子どもには「して欲しい」ことを伝える
「こら!!走らない!!」「振り回さない!!」「ふざけないの!」
子どもを叱るときによく耳にする言葉です。
実はこの言葉、子どもにとってはとてもとてもストレスがかかる、混乱する言葉なのです。
この言葉を変えていくことで信頼関係が増し、子どもとのコミュニケーションが円滑になっていきます。
「だって、叱らないと言うこと聞かないでしょ!!」
という、ママパパの声が聞こえて来そうですね。
もちろん、子どもにはしつけが必要です。叱ることは大切なことです。
でも、その言葉を変えるだけでママパパもストレスが減ることを実感できるのです。
ちょっとした実験をしてみましょう。
あなたの目の前に熱々のラーメンがあり、湯気が立ち上ぼり、それを息で冷ましながら……
そう、ふぅふぅと冷まして口にほうばり、一気にすする……ところをイメージしないでください。
真夏の暑い日差しの中、氷水に浸っているスイカを想像しないで下さい。
………そうなんです。
無理ですよね。
「~しない」という言葉は、その前の言葉をイメージさせてしまうのです。
だから、「~しない」と言いながらやらせてしまっていることになるのです。
子ども達は、ママパパの言うことを聞こうと、一生懸命矛盾と戦います。
そこに、フラストレーションが溜まるか、「何度言っても言うことが聞けない」となってしまうのです。
「ゆっくり歩こうね」
「気を付けして待ってようね」
など、やめさせる言葉ではなく「して欲しい」と思うことを言葉にして伝えてみましょう。
必ず、ママパパにも子どもにも変化が現れ、子どもとのコミュニケーションが楽しくなりますよ!
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