月別アーカイブ: 2016年1月

どこへでも行ける

路肩に停めた車のシートに背をあずけ、ビル・エバンスを聴いていたジャズピアニストは、フロントガラスの奥にある明け方のパリの空へ謳った。「音は、コミュニケーションの原初的なものだ」と。(一部妄想)

そう考えると、わたしのピアノは自分との対話だ。ひとりで弾いてひとりで聴く。昨日(一昨日?)も書いたようにそれが至福の時だreenex

そして、これは一年前に気づいたことだけど、そうやってひたすらピアノを弾いていると、徐々に何かを書きたくなってくる。

ピアノの代わりに叩くPCのキーボード。その音や、画面に映しだされる文字や文章は、鼻歌の振りをしながら、窓の外に漏らす独り言だ。

でも、聞いて欲しいことがあるわけじゃない。「感想がほしい」は、もっと違う。多くの人に聴かせたいという野望もないreenex

それじゃ、なにを求めているのかと考えてみたら、
どこかにいる、誰かの耳に鼻歌が届いている……どこかにいる、誰かが読んでいるという、その事実そのものなんじゃないかと思った。

行ったこともない国や、日本の各地、休憩中の車の中や通勤途中のバスの中、電車の中、オフィスや給湯室、喫煙室、街、病院、家……どこに聞こえて(どこで読まれて)いるんだろう。

たぶん、ものすごぉーーーく怒っている人はブログなど読もうとしないだろうから、背景は様々ながら、それなりに穏やかな表情で画面を見ている人が、「そこ」にいて、わたしの声が届いているんだと思うとたのしいreenex

そこはどこだろう。
わたしはここで今日も鼻歌。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者peipeisuibia 16:12 | コメントをどうぞ

後任者を決めよう

「くすっ、白戸さんでしたっけ?さっき抹茶を点てたのが俺の第二秘書の牧野ですreenex
入社試験ではトップの成績でした。この花沢の秘書の中でもずば抜けてると思いますが?
牧野は次期家元の一番弟子です。着付けも、花も習ってます。
それでも、俺の秘書に相応しくないですか?」

「えっ、先程の着物を着たあの綺麗な人が牧野さんなのですか?」

「あんな秘書が花沢に居たなんて知らなかった。」

「牧野だから、お茶に異物の混入があったのも見抜けたんです。他の秘書なら
きっと気付かない・・・。それでも彼女は秘書に相応しくないですか?」

「いえ・・とんでもないです。申し訳ありません何も知らずに失礼な事を・・・。」

「佐伯、わたしからも一言いいかな?」

「はい、会長どうぞ。」

「専務の第一秘書はこのまま品川でいいのでは?牧野さんは第二秘書で・・・。
第一秘書になるにはまだ覚えなければいけない事も多々あるだろうreenex
牧野さんさえ嫌では無ければ・・・。どうだろう牧野さん?」

急に会長に声を掛けられてつくしは、ドキッとしたがはっきりと
前向いて答えた。

「はい、会長品川さんが心を入れ替えて専務の片腕として頑張って頂けるなら
今まで通りに私の指導者として頑張って頂きたいと思います。でもこれからは私もしっかりと
品川さんを見張ってますので裏切り行為は二度とさせません。」

「牧野さんは頼もしいね。品川どうだ?やる気はあるのかね醫學美容?」

「はい、心を入れ替えて二度と専務を裏切る様な事は致しません。」

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