カテゴリー別アーカイブ: 15-0 NEWS

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錦織圭対ティエム 勝利の鍵は

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 元世界6位の強敵相手に、サービスゲームを1度も落とさず完勝。次の4回戦では、同8位で第7シードのドミニク・ティエム(24)=オーストリア=と対戦する。

 組み合わせ上は、今大会で初めて格上の相手を迎え撃つことになるが、ティエムとの過去の対戦は錦織の2戦2勝。グラウンドストロークを得意にしている同じタイプの選手で、錦織と比較するとやや守備型。錦織の攻撃力があれば勝てない選手ではない。


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 それでも、錦織はティエムについて「先週(リヨン・オープン優勝)もいいプレーをしていたし、ナダルにも(マドリード・オープンで)勝っているので、危険な選手だ。クレーで彼とやるのはタフだし、簡単ではない」と警戒した。ティエムも「錦織はいい状態に戻ってきている。ただクレーでは自分が有利」とライバル心もみせた。

 また、錦織からは頼もしい言葉も。「“もうトップ10と対戦か”という気持ちはそこまでない。ラファにはまだ多少気持ちの面で壁はあるが、他の選手にそこまで壁はない」。すでに、対戦成績2勝10敗のラファエル・ナダル(31)=スペイン=との対決を想定している。頂点を意識している裏返しでもある。

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シャラポワ、プリスコバに圧勝

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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、女子シングルス3回戦が行われ、第28シードのM・シャラポワ(ロシア)が第6シードのKa・プリスコバ(チェコ共和国)を6-2, 6-1のストレートで破り、3年ぶりのベスト16進出を果たした。


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2012・2014年の全仏オープンを制しているシャラポワは、この日序盤から主導権を握り、世界ランク6位のプリスコバを圧倒。わずか59分で勝利した。

4回戦では、元世界ランク1位のS・ウィリアムズ(アメリカ)と第11シードのJ・ゲルゲス(ドイツ)の勝者と対戦する。

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大坂なおみ 3回戦敗退

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全仏オープンテニス(French Open 2018)は1日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第21シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は1-6、6-7(7-9)で第13シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)に敗れ、大会から姿を消した。


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 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)で準優勝を果たしたキーズは、4回戦で第31シードのミハエラ・ブザルネスク(Mihaela Buzarnescu、ルーマニア)と対戦することが決まった。

 スポーツ科学の博士号を持ち、今大会で四大大会(グランドスラム)初勝利を記録している30歳のブザルネスクは、第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に6-3、7-5で大番狂わせを演じた。

 一方、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)女王で第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は6-0、6-3でポーリン・パーメンティア(Pauline Parmentier、フランス)に快勝し、4回戦進出を決めた。

 昨季に続くベスト8入りを目指すウォズニアッキは次戦、同日行われた試合でマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)を6-1、1-6、6-3で破った第14シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)と対戦する。

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6/1現在 全仏ドロー結果一覧

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、第20シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第13シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 6-7 (6-8), 7-6 (7-4), 6-2で破り、ベスト16進出を果たした。


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この日、3時間48分の戦いを制した元世界ランク1位のジョコビッチは「素晴らしいテストだった。勝たなければいけなかった。疲れていないのは、いいニュース。次の戦いを楽しみにしているよ」と次戦へ意気込んだ。

4回戦では、第30シードのF・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。元世界ランク7位のベルダスコは3回戦で第4シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日の3回戦では、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第7シードのD・ティーム(オーストリア)、第19シードの錦織圭が16強入り。第10シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)は3回戦で逆転負けを喫した。

第8シードのD・ゴファン(ベルギー)と第32シードのG・モンフィス(フランス)、第15シードのL・プイユ(フランス)と世界ランク38位のK・カチャノフ(ロシア)の3回戦は、雨による悪天候の影響で翌日へ順延となった。

6/1現在のドローは以下の通り
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錦織圭 一番良い試合 シモン戦について

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 テニスの全仏オープン第6日は1日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング21位で第19シードの錦織圭(28=日清食品)は、同65位のジル・シモン(33=フランス)と対戦。6―3、6―1、6―3のストレート勝ちで、4年連続の4回戦進出を決めた。


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 長いラリー戦になることを想定していたという錦織。元世界6位の強豪シモンからストレート勝ちを収め、「攻めないと勝てない相手だったので、自分から攻めることを肝に銘じていた。その中でうまく攻めることができた」と納得の表情で語った。

