世界1位となるマレーが大会初優勝で華を添える [パリ/男子テニス]
THE TENNIS DAILY 11/7(月) 17:00配信
フランス・パリで開催された「BNPパリバ・マスターズ」(ATP1000/10月31日~11月6日/賞金総額374万8925ユーロ/室内ハードコート)のシングルス決勝で、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)がジョン・イズナー(アメリカ)を6-3 6-7(4) 6-4で破り、今大会の初優勝を飾った。月曜日に発表される最新世界ランキングで1位となることが確定しているマレーは今、キャリア最良のシーズンを過ごしている。
マレーが今季8勝目、ジョコビッチの7勝を抜き単独1位 [BNPパリバ・マスターズ]
これはマレーにとって今季8つ目のタイトルであり、ATP1000のマスターズ優勝は14度目。その勝利はまた、対戦相手のイズナーのマスターズ初優勝の夢を砕くものでもあった。
「試合前は、すごくナーバスになったんだ」とマレーは言った。過去のイズナーとの7対戦のすべてで勝っていたにも関わらず、だ。
マレーは月曜日にランキングが更新されると、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に替わって世界1位の座につくことになる。
「一週間だけのことかもしれないから、今は首位の座を楽しむようにしようと思う」とマレー。「ATPファイナルズのときに1位の座を失って、決してそこには戻れないかもしれないしね」。
29歳のマレーは、その新しいステータスに慣れようと努力しているところだ。
「世界1位になったことを実感しているのかどうか、よくわからない」とマレー。彼は3度グランドスラムで優勝し、2度五輪の金メダルを獲得した。「グランドスラム大会やオリンピックで優勝したときとは、違った感じがする」。
何より、お祝いメッセージの数が大いに違うという。
「ここまでの人生でプレーした、どの試合のあとに受け取ったメッセージよりも多い」とマレーは言った。「ほかの選手たちからの敬意も得られて本当に素敵なことだ」。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)
元王者ナダル、初の世界1位マレーを祝福「おめでとう」
tennis365.net 11/7(月) 17:31配信
マレーの世界ランク1位を祝福
男子テニスで元王者のR・ナダル(スペイン)は6日に自身のフェイスブックを更新し、イギリス人選手で初の世界ランク1位へ上り詰めたA・マレー(英国)に「友人のアンディ・マレー、世界1位おめでとう!」と綴り、祝福した。
【錦織に惜敗ナダル 主審に抗議】
2008年に世界王者の座を手にしたナダルは、これまでキャリア通算69勝を誇る。そのうち、グランドスラムは14度優勝し、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では最多の9勝をあげている。
さらに、2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)で金メダルを獲得し、史上2人目で現役選手唯一のキャリア・ゴールデン・グランドスラムを達成している。
現在30歳のナダルは近年思うような戦いが出来ず、最多10勝目を狙った今年の全仏オープンでは左手首を負傷して3回戦を前に棄権。ナダルがグランドスラムで最後に優勝したのは2014年の全仏オープンで、2015・2016年と2年連続で四大大会無冠のシーズンを送っている。
また、2001年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2002年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝している元世界王者のL・ヒューイット(オーストラリア)はマレーの世界ランク1位について、自身のツイッターで「世界1位を受け取るに値する」と綴っている。
tennis365.net
世界ランキング、ジョコビッチ 122週で2年ぶり2位へ転落
tennis365.net 11/7(月) 19:32配信
世界ランキング
男子テニスの11月7日付ATP世界ランキングが発表され、BNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)で準々決勝敗退となったN・ジョコビッチ(セルビア)は前回から2,120ポイント失い1つ下げてA・マレー(英国)に抜かれ、2014年の7月7日から122週連続で守ってきた世界ランク1位から2年ぶりに2位へ転落した。
【錦織らファイナルズ 8選手出揃う】
BNPパリバ・マスターズで決勝に進出した場合、ジョコビッチは世界ランク1位をキープしていたが、準々決勝で過去14連勝中だったM・チリッチ(クロアチア)にストレートで敗退。さらにマレーが決勝へ進出したことで2位が確定した。
7月のロジャーズカップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)以降優勝のないジョコビッチは、13日に開幕するATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)で5年連続の優勝を狙う。
11月7日付の男子ATP世界ランキングは以下の通り。
※[]内は前回のランキングからの変動数、()内は前回のポイント
■1位[ +1 ]…A・マレー
11,185ポイント(10,985ポイント)
■2位[ -1 ]…N・ジョコビッチ
10,780ポイント(12,900ポイント)
■3位[ - ]…S・ワウリンカ(スイス)
5,115ポイント(5,865ポイント)
■4位[ +1 ]…M・ラオニチ(カナダ)
5,050ポイント(4,690ポイント)
■5位[ -1 ]…錦織圭(日本)
4,705ポイント(4,905ポイント)
■6位[ +1 ]…G・モンフィス(フランス)
3,625ポイント(3,635ポイント)
■7位[ +3 ]…M・チリッチ
3,450ポイント(3,100ポイント)
■8位[ -2 ]…R・ナダル(スペイン)
3,300ポイント(4,080ポイント)
■9位[ -1 ]…D・ティエム(オーストリア)
3,215ポイント(3,250ポイント)
■10位[ +1 ]…T・ベルディヒ(チェコ共和国)
3,060ポイント(3,060ポイント)
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