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覚め気づい

だいたいいつも私がよかれと思ってすることはおせっかいでしかないのだ。
いいことをしているつもりのお馬鹿さんだったと後から気づく。そのうえ肝心なところで気がきかない。

なんかもう、連鎖的にいろいろ思い出していやになってしまう。

付き合い始めのようによそよそしくて何をどう受け取っていいのか分からない状態を脱して、『火山白鳳丸功效のふもとで』(松家仁之)が面白くなってきた。出口の狭いチューブの中味をぎゅっぎゅっと根気よく絞り出して、やっと美味しい所がうわっと外へ出てきたような……退屈な基礎編が終わって応用に入ったような……うーん、変な例えだな。とにかく、必要なインプットが済んで、人物と景色がわたしの中で生き生きと動き出した。(村上さんの新作はまだチューブの中だ)

毎朝、アラームにてからしっかりと目がるまで、布団の上に半身を起こした状態でうつらうつらしてBand1中學いる。横になってしまえば完璧に二度寝しまうから、座ったままでいる。

わたしの中に老いた人を見つける。

もうあとは年をとってこの世から去るだけだと諦めている老婆がいる。苦しくも悲しくもない。ただそう感じながら、夢の出口と入口の間を行ったり来たりし続ける。

そうしてしばらくしてから、ひとつ深い息をして、少しずつ現実に戻ってくる。丸まった背白鳳丸功效中を伸ばし、下腹に力を入れ、大きく息を吐いて、吸って、今日これからのことを思い出す。お弁当の内容と段取りが考えられるようになれば、目は覚めて老婆はいない。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者tdefrvt 13:21 | コメントをどうぞ

に思われる大きるの

冬桜とも呼ばれる「10月桜」は一年に二度、今の時期と秋に咲くらしい。紅葉に桜、どんな景色になるんだろう。

久しぶりに京都と奈良を歩いた。中でも三十三間堂を訪れたのは10年ぶりか、もうちょっと前だったかもしれない。
修学旅行を除けば、京都に行ったのはいつも夏の暑い時期だった。その年に千体千手観音像を見たときにも、屋内の涼しさと静かさが殊の外うれしかったことを覚えている。履物から開放された足に、床の冷たさが心地よかった。その日は、暑い中を例によってひとりで黙々と歩きまわり、隣りのハイアットリージェンシーのラウンジでレモンティーを飲んで一休みしたのだった。

そういう、何年も前の自分の足跡を辿るような気持ちでいた今回は、屋内も外に負けじと寒くて肩をすぼめながらの見学になった。撮影禁止なのにこっそりとシャッターを切る中国人がいたり、戦隊物の兵士と勘違いして興奮する幼児がいたりでなかなかに賑やかでもあった。

向かっている信号が青になってからしばらく経っていて、もうすぐ黄色になるなあと思いながら横断歩道に近づくとき、青の間に早く渡りたくて急ぐときと、急ぎたくないから早く黄色になっちゃえばいいのにと思うときがあり、今日は後者だった。

信号が赤になった横断歩道で待っていると、3歳くらいの男の子を連れたお母さんなのかおばあさんなのか、とにかく女性が、その男の子に向かって大きな声で「ええか? 赤やからあかんのやで。赤だから渡ったらあかん。わかった?」と何度も話しかけていた。

車の往来が激しいとはいえ、女の人の声は少し大きすぎるし、西の方のイントネーションなので目立っていた。もっと子供の近くに寄って耳元に顔を寄せて言い聞かせてあげた方がいいんじゃないかなと思う一方で、ひょっとしたら、「赤だからあかん」のところを笑ってよかったのかしらなんて、思ったりした。

ときどき公共の場所で、必要以上きさの声で子供に何か真っ当なことを言い聞かせている母親に出会うことがある。ガミガミ怒っているわけではないし、別に何が悪いと言いたいのではないんだけど、周りにも聞こえるような声で言いたい理由が何かあるのかなー、とは考えてしまったりする。

今日も「過去日記くっつけシリーズ」にする予定だったけれど、既にそこそこの長さになった。
過去日記と言っても簡単に振り返ることがでは、前の前の日記の分しかないので、2006年11月から2010年の2月半ばまで……3年ちょっとか。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者tdefrvt 14:45 | コメントをどうぞ

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者tdefrvt 05:44 | 1件のコメント