「建前がちに表現される文武両道って・・・」
入学式や朝礼での決まり文句といえば文武両道。
一方でどれだけの学生に真意が伝わっているかと言うと、耳にタコ状態で「文武両道」という言葉にさえ拒否反応を示すことさえあるかもしれません。
もちろん指導者側も悪気があるわけでも無いものの、つい口にしてしまう言葉のひとつかもしれません。
かといって勉強しなくて良いとは言いにくいものです。
イチローも中田英寿、羽生結弦も、高校時代の成績がトップクラスだったという話は有名です。
だからといって、お手本して頑張ろうというのも安直とも言えます。
では、一流と言われるプロ選手がなぜ頭脳においても長けているかをというと、昨今のスポーツ業界では、様々な理論が提言され、レベルアップには意識改革は必須とされています。
自身の技術に対しての探求や時間の使い方に至るまで、計画的に物事を整理する能力が重要視されます。
なんでもかんでも理論的にすることは賛否に分かれると思いますが、文武両道を司っているものは自分自身に人間形成の計画性の表れとも言えるはずです。
もちろん意志や我慢強さや要領的な要素も大きな要因です。
文武両道という言葉は素晴らしい言葉なものの、終わりの無い大きい目標です。
大き過ぎる目標というものは、時として、手がける前に「やる気」を削いでしまうこともあります。
何より、文武両道という言葉が、子供たちにとってどれだけ魅力のある言葉なのでしょうか?
指導者側も決まり文句のように文武両道と表現するのではなく、細分化した目標設定や実現可能な目標設定の努力を怠らないようにしなければなりません。
最近の学生は現実的な故、自分の将来の夢や目標が定まっていない学生も多いものです。
間違いなく、ご父兄や教職員の方々が苦労されているポイントではないでしょうか?
まずは実現可否に関わらず、目標を持ってもらいたいはずです。
そして、それを実現化させる為に計画力を培うことは、将来新たな目標や夢が出来た時に大きな財産となります。
ひとりでも多くの学生に自身の将来像をイメージしてもらいたいですね。
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