 1、2回戦に続いて、3回戦でも地元勢を撃破。「フランス人と毎回この場所で闘うのは大変だけど、今日はいい試合ができた」と勝利の余韻に浸った。

 「(今大会で)一番いい試合ができた。調子は上がっているので、次の戦いに調整したい」と2年連続の8強入りへ気持ちを切り替えた。

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セリーナのキャットスーツ

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産休から復帰したセリーナ・ウィリアムズは、「ワカンダにインスパイアされた」という特製のキャットスーツでグランドスラムに参戦した。
セリーナ・ウィリアムズは、そのボディスーツのインスピレーションのもととして、『ブラックパンサー』の架空の国の名前を挙げているが、全仏オープンで着用したのは医療的な理由からだった。特に、娘を出産する際に患った血栓症を避けるという目的があった。


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「これを着ていると戦士のような気分になる。ワカンダの戦う王女とか王妃みたいな。
私はいつもファンタジーの世界に生きてる。いつもスーパーヒーローになりたいと思っていた。これが私なりのスーパーヒーローになる方法。
これを着るとスーパーヒーローになったような気がするの」

「私は血栓にたくさん問題があって、もう、ここ1年間でいくつあったかわからないくらい。だから、確かに機能性ということもある」とウィリアムスは試合後の報道機関向けのイベントで話している。
「プレイする時はずっとパンツスタイルのウエアをよく着てる。それで、血液の循環をよくできているの。楽しいスーツだけど、機能的でもある。だから、まったく問題なくプレイできるのよ」
このスーツは『ブラックパンサー』の公開より前にデザインされていたものだが、このスーツは彼女を「ワカンダの戦う王女」のような気分にさせるとウィリアムスは言っている。また、彼女はいつもスーパーヒーローになりたいと思っているともつけ加えている。

今年の上旬、マーベルは『ブラックパンサー』のコスチュームデザインをニューヨーク・コレクションのショウ、“Welcome to Wakanda”で披露していた。そのデザインは『ブラックパンサー』にインスパイアされたもので、マーベル・スタジオが数名のデザイナーに制作への参加を依頼した。
『ブラックパンサー』が世界中でかなり影響力が大きいのには理由がある。まず初めに、作品自体が素晴らしい。そして、多くの人が鑑賞し、すでに米国内で歴代トップ興行成績作品のひとつになっているからである。

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セリーナ2回戦結果

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全仏オープンテニス(French Open 2018)は31日、女子シングルス2回戦が行われ、通算3度の大会制覇を誇る元世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は3-6、6-3、6-4で大会第17シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を退け、3回戦に進出した。


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 四大大会(グランドスラム)に出場するのは妊娠2か月の体で優勝した2017年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来となる36歳のセレーナは、1回戦と同じく黒のジャンプスーツ(つなぎ)で登場すると、第1セットを先取されながらも逆転勝利を収めた。

 仏パリに滞在するのは短期間になってしまうと思われたセレーナだったが、それは昨年9月に長女アレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産した後、命の危険にさらされた血栓症を乗り越える励みとなった持ち前の闘志を呼び起すまでのことだった。

 セレーナは「とにかく信じられない」とすると、「ここに戻ってこられて本当にうれしい。第1セットを失って、もっと懸命にプレーしなければと思いました。もっとやらなければ、と思ったら本来のセレーナが出てきたのです。明日は姉のヴィーナス(Venus Williams、米国)とダブルスに出場します。シングルスでもダブルスでも関係ありません。闘志を出して戦います」とコメントした。

 マーガレット・コート(Margaret Court)氏が持つグランドスラム史上最多24回目の優勝を目指しているセレーナはまた、愛娘の存在が勝利へのモチベーションにつながっているとして、「グランドスラム最初の復帰戦で、全力を尽くしたい。いつか、娘に一生懸命頑張ったと言えるようにしたいから」と語った。

 セレーナは2日の3回戦で第11シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)を撃破すれば、準々決勝進出を懸けた4回戦では往年のライバルで第28シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が待ち受けている可能性がある。

 この日も黒いつなぎに関してルール違反を指摘する声が上がっていたものの、セレーナは命を脅かす血栓症の再発防止に必要なものであると主張しており、「このウエアに関して、いろいろな反応があることは予想していました。たしかに通常のウエアとは違うかもしれませんが、そもそも通常とは何ですか? 誰がルールを決めているの? それでも、たくさん健康上の問題を抱えている自分にとっては、実際に機能的なウエアです」と話した。

