「軟式テニスとの共存」

「軟式テニスとの共存」

硬式テニスの普及を口にすると必ずといってよいほど、軟式テニスが取り上げられます。
確かに、テニスという名を同様に持ち、同じテニスコートで行われるスポーツですから、無関係というわけにはいきませんが、対抗意識を持つ必要はないはずです。
学校教育現場において、グランドやコートに恵まれていることはわずかで、同じグラウンドで多岐に渡るスポーツを共存しているのが通例です。
仮に専用コートが存在するのであれば、硬式と軟式の2種目で協力して使用すれば良いだけのことです。
部活動が学校教育の延長戦であるならば、譲り合いや協調性を重んじるべきとも言えます。
軟式も日本発祥のスポーツであり、若手の育成や普及に情熱を傾けている方も多数存在し、そのような方々ほど、決して硬式に対抗意識を持つわけでも無く、共存を望んでらっしゃいます。

軟式テニス普及に尽力されている方も、
「確かに、中学校に両種目を自由に選択出来るような環境になれば、人数的に偏りが出てしまう懸念はありますが、それはそれぞれが平等に普及努力を重ねる必要があるだけのことです。」
というご意見もあります。

どのスポーツにおいても、そのスポーツに愛着があればあるほどプライドがあるものです。
ただプライドというものは、そのスポーツの「楽しさ」「充実さ」「自信」等の誇りであり、決して他と比べる為のものではないはずです。
硬式と軟式は、良い意味で姉妹スポーツであり、一方では他スポーツという割り切りも必要だと考えます。

大人が「子供の手本」であるならば、硬式を普及するにあたって、決して軟式を対抗スポーツとして挙げることはあってはならないのではないでしょうか?
理想論で机上の空論とのご意見もあるかもしれませんが、現状様々な目標に向かって努力し続けている子供たちも多数存在することも現実です。
普及をするにあたっての配慮は、欠かすことのできない重要事項と考えます。
また、こうして書くことが配慮に欠けると思われてしまっていたらお詫び致します。
ご理解頂けたら幸いです。

本会facebookの「いいね!」もお願い致します。

カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 13:48 | コメントをどうぞ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">