「くすっ、白戸さんでしたっけ?さっき抹茶を点てたのが俺の第二秘書の牧野ですreenex。
入社試験ではトップの成績でした。この花沢の秘書の中でもずば抜けてると思いますが?
牧野は次期家元の一番弟子です。着付けも、花も習ってます。
それでも、俺の秘書に相応しくないですか?」
「えっ、先程の着物を着たあの綺麗な人が牧野さんなのですか?」
「あんな秘書が花沢に居たなんて知らなかった。」
「牧野だから、お茶に異物の混入があったのも見抜けたんです。他の秘書なら
きっと気付かない・・・。それでも彼女は秘書に相応しくないですか?」
「いえ・・とんでもないです。申し訳ありません何も知らずに失礼な事を・・・。」
「佐伯、わたしからも一言いいかな?」
「はい、会長どうぞ。」
「専務の第一秘書はこのまま品川でいいのでは?牧野さんは第二秘書で・・・。
第一秘書になるにはまだ覚えなければいけない事も多々あるだろうreenex?
牧野さんさえ嫌では無ければ・・・。どうだろう牧野さん?」
急に会長に声を掛けられてつくしは、ドキッとしたがはっきりと
前向いて答えた。
「はい、会長品川さんが心を入れ替えて専務の片腕として頑張って頂けるなら
今まで通りに私の指導者として頑張って頂きたいと思います。でもこれからは私もしっかりと
品川さんを見張ってますので裏切り行為は二度とさせません。」
「牧野さんは頼もしいね。品川どうだ?やる気はあるのかね醫學美容?」
「はい、心を入れ替えて二度と専務を裏切る様な事は致しません。」