カテゴリー別アーカイブ: 話題のニュース

世界のテニス・日本のテニスについて

ツォンガ ここぞのサービスがすごい

日曜日、ベルギーで行われたヨーロピアン・オープンでツォンガがシュワルツマンを6-3, 7-5のストレートで下して大会初優勝を果たし、今季4勝目を挙げた。
試合を見ていると、ラリーは互角。シュワルツマンがブレイクチャンスを掴むこともあった。しかし、結果はストレートでツォンガの勝利。その理由は明らかに、ツォンガのファーストサーブにあった。ここぞという時に、強烈なサービスでノータッチ、返せたとしてもツォンガペースは変わらない。なんと、ファーストサーブが入ったときのポイント取得率は93%という高確率だった。正に、ツォンガの武器が有効に機能した試合だった。

ツォンガ対シャワルツマンはこちら↓

試合後、二人のインタビューはこちら↓

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清水悠太とは 世界スーパージュニア優勝

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大阪で世界スーパージュニアテニス選手権大会というのが行われていた。歴史は意外に古く、1978年から行われており、1994年には鈴木貴男が優勝している。歴代優勝者を見てみると、2001と2003年にバグダディス、2005年にチリッチ、2006年に杉田祐一、2007年にハリソン、2010年に内山靖崇、2012年にキリオス、昨年は綿貫陽介と日本人選手が目立つ中、世界トップレベルまで上がっている選手もいる。

清水悠太は、今大会1セットも落とすことなく、決勝も6-3,7-6⑤で勝利した。第1シードということでプレッシャーを感じていたと本人は語る。

1999年6月9日生まれ、身長163cm、サウスポーの両手バックハンドの選手で、JTA男子シングルス70位、ATP世界ランキング1014位である。
ジュニアデビスカップでベスト4、全国選抜ジュニア シングルス優勝、そしてトッププロの登竜門とも呼ばれているオレンジボウルダブルス準優勝という輝かしい結果も残している。
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今年の全日本ジュニアでは、優れたタッチセンスを見せていた。ボレーだけでなくストロークでもフルスイングしながらも、球持ちの良い抜群のコントロールで左右に揺さぶりをかけていた。
今年の全日本ジュニア準決勝の様子↓

今大会でも、打てる球全てをハードヒットするような相手に対し、無理にパワーで対抗せず、ボールの高さや角度、空間を上手く使ったプレーで戦っていた。
2年前の全日本ジュニアでのプレーは、どちらかと言うとハードヒットが多く、早い展開でポイントを取りに行く積極的なプレーが目立った。

2015年全日本ジュニアの清水悠太↓

ここ数年でオールラウンドプレイヤーに成長したと言えるが、大会後のインタビューで、「課題が多く見つかったので、そこを直してもっともっと上にいけるようにしたい。プロになるとみんなサーブが良かったり、武器をそれぞれ持っている選手が多い。自分は武器というものがあまりないので、もう少し自分の武器を作っていくことが課題。」と話している通り、これといった武器がないのは確かなようだ。それでも世界スーパージュニアで優勝するだけのテニスセンスは抜群と言える。身長190㎝台が一般的な現代の世界トップのテニス選手に対して163㎝の身長でどうやって勝っていくのか、このずば抜けたテニスセンスで世界を魅了して欲しいと願う。

使用ラケットはバボラのピュアアエロ、ガットはRPMブラストで52で張っていると本人のツイッターでツイートしている。

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ライター:堀内夏子

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錦織のFirst hit!

アプリ「KEI NISHIKORI」に、錦織がラケットを使用してボールを打ち返している様子の動画が投稿された。
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「First hit! Verrrryyyy slowly:)」とコメントを載せ、復帰に向けて練習を開始したことがわかった。

今後は11月25日に行われる日清食品 ドリームテニスARIAKEにスペシャルゲストで参戦予定で、自身のツイッターでは、『ドリームテニスではプレーすることはできませんが、有明でみなさんに会えることを楽しみにしています!みなさん、待っててください! 』とメッセージを送っている。

