フェデラー36歳で全豪2連覇達成、チリッチとのフルセットを制しGS通算20勝目[全豪オープン]
1/28(日) 20:37配信
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「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の最終日となった1月28日、男子シングルス決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)とマリン・チリッチ(クロアチア)が対戦。フェデラーが6-2、6(5)-7、6-3、3-6、6-1で勝利し、「全豪オープン」2連覇、グランドスラム通算20勝目を飾った。
【試合速報】全豪オープン 男子シングルス決勝 “フェデラー × チリッチ”
両者の過去の対戦成績はフェデラーの8勝1敗。フェデラーは男子テニス界のレジェンドで、現在も36歳にして世界ランク2位を維持している。「全豪オープン」は昨年を含め過去5回優勝しており、今大会も決勝まで1セットも落とさず勝ち上がってきていた。一方のチリッチは錦織圭(日本/日清食品)を破った2014年「全米オープン」以来のグランドスラム2勝目を目指していた。
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試合はチリッチのサービスゲームからスタート。するといきなりフェデラーがチャンスをものにする。フェデラーは、ブレークポイントを握るとチリッチの攻めに防御する形になるが、チリッチのスマッシュがネットにかかり、ブレークに成功。フェデラーは幸先の良いスタートを切る。
勢いに乗ったフェデラーはさらに第3ゲームもブレークし3‐0とチリッチを圧倒。そのまま第1セットをフェデラーが6‐2で先取した。
第2セットは、お互いブレークを狙う拮抗した展開に。チリッチは一時はセットポイントとなるブレークチャンスとなるも、フェデラーがそれを許さず、両者ブレークがないままタイブレークにもつれ込む。このタイブレークを7-6(5)でチリッチが取り、1セットオールのイーブンに戻した。
続く第3セット。序盤は第2セットに続きお互いキープ展開となるが、第6ゲームでフェデラーがブレークに成功し4-2に。フェデラーは大きく「カモン!」と叫ぶ。チリッチは第2セットはファーストサービスの確率が60%だったが、第3セットは50%を切り苦しくなったところをフェデラーにブレークを許した。
第3セットはフェデラーがそのまま優位に保ち、6-3で奪取し王手をかけた。
フェデラーがセットカウント2-1とした第4セットも、第1ゲームでフェデラーが早々にブレークし、序盤は優位に試合を運ぶ。しかしチリッチも引き下がらず、第6ゲームでこの試合初めてフェデラーのサービスゲームを破り、3-3に。
すると第8ゲームでもフェデラーからブレークを奪い、波に乗ったチリッチは6-3で奪取。勝負は最終セットにもつれ込む形になった。
運命の最終セット、ここでも第2ゲームでフェデラーがリードに成功。すると第6ゲームでもブレークに成功し5-1へ。最後もフェデラーが押し切り、「全豪オープン」2連覇、グランドスラム通算20勝目を決めた。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全豪オープン」決勝戦でのフェデラー
(Photo by Mark Kolbe/Getty Images)
(c)テニスデイリー