月別アーカイブ: 2015年4月

テニス界の「空白の3年間」

テニス界の「空白の3年間」

日本の教育制度で、小学校を卒業し中学校へ進学した際の大きな変化の一つとして部活動が挙げられます。
中学生は、進学後どの部活動を選ぶか大きな選択を迫られます。

中学時代に選択したスポーツを高校でも選択する学生も多く、少なからず中学で経験したスポーツは人生において印象深いものとなるのは間違いありません。
中学生時代というのは、色々なことに迷ったりすることが当たり前の時期です。
たしかに硬式テニスを望めば私立中学校に進学する選択もあるかもしれませんが、
「自分は硬式テニスがしたいから○○中学校へ行く」
という決断をできる小学生がどれだけいるものでしょうか?

受験という選択をせずに、公立中学校に進学して、これから真剣にスポーツに取り組もうと思っているタイミングで硬式テニス部が存在しないことは、 テニス界にとってこの上ない損失といっても過言ではないでしょう。
中学校時代に、興味があっても経験することが難しいスポーツが硬式テニス?・・・・

決してテニス界が普及活動を怠っていたと非難するわけではありません。
現在、各地で各団体がテニスを普及するために積極的にイベントやキャンペーンを行なっています。しかし、現実問題として中学生時代という大切な時期に硬式テニス部を普及出来なかったことは力不足だったともいえます。どんなに幼少期の子供や小学生を対象に普及活動しても中学生時代にブランクをあけてしまうことはテニス離れに繋がることは明らかです。

これは、「失われた3年間」としてテニス協会においても普及推進の大きな課題とされています。
是非、日本テニスの向上と普及に各界から声をあげて頂くことを願っています。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 08:56 | コメントをどうぞ

「コーチの悔しさ・・・とテニスを続けて欲しい気持ち」

各地でのテニス普及活動と、全国のテニススクールによる幼稚園から小学生対象のクラスによって、多数の小学生プレーヤーが存在します。
コーチもテニスの楽しさを伝えつつ「Play+Stay」のような指導要領を取り入れながらジュニア育成に努めてらっしゃいます。…

しかしながら、中学校へ進学時に子供や保護者の方からの進学先に硬式テニス部が無いことを相談されることも多々あります。
勿論、コーチとしてはスクールへ継続して通ってもらい育成していくことが理想ですが、部活動ほどスクールで週4~6日練習したいと思えば経済的な負担が生じたり、人生勉強として学校教育内の部活動というものを経験してもらいたいという親御様の教育方針も考えられます。

コーチの根底にあるものは、スクールや部活のどちらでも「テニスを続けて欲しい」という気持ちです。
スクールを辞めて部活一本に絞ったとしても、テニスさえ続けていれば、またコートで出会う可能性もあり、社会人になった時に、また一般のスクール生として戻ってくることがあれば、それはコーチ冥利に尽きます。

中学校進学時に望んでいても硬式テニスを続け難い子供達をみて、少なからず悔しい思いをするコーチはいらっしゃるはずです。
是非、各スクール単位でも、中学校に硬式テニス部が少ないという問題に対して「学校に関わることだから難しい」ということで諦めることなく、興味を持ち、声をあげて頂けることを願っています。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:17 | コメントをどうぞ

「運動後の栄養補給」

「運動後の栄養補給」

まずは、運動直後、単純に失われた水分を補給することは重要なリカバリーです。
次に、疲労回復や同時にフィジカル強化を考えているのであれば運動が終わった後こそが勝負ともいえます。…

運動終了後から食事までの時間が空いてしまう場合や、夜間練習でそのまま就寝の場合は特に、筋肉のエネルギー源の回復を早める為に、100%果実ジュース(オレンジ、グレープフルーツ、りんご等)が身体に優しいです。
そして何より、運動後にたんぱく質を摂ることは身体づくりの基本なので、時間の無い方はプロテイン等を利用すると疲労回復に役立つと思います。

まだまだ、「プロテイン」というとボディビルダーのアイテムというイメージが強いですが、単純に「たんぱく質」と考えてみてはいかがでしょうか。
女性であれば特に、美容の為にサプリを摂取する方も多いと思います。プロテインもサプリと同じとも言えます。
運動すれば、多かれ少なかれ筋肉が破壊されます。
それを回復させる為に、栄養が必要となり、回復時に栄養が不足すれば、疲れや故障に繋がります。

最近ではジュニア用のプロテインや低脂肪プロテイン、吸収する為に必要なアミノ酸やビタミン等も含まれたプロテインも数多く販売されています。
勿論、通常の食事でバランス良く栄養素を補給することは最優先事項ですが、現実的には理想とされる栄養分を全て網羅させることは非常に困難なことでもあります。
実際に取り入れるかどうかは賛否に分かれ、個々の判断で良いと思いますが、知識として携えておくことは子供大人に関わらず大切なことです。

「せっかくの努力」「苦労した練習」準備からアフターまで1セットに考えて、効果的な練習と出来るだけ疲れを残さないフォローを意識してみませんか。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:50 | コメントをどうぞ