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ライター:堀内夏子


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中国道横転巻き込まれ死亡した母娘について

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今月18日、岡山県の中国自動車道で、母娘が乗っていた軽自動車が、道路に落ちていたタイヤに衝突して動けなくなったため、2人はガードレールの外に避難していた。そこに同じタイヤに乗り上げた大型トレーラーが横転し突っ込み、岡山市の大学生中村亜美さん(21)と母の美香さん(49)が亡くなった。
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 亡くなった中村亜美さんは、岡山大学教育学部4年生で、小さいときからテニスをしており、大学でもテニスサークルに所属していたそうだ。
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 亜美さんは岡山県教員採用試験に合格し、来年4月から中学校の数学教師になるはずだった。ゼミの「エースでトップ」だったという。


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秀岳館ゴルフ部監督 わいせつ行為逮捕について

とても残念なニュースが入ってきた。
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RKKニュースより

『私立高校などで競技指導をしていた男が教え子の体を触るなどわいせつな行為をしたとして逮捕されました。
準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは八代市塩屋町の木下浩輔容疑者(52)です。
警察などによりますと高校の運動部などで競技指導にあたっていた木下容疑者は今年8月、10代後半の女子生徒をホテルに連れ込み体を触るなどわいせつな行為をした疑いが持たれています。
木下容疑者は「ご飯を食べに行こう」などと言葉巧みに教え子を誘い7月にも同じ女子生徒へ犯行に及んでいたと見られています。
女子生徒と家族が被害届を提出したことで事件が発覚し、調べに対して木下容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
木下容疑者を外部コーチとして招聘していた私立高校には今月に入って「一身上の都合で辞めたい」と申し入れがあったということです。』
以上RKKニュースより

甲子園で全国でも有名な秀岳館高校のゴルフ部監督だったようだ。元?プロゴルファーで、九州ゴルフ連盟に所属し、九州オープンにも出場しているようだ。
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秀岳館では、自分の娘にも指導している様子が伺える。娘と同じ歳位の未成年に対しての犯行。今までに同様の行為が無かったのか疑わしいと思われるのは自然な事であろう。
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スポーツの指導者として、自分を律する力を養ってから、子ども達に指導をしてもらいたい。

特に今回の件は『犯罪』であることを認識して欲しい。

テニス界でも、過去に教え子へのわいせつ行為で逮捕された事件が起きている。

2009年、テニススクールの教え子の女子高校生にわいせつな行為をしたとして、「大阪テニスアカデミー」経営、釜口明治(あけじ)容疑者(59)を児童福祉法違反(禁止行為)の疑いで逮捕した。【毎日新聞】

大阪市内の自宅や車の中で、当時16歳の女子高生に服を脱ぐように命令したり、キスをさせたりするなどわいせつ行為を繰り返した疑い。自宅敷地内に事務所とテニスの女子寮を構えており、女子生徒はこの寮で生活。釜口容疑者は「テニスのコーチをする」と言っては生徒を自室に招き入れ、全裸にさせて胸にタッチするなどの“個人授業”を展開していた。【サンケイスポーツ】

ライター:剛力健一(ごうりき けんいち)
テニスでインターハイ出場。大学卒業後オーストリア留学し、ATとして活躍。現在は、スポーツ記事の寄稿、講演活動を行う一方、地域に密着したスポーツイベントやスポーツクラブ作りにも参画。

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早稲田連覇の秘密

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大学テニスの日本一を決める全日本大学対抗テニス王座決定試合、14日は男子決勝戦が行われ、第1シードの早稲田大学(関東第一代表)が第2シードの慶應義塾大学(関東第ニ代表)を8-1で下し、13年連続25度目の優勝を果たした。
15日は女子決勝が行われ、第1シードの早稲田大学(関東第一代表)が第2シードの筑波大学(関東第ニ代表)を5-0で下し、12年連続13度目の優勝を飾った。

早稲田大学の強さの秘密はどこにあるのだろう。

土橋登志久監督は、就任2年目で男子部、3年目で女子部を王座に導いている。また、就任してから個人戦でも多くの全日本学生テニス選手権優勝者を毎年のように輩出するなど輝かしい成績を残している。

