私たちのオレンジボールは終了し、現在北京へと帰国中でドーハ空港にいます。(8時間待機!)
結果的には予選を4試合勝ち上がり(1回戦はBYE)本戦は1回戦負け、コンソレは2回勝ち3回戦での敗退となりました。
何よりもオレンジボールをこの目で見て感じられた事、自分の教えているプレーヤーがどれくらい通用するのかを見れたことが僕にとって大きな収穫だったと思います。
ベスト16に入るのに1つ壁があり、さらにトップ6人くらいは少し違った次元だったような気がしました。
それもどうしようもないくらいの差ではなくこの先の努力次第でどうにかなるような差でもあるように思います。
ただ、その差を埋めるためには人生をテニスに捧げるくらいの覚悟が必要で、そこが一番のトップ選手との差でした。
12歳以下の第1シードは1回戦第1セット1−2と相手にリードされたところで、顔をくしゃくしゃにして泣き叫びそこから11ゲーム連取でした。
自分のプレーに対して確固とした理想があり、それがそこ少し崩れただけで許せないくらいその理想にこだわり、絶対にそのテニスをするんだという強い意志がありました。そこには、「できなかったらどうしよう」「負けたらどうしよう」といった甘っちょろい考えがなく、「絶対に自分が勝つ」「誰にも勝ちは譲らない」といった強い意志しかありませんでした。
相手にとっては追い込んでも追い込んでも追い込んでいる気がしないとても恐ろしい相手でしょう。
今後、このレベルで勝っていくためにはプレーヤーたちはもちろん、自分ももっともっと考えなくてはいけないと思いました。
そして、アメリカやヨーロッパの国々は少し移動しただけで他の国の選手と対戦するチャンスがあります。
毎月ヨーロッパの遠征をするのは難しいですが、もっとアジアの近い国同士で毎月のようにレベルの高い大会があればもっとレベル向上に繋がるはずです。
その1つが中国のナイキ杯であったり、韓国のKETF国際大会であります。(14歳以下であれば山梨ATFもレベルが高くていい大会です)
日本の大きな大会も海外選手を受け入れる体制を作ってほしいと思います。
そのためには、3セットマッチ、最低1大会に2試合はできるようにする必要があります。
とにかく、また一から頑張りたいと思います!
写真は日中韓の参加選手です。
言葉は通じませんが、国同士のいざこざは何処へやら一瞬で打ち解けて仲良くなっていました。
こういった国際交流もジュニアテニスの魅力の一つです。