男子テニスのバルセロナ・オープンはシングルス準決勝で世界ランク63位の19歳、ステファノス・チチパス(ギリシャ)がパブロ・カレノブスタ(スペイン)を7-5、6-3のストレートで破り、初のツアー決勝進出。一躍、脚光を浴びている新鋭は試合中に左足のシューズが脱げるハプニングもあった。ATP公式中継サイト「テニスTV」公式インスタグラムが「バルセロナでのシンデレラストーリー」と脱げた靴と快進撃をかけ、動画付きで公開し、反響を呼んでいる。
これぞシンデレラ物語!? 19歳新鋭の“靴脱げ”珍事に反響「どうしてこうなった」
ギリシャの19歳が、バルセロナで快進撃を演じている。第5シードのカレノブスタを相手にしても臆することなく、チチパスは7-5、6-3のストレートで快勝。ついに自身初のツアー決勝進出を果たしてみせた。
ノッている男は、何かと注目を浴びる。「テニスTV」が紹介したのは、まさかのハプニングだ。右サイドいっぱいにショットを打ち込まれた場面。懸命に追いかけたチチパスは右足で踏ん張りながらフォアハンドで打ち返した。しかし、次の瞬間だ。もう一方の左足のかかとが土に引っかかり、シューズが脱げてしまったのだ。
カメラは赤土に転がった1足のシューズを大写しにし、珍事に脚光を浴びせていた。しかし、こんなハプニングもものともせず、快勝したチチパス。動画を紹介された公式インスタグラムでは「バルセロナでのシンデレラストーリー」と脱げた靴と快進撃をかけ、粋な表現でスポットライトを当てていた。
映像を観た海外ファンから「どうしてこうなった」と困惑の声も上がったが「天才」「スーパープレーヤー」と若き才能を称賛する声も寄せられていた。
初タイトルをかけ、決勝で対峙するのはクレーコート通算400勝を挙げたばかりの地元の帝王、ラファエル・ナダル(スペイン)。バルセロナの地で演じているシンデレラストーリーはどんな結末を迎えるだろうか。