スポーツチームの強化には、チームを牽引する監督の力が大きい。監督が毎日のように指導を行うスタイルは、就任当時珍しいものであった。監督が日々選手の状態をチェックし、油断や慢心という心の隙を作らせず、常に向上心を持って練習させるように厳しく接するという徹底した指導が連覇を途切らせない大きな要因であることは間違いない。
コーチは、監督と学生の調整役となっている。学生と距離が近い社会人として、人間性の向上を目的とした指導をしている。
学生も厳しい環境で意識の高い仲間と切磋琢磨することで自らのテニスや人間性といった力を高められている。それがチーム力に直結し、部内に良い循環として代々受け継がれているようだ。
団体戦において、部員にはそれぞれの役割がある。試合に出場する選手、他大学の分析、ベンチコーチ、審判、ボールパーソンなどの役割を部員一人一人に与えられている。その役割を全うしチームの勝利のために尽くしており、団体戦での強さにつながっているという。
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監督、コーチ陣のぶれない信念とバードな練習、そしてしっかりと自らの役割を全うしようとする責任感が早稲田にはある。担当分けは個人を成長させる良い手段と言える。
その裏には、練習時間や、レギュラーではない選手への対応については不満も多く見られることから、ただ良い選手を集めて簡単に連覇を成し遂げている訳では無いことがわかる。

早稲田最強の時代がいつまで続くかは、指導者の信念にかかっている。

男子決勝、3位決定戦の結果は以下の通り。

【決勝】
(1)早稲田大学 8-1 (2)慶應義塾大学

D1:坂井勇仁/ 田中優之介 ○ 3-6, 6-3, 6-4 逸崎凱人/ 畠山成冴
D2:齋藤聖真/ 高村佑樹 ○ 6-2, 6-2 福田真大/ 今村昌倫
D3:島袋将/ 千頭昇平 6-4, 3-6, 4-6 ○ 上杉海斗/ 山崎瑛二

S1:島袋将 ○ 4-6, 6-3, 6-2 上杉海斗
S2:坂井勇仁 ○ 6-2, 6-1 逸崎凱人
S3:千頭昇平 ○ 6-3, 6-1 甲斐直登
S4:高村佑樹 ○ 6-4, 6-3 畠山成冴
S5:田中優之介 ○ 6-2, 4-6, 6-1 今村昌倫
S6:小林雅哉 ○ 7-6 (7-2), 2-6, 6-3 韓成民

【3位決定戦】
(3)関西大学 5-2 (4)近畿大学

D1:高村烈司/ 島田達也 7-5, 4-6, 2-6 ○ 高木修/ 恒松優也
D2:竹元佑亮/ 矢多弘樹 7-6 (7-4), 0-6, 4-6 ○ 長谷川聡/ 松本樹
D3:林大貴/ 柴野晃輔 ○ 6-1, 6-4 小野和哉/ 水口凌

S1:加藤隆聖 打切り 松本樹
S2:竹元佑亮 ○ 3-6, 6-1, 6-0 長谷川聡
S3:柴野晃輔 ○ 7-5, 7-6 (7-3) 小野和哉
S4:山尾玲貴 2-6, 2-3 打切り 高木修
S5:林大貴 ○ 6-4, 2-6, 6-0 西岡航
S6:高村烈司 ○ 6-4, 6-3 矢ノ川歩

今大会は各地区予選を勝ち抜いた10校で争われ、ダブルス3本、シングルス6本の計9本勝負。

昨年の全日本大学対抗テニス王座決定試合では早稲田大学が明治大学を破って12連覇を果たしていた。

女子決勝、3位決定戦の結果は以下の通り。

【決勝】
(1)早稲田大学 5-0 (2)筑波大学

D1:上唯希/ 大矢希 ○ 1-6, 6-4, 6-1 米原実令/ 森崎可南子
D2:細沼千紗/ 清水映里 ○ 6-4, 6-2 並木友花/ 牛島里咲

S1:清水映里 ○ 6-4, 6-2 牛島里咲
S2:細沼千紗 ○ 6-1, 7-5 森崎可南子
S3:上唯希 ○ 3-6, 6-3, 6-2 米原実令

【3位決定戦】
(3)関西大学 3-2 (4)大阪教育大学

D1: 越野菜摘/ 大野菜々子 5-7, 3-6 ○ 田中千愛/ 清水梨沙
D2: 橘彩音/ 中塚桃子 ○ 4-6, 7-5, 6-3 井手梨香子/ 浦上喜帆

S1:越野菜摘 ○ 6-0, 6-0 井手梨香子
S2:橘彩音 6-3, 2-6, 2-6 ○ 浦上喜帆
S3:沈清河 ○ 4-6, 7-6 (7-5), 7-5 田中千愛

