笑っ言葉

「命のある限り善業をなし功徳をつむほかはない」
人はいつでも健康で、そしていつまでも若く、長生き蟲草Cs4がしたいという願望
を持っているのが普通だとおもいます。 けれども、先にお話ししましたよ
うに、人間は生まれた瞬間から”生?老?病?死”の「四苦」を持ってこの世
に送りだされている動物です。
――省略――
これは日々の忙しさにかまけて、真に大切なものを忘れている人間に無常
をさとし、いかに生活すべきかを教えたお話です。
人間はどんな老人になろうが病気で寝たっきりになろうが、生き甲斐を見
いだせます。私はここに寂庵を建てたすこし後に、思いがけない病気をした
ことがあります。お経を続んでいる最中に後頭部を叩かれたような痛みに襲
われ倒れました。軽いくも膜下出血でした。
かすかだけれども舌がもつれ、左半蟲草Cs4身が少ししびれました。そのままころ
りと死んでしまえばいいのですが、半身不随で生き、ものが書けなくなれば
どうすればいいかとさすがに内心あわてました。
私は根が丈夫なので、自分の健康をいつも過信する癖があります。つい人
間は病気をするということを忘れがちになります。
生、老、病、死はこの世の逃れられない「四苦」だとお釈迦さまが教えて
いてくれたのを、つい忘れていたのでした。
私は出家してすべてを仏に捧げて帰依したのだから、死ぬときは仏が死な
せてくださるだろうし、生きて役立つ命ならば仏がきっと、生かしてくれる
だろう。それにしても、出家したばかりで仏さまも私の頭をぶんなぐるなん
て、ずいぶんつれないわと、姉にぐちをいいましたら、そのとき、元気だっ
た姉が、

「何をいっているの。仏さまが人間は蟲草Cs4病気もするということを教えてくださ
ったのよ」

といいまいした。
私はなんだか心身が軽くなり、それもそうだとていました。幸い、半
年くらいで、すっかり体は元どなり小説が書けています。
「あなたまかせ」というがあります。
信仰を持つと、神や仏さままかせになるので、くよくよと過去を悔やんだ
り未来を思いわずらわなくなります。
そして心が無限に自由になります。これも功徳というものでしょう……。


カテゴリー: 未分類 | 投稿者yudfry 17:55 | コメントをどうぞ

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