[19日 ロイター] – テニスのウエスタン・アンド・サザン・オープンは19日、米シンシナティで男子シングルス決勝を行い、元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同大会で7回の優勝経験を誇るロジャー・フェデラー(スイス)を6─4、6─4のストレートで下し、優勝した。
ジョコビッチは同大会で過去に5回の決勝を戦ったが一度も優勝経験はなく、そのうちフェデラーには3回敗れていた。この優勝で、1990年から始まった「マスターズ1000」の全9大会を制覇した史上初の選手となった。
念願のタイトルを勝ち取ったジョコビッチは試合後に「初めてここに立って、このトロフィーを手にするのは、間違いなく非常に特別な瞬間だ」とコメント。
ひじのけがからの復帰について「けがをしてプレーできず、今年初旬には手術も受けて、激動の日々だった。ウィンブルドン選手権で優勝して、初めてシンシナティで優勝して、このレベルまで復活できたのは現実とは思えない」と語った。