今大会は各地区予選を勝ち抜いた10校で争われ、ダブルス2本、シングルス3本の計5本勝負。

昨年の全日本大学対抗テニス王座決定試合は早稲田大学が筑波大学を破って11年連続12度目の優勝を飾っていた。

ライター:剛力健一(ごうりき けんいち)
テニスでインターハイ出場。大学卒業後オーストリア留学し、ATとして活躍。現在は、スポーツ記事の寄稿、講演活動を行う一方、地域に密着したスポーツイベントやスポーツクラブ作りにも参画。

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フェデラー対ナダル時代復活か

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上海マスターズ決勝、第2シードのフェデラーが第1シードのナダルを6-4,6-3で破った。38度目のライバル対決を制してキャリア通算94勝目を挙げた。

終始攻撃的なプレーのフェデラーがナダルを圧倒し、10本のサービスエースでナダルに1度もブレークポイントを与えなかった。
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フェデラーは今季、全豪とウィンブルドンで優勝。全米オープンはベスト8に終わったが、今回の勝利で今シーズン6勝目となる。
シーズン開幕時に16位だった世界ランキングは2位まで上がり、ATPファイナルズの出場をすでに決めている。

一方、ナダルは、5月のマドリッドオープンでマスターズ30勝目をマークし、それまで単独でマスターズ歴代最多優勝記録を保持していたジョコビッチに並んでいた。
今季は8月に世界ランク1位に返り咲き、全米オープン優勝し、前週のチャイナ・オープンでは決勝でキリオスを下して今季6勝目、キャリア通算75勝目を飾った。

お互いに今季6勝を挙げており、4大大会のうち3大会がこの二人が制していることから、フェデラー・ナダルの2強時代の復活と言って良いだろう。

しかし今は、ジョコビッチ、マレー、ワウリンカ、錦織が怪我で欠場していることを考えると、来年はまたわからなくなるだろう。

ライター:剛力健一(ごうりき けんいち)
スポーツライター、テニスでインターハイ出場。大学卒業後オーストラリア留学し、アスレティックトレーナーとして活躍。現在は、スポーツ記事の寄稿、講演活動を行う一方、地域に密着したスポーツイベントやスポーツクラブ作りにも参画。

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清水容疑者逮捕はテニプリの呪い!?

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 覚醒剤使用の疑いで逮捕されたタレントの清水良太郎は、今年2月に違法カジノに出入りしていたことが発覚して謹慎、6月に復帰した矢先の逮捕だった。そんな中、一部で「また、あのミュージカルから逮捕者が……」という声が上がっているそうだ。

 取りざたされているのは、ミュージカル「テニスの王子様」。原作は中学校の男子テニス部を描いた許斐剛氏によるマンガで、これまでにアニメ化(2001年~05年)されたほか、03年~10年にはミュージカル(通称:テニミュ)として舞台化もされた。

 清水容疑者は主要な役柄ではなかったが、08年~09年にかけて行われた公演に出演していた。実際、このミュージカル、歴代の出演者を見ると確かに逮捕者が相次いでいる。

 05年公演に出演していた男性俳優は11年、知人女性宅からキャッシュカードを盗んだとして逮捕。この俳優は同年、某女性芸能人と金銭トラブルを起こした疑惑も浮上するなど、いわくつきの人物だった。

 翌12年には、07年の公演に出演した別の男性俳優が、18歳未満の女性に対する強姦致傷容疑で逮捕。この男性俳優には懲役7年の実刑判決が下っている。この一件で、同年のミュージカルを収録したDVDは「廃盤」の憂き目に遭った。

 こうした経緯があった上で清水容疑者の逮捕だから、ネット上では<テニミュの呪いだ!><清水良太郎が出演していたやつも廃盤になっちゃうのかな?>といった声がこだましているのだ。

