【ジョコVS錦織戦 評価】
いつもこの生意気なテニス解説を読んで頂き、ありがとうございます。
今回、イタリア国際の準決勝、ジョコVS錦織戦 6-2、4-6、6-7(5-7)についての感想です。
今回も、ショットの内容や技術は錦織選手の方が上でしたね。
・フォアハンドウインドミルを使うことにより高い軌道のストロークで、時間を稼ぐ、タイミングをはずす、相手を後ろに追いやるが効果的だった。
・前から一番の課題である、決めボールのタメ、相手にスタートを切らせない決めが良かった。
・さらにスタートを切るタイミングを外すドロップショットが多く、良かった。これは錦織選手にはかかせないショット。
・TOP選手の鍵でもあるバックハンドの短いダウンザラインが安定していた。
・大会全体的に、無理のない早めのしかけで、長いラリーを避けた。
内容はとても良かったです。
さらに、
・ジョコは足の調子が良くなかった。
・調子も良くなかった。
結果、ジョコは決勝でマレーに、簡単に負けてしまいましたよね。
なので、やっぱり「ほしかった」としかいいようがありません。
総合取得ポイントで1ポイント差、つまり、あと1ポイント逆になっていれば、勝った訳です。
運や流れもまだ、ない。
伊達公子選手がよく言いますが、これも大切な要素ですね。
これは、流れに乗る、好転するまで待つ、しょうがない。
ランキングが上がり、自信を持つと運や流れがどんどん来ると思うので、それまで頑張り続けることですね。
1セット目は、ジョコの調子が悪かった。錦織が良い攻めだったにつきます。
鍵は、2セット目の、4-4からの2ゲームですね。
激しい良いラリーのようですが、錦織は同じテンポで、速いボールを打ち合ってしまいました。
一生懸命に成り過ぎて、スイングスピードを上げることによってボールが短くなった。
それまでの展開でジョコは、やりにくく焦っていたと思うので、この2ゲームが本当に残念でした。
あとは、頑張って追いついた後の、3セット6-6の後のタイブレーク。
流れは錦織選手に来ていましたし、ジョコはびびり気味でした。
一番のポイントは3-2からのアウト。
これが大きい。
深いボールの対応に一瞬迷いました。
アウトは、心の迷い、躊躇
ネットは、力み、焦りなんです。
この自然体「無」ではない「迷い」や「躊躇」が、ジョコとの一番の差。
このポイントを引きづり、次のプレーでファーストが惜しくも入らず、ダブルフォルト。
さらにその後、それを引きづり、2本のミスショット。
これがさらに大きい。
ダブルフォルトやスマッシュミスは、同じミス1ポイントなのですが、
あとに引きづり数ポイント与えてしまうのが一番でかいミス。
その後に錦織選手の良いところでもある開き直り、瀬戸際で強いところを見せ、
あと1ポイントまで追いつく。
ここで、さすがチャンピオンジョコはファーストが入るんですね。
これが負ける訳がないという自信だと思います。
この差ですね。
技術的には、セカンドサーブの球種とパワーアップ。
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やってると思うけど・・・・・。
とにかく、あと、もう少し!
一度、大きな大会で優勝できれば、とめどもなく勝てるようになるのではないでしょうか。
期待しています!