原因が薬だけにあるとは限りません。中には器質性、心因性と複合的に絡み合っている場合もあります。
たとえばうつ病の場合、うつという症状から性欲や性機能が低下しているところに、抗うつ薬によってさらに拍車がかかっている可能性も考えられます。つまり抗うつ薬だけが犯人とは言い切れず、病気の治療が勃起不全の改善につながることもあるのです。
ですからまずは薬を変えてみる、それで変化がなければED治療薬を追加してみる、といったように医師の指示にしたがって治療をおこなうことが大切です。勃起不全は健康的な生活を十分におびやかすものですから、恥ずかしがらずぜひ主治医に相談してみてください。