 もちろん、ただの偶然なのだが、同ミュージカルの関係者や共演者には迷惑な話だろう。


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シャラポワ復活の兆し

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今年4月にドーピング違反から復帰を果たしたシャラポワは、今年5月の全仏オープンと6月のウィンブルドンはワイルドカード(主催者推薦)が与えられなかった。
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9月の全米オープンではワイルドカードを獲得し、昨年の全豪オープン以来の四大大会への出場を果たした。
1回戦で第2シードのハレプを破ると、4回戦まで勝ち上がり27歳のセバストバからファーストセットを先取するも7-5,4-6,2-6の逆転で敗退していた。
試合後の会見では「最終的には多くを得ることができた。最高の経験だった。この機会を与えてくれてとても感謝しているし、ベストを尽くした」と四大大会復帰戦の手応えを得ていた。
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現在のランキングは86位。
ツアーに積極的に出場するもベスト8以上になかなか残れていない。
現在出場している天津オープンで優勝を狙っている。
1回戦は第9シードをストレートで破った。
今年、確実に上位に残る常連選手へと復帰するだろう。
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長年愛用してきたプリンスのラケットからヘッドに変えても、強気のプレイスタイルは変わらず、ショットの伸び、鋭いスピンも健在である。

楽天で、シャラポワ使用ラケットが格安で購入できる。


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ラケット破壊の罰則について

上海マスターズのベスト4が出揃った。
ナダル、フェデラー、チリッチ、デルポトロである。特に、デルポトロは第16シードからの勝ち上がりで、しかも手首を負傷しながらも粘り強く勝ち上がってきた。
3回戦では、第3シードのA・ズベレフを3-6,7-6⑤,6-4の逆転で勝利している。

今回、どうしても気になったのが、デルポトロ対ズベレフの一戦において、ズベレフが行ったラケット破壊行為である。
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昔は、マッケンローがラケットを破壊し『悪童』と呼ばれていた。時折、ラケットを破壊する選手というのはいつの時代もいたものである。

そんな中、指導者達は『道具を大切に扱うこと』『感謝する気持ちを大切にすること』を子ども達に伝え続けてきた。代表的なのが松岡修造である。修造チャレンジでは、技術面の強化はもとより、メンタル面や海外に行ってのコミュニケーションスキル、自分を表現する能力、そして道具を大切に扱うことを教えていた。

とても残念なことではあるが、修造チャレンジの卒業生の一人でもある錦織圭が、ここ数年、良くラケットを破壊していた。ズベレフと錦織は、良くラケットを破壊する選手というイメージまでもついてしまっている。現に、この二人のラケット破壊シーンは容易に見つけることが出来る。
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それを報じるメディアにも責任はある。その瞬間を芸術的に撮影し、それでも勝ったのだと言わんばかりに英雄に仕立てあげる。

ラケット破壊は、紛れもなく違反行為であることを忘れてはいけない。
ラケット破壊を行うと
1回目は警告、2回目以降は1ポイントを失う。

そればかりではなく、破壊的行動を公の場で不特定多数の人々に見せるというハラスメントなのである。極めて重い罪であることを認識してほしい。

テニスのルールでの警告以上に、社会的にハラスメントであり、やってはいけない行為なのである。

以前、ワウリンカが、破壊したラケットを観客にプレゼントし、観客が盛り上がった。そのようなことは、決して許してはいけない。
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それだけではなく、プロテニスプレーヤーのほとんどは、ラケットメーカーとスポンサー契約を結んでおり、ラケットを破壊する行為は契約違反となり罰金を課せられることが一般的である。

錦織の場合はウィルソンとの契約書に、

「もしもラケットを故意に破壊させた場合、契約料の10%相当の違約金を支払う」

旨記載されているという。
錦織の場合、1本破壊すると2500万円のペナルティということになるが、支払うから破壊して良いということにはならない。あくまでも罰則金なので、改善されない場合は、違約金を上げるか契約解除にすべきである。

ラケット破壊は、ルール上も、契約上も、社会的にも大きな違反行為なのである。

テニス界全体でラケット破壊を無くしていく行動を起こさなければならない。

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ライター:剛力健一(ごうりき けんいち)
テニスでインターハイ出場。大学卒業後オーストリア留学し、ATとして活躍。現在は、スポーツ記事の寄稿、講演活動を行う一方、地域に密着したスポーツイベントやスポーツクラブ作りにも参画。

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