長谷川「等伯」を読んでいます。
秀吉に千利休が切腹をさせられて、利休と親交のあった等伯は秀吉を恨みます。そこに、秀吉の子供の亡くなった鶴松の菩提寺のための絵を描いて欲しいと頼まれて、狩野派から意地悪をされてお金に困っているところでもあり、また絵の仕事は嬉しくもあり、受けるか断るか悩んでいるところなのです。
そして昨晩寝る前に私ならどうするかなぁと考えながら寝ました。
利休は何か、謝れば切腹しなくて済んだのに、気位が高くて謝らなかったという話をどこかで聞きました。等伯はどうするのか。
私も、気位の高い人間ではいたいけど、お金もちょっと魅力的。
母にその話をしたら「ママなら描くけど、絵に気持ちが入らなくなるわよね。嫌いな人のために描くなんて。」と言います。
母は絵描きなので,そういうものかなと。
テニスでも「この人と一緒に勝ちたい」と思うダブルスパートナーと組んだ方が強いチームになりますよね。
でも等伯ほどの人なら、そのあたりは超越して描くことになるのでしょうかね。
今日はこれから親戚の結婚式です。佐藤直子