イギリス・ロンドンで開催されている「ウインブルドン」(7月2~15日/グラスコート)の大会6日目。
地元の人気者、カイル・エドマンド(イギリス)を倒した男子シングルス3回戦で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はワンブレークを喪失することになった主審のミスジャッジを受け流し、忘れた。
しかし、ウインブルドンの観客からどのような扱いを受けたか関しては、彼はそう寛大ではなかった。
「少し過剰すぎる、と感じる暗黙のボーダーラインというものがある」
母国の選手を応援するセンターコートの熱狂的ファンにときどきブーイングされたことについて、ジョコビッチはこう言った。
「僕は、何人かの人々に今日やられたような扱いを受けるに値しない」
しかし、観客も主審の大きなミスも、ジョコビッチを狼狽させはしなかった。ウインブルドンを3度制した男は、エドマンドとの試合に4-6 6-3 6-2 6-4で勝ち、オールイングランド・クラブで11度目となる4回戦に進出した。
第4セット3-3で迎えたエドマンドのサービスゲームが15-40となった場面で、ジョコビッチはブレークを盗み取られることになった。エドマンドが何とかネット越しにボールを返す前にボールが2バウンドした際に、審判がノットアップを見逃したのだ。
ジョコビッチは主審に文句を言い、その上、テレビのリプレーがエドマンドの返球が実はサイドアウトしていたことを見せていたにも関わらず、判定は覆らなかった。
エドマンドは結局そのゲームをキープしたが、ジョコビッチは次のチャンスでブレークした。
この時のシーンがこちらだ。
「間違いなく2度バウンドしたと、100%確信している」とジョコビッチは言った。
「誰もがミスを犯し得る。それは問題ないよ。でも、なぜ主審が、僕がチャレンジすることを許さなかったのか、理解できない。僕は彼に頼んだんだ…だから、主審の決断はかなり奇妙だったけど、まあそういうことも起こる」
とはいえ、それはこの試合唯一の論点ではなかった。ジョコビッチは、第3セットのタイムバイオレーションに続いてブーイングされたあと、観客たちとの論争を始めた。彼は、スタンドに向け投げキッスをすることでそれに応えた。
「それ(タイムバイオレーション)のあとの観客の反応は、かなり不必要だった。タイムバイオレーションを受けた試合の終わりのほうで、僕がボールをバウンドさせているときに、2、3人の観客がずっと咳をしたり、口笛を鳴らしたりしていたんだ」とジョコビッチは言った。
「それらは言うまでもなく、人々がテレビでは見たり聞いたりできないことだ。僕はただ、そういうことは不必要だと思う。僕は、そういうことは嫌いなんだ。僕の観客とのやりとりには、よいものも、そう素晴らしくないものもあったと思う。僕はただ、フェアであると思ったやり方で応じた。彼らが僕に対して反応したやり方で」
シングルスで生き残っていた最後のイギリス人だったエドマンドは、観客から何か失礼な行為があったようには思えなかったと言ったが、それがデビスカップのような雰囲気だったと認めていた。
「素晴らしい雰囲気だったよ」とエドマンドは言った。
「センターコートでプレーするとき、観客が後押ししてくれるというのは、素晴らしいことだ」
また、第4セットの問題の判定について、エドマンドは、ボールが実際に2度バウンドしたか否かは定かではないと主張した。
「実際その場にいると、なんとも言い難いよ。それにバタバタ走っていた訳だから、僕には分かりづらい」と彼は言った。
「主審が椅子から降りて、コート脇のテレビのモニターを見に行くことが必要だね」
ジョコビッチがウインブルドンでイギリス人プレーヤーと対戦するのは、これで3度目だった。ジョコビッチは2013年決勝でアンディ・マレー(イギリス)に敗れ、2016年にはジェームズ・ワード(イギリス)を倒した。しかし、観客からこのように反応されたのは、これが初めてだった。
「アンディに対してプレーしたとき、観客はとてもフェアだった。もちろん、彼らは自分たちの選手を応援するものだけどね」とジョコビッチは言った。
「でも今日は、何人かの人々、特に僕がタイムバイオレーションを受けた側のコートの後ろにいた人々が、ずっと挑発し続けていたんだ。そういうことは、少しの間なら我慢できる。でも僕は(そういうとき)、僕も同じようにそこにいること、彼らがやりたいことを何でもしてもいい訳ではない、ということを見せるつもりだよ」
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