「強いから応援するんですか?日本テニス選手を5名挙げられますか?」
サッカーの日本選手を5名挙げて下さいと言えば、女性でも回答できる方は多いものです。
一方で、テニスの日本選手を5名挙げて下さいと聞くと、テニス愛好者でさえ、答えられないこともあります。
この投稿をご覧になって下さる方は、テニスの情報に対してアンテナを張っている方が多いだけに、回答できる方も多いと思います。
ただ中学生にこの質問を問いかけた時に、テニス部に所属していても答えられない学生のほうが多いのが現状です。
どうしても指導と言うと技術指導をイコールに考えがちです。
もちろん、コート上でボールを追い駆け、ラケットを振り抜くことが根本的なテニスの楽しさなので、技術指導も大切です。
時間の制約があるだけに、困難かもしれませんが、選手を紹介したりする機会を設けることも指導の一環です。
目標の選手や憧れる選手がいるだけで、テニスはガラッと変わります。
確かに錦織選手のように世界でトップ5に入るような選手はインパクトがありますが、国内にも素晴らしい選手は多数存在します。
また、地域に根差してレッスンをするコーチも素敵なプレーヤーのひとりです。
大人のほうがどのスポーツでも世界で活躍していないと否定的な評価をしてしまいがちな風潮もあるような気がします。
「部活であれば、同じ部の選手を応援しよう」と言うはずです。
それはレベルを問わず、場合によっては勝敗にも関わらず、応援する気持ちを育てたり、チームワークを育む意図があるからです。
それをスライドして考えれば、今はまだ世界に届かない選手であっても応援したり、鈴木貴男選手のように40歳間近でも現役として戦い続ける選手をもっとフォーカスしなければならないはずです。
「憧れる選手は誰ですか?」
という問いに部員はなんと答えることでしょう。
「強いから応援する」
「世界でトップだから応援する」
だけではなく、
「頑張っているから応援する」
「仲間だから応援する」
等の視野も育っていって欲しいですね。
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