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勝てないシャポバロフ

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全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、第24シードのD・シャポバロフ(カナダ)は世界ランク70位のM・マーテラー(ドイツ)に7-5, 6-7 (4-7), 5-7, 4-6の逆転で敗れ、3回戦進出とはならなかった。


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ナダル2回戦圧勝

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「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の5日目、男子シングルス2回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦。ナダルが6-2,6-1,6-1で勝利した。


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両者の対戦は今回が2回目。1回目は昨年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」で、このときはナダルがストレートで勝利している。ペラは現在の世界ランキングが78位、自己最高位が39位で、クレーコートを得意としている。ペラは昨年出場したのが24大会だが、そのうち13大会がクレーコート。得意なクレーを中心にスケジュールを組んでいるようだ。クレーキングと呼ばれるナダルとどのような試合を繰り広げてくれるのか、注目される。

第1セットはナダルのサービスゲームから。いきなりペラに3本のブレークポイントを握られたナダルは、デュースまで持ち込んでキープした。途中、30本に及ぶ激しいラリーをペラが取る場面もあり、クレーが得意なもの同士の白熱した試合展開が予想される。

その後、両者ともにブレークポイントを得ることも与えることもなくキープが続いていく。そして第6ゲームで15-40とナダルにブレークのチャンスが訪れる。デュースに持ち込まれて粘られたものの、ここをブレークして1つリードを作った。

その後、ナダルはペラにチャンスらしいチャンスを与えることなくキープを続けていき、第8ゲームでゲームカウント5-2としたところでナダルにセットポイントが訪れる。一時はしのがれてデュースになり粘られたものの、ナダルがここを取って6-2で第1セットを先取した。

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ナダルを破るのは・・・

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今年もついに開幕した「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)。その優勝候補筆頭は、もちろん2005年に初優勝後、2010年から2014年までの5連覇を含み、なんと10回も優勝している「クレーキング」のラファエル・ナダル(スペイン)だろう。昨年の「全仏オープン」でも、失セット0で優勝し他を圧倒した。


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今年のクレーコートシーズンも今大会前までで、19勝1敗と絶好調の成績を収めている。今年の「全仏オープン」の注目は、ナダルがV11を達成するのか、もしくは誰が阻むかという点だろう。

今回はナダルの優勝を阻む可能性があると思われる3選手を紹介する。

■ドミニク・ティーム(オーストリア)

ナダルを打ち破る筆頭候補はこのティームだろう。今年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」準々決勝では、ナダルから7-5、6-3のストレート勝利をもぎ取った。これはナダルにとって今年のクレーコートシーズンでの唯一の黒星となったほか、昨年から継続していたクレーコート50セット連続取得記録を止められた試合だった。

さらには昨年もティームはクレーコートでナダルから唯一勝利をあげており、3年連続で勝利を収めている。

ナダルとの過去の対戦成績は3勝6敗で、いずれもクレーコートでの対戦。クレーコートでナダルから3勝以上あげたのは3人しかおらず、現役では7勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と3勝のティームだけだ。ジョコビッチが怪我からの完全復活を目指している途中であることを考えると、やはりナダルを止める可能性が最も高いと思われるのはティームだろう。

■アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

21歳にしてマスターズ1000のタイトルを3回獲得し、世界ランキング3位となっているズベレフも可能性のある一人だろう。「全仏オープン」前までで、今シーズン30勝8敗と30勝に一番乗りし、クレーコートシーズンでも17勝3敗と絶好調。「BMWオープン」と「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」のタイトルも獲得している。

ナダルとの過去の対戦成績は0勝5敗、クレーコートでは0勝3敗と勝利したことはないものの、「全仏オープン」前哨戦である「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」の決勝でナダル攻略の糸口をつかむ。第1セットでは1-6と圧倒されるものの、第2セットでは2ブレークに成功し、逆に6-1で取りイーブンにする。第3セットでも3-2の1ブレークアップのリードとしたが、雨による約50分の中断の後ナダルが息を吹き返し、惜しくも3-6で敗れた。

それでも「クレーコートのマスターズの決勝で、もう少しでラファに勝てるところまで行ったんだから、自信にしてパリへ行けると思う」とナダルにもう一歩と迫ったことの手ごたえを語っていた。

■錦織圭(日本/日清食品)

日本のエースである錦織もナダルを破る可能性のある一人だろう。怪我からの復活を目指すシーズンではあるが、自身にとってクレーコート開幕戦となった「 男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」では先のズベレフやマリン・チリッチ(クロアチア)などを破り、決勝に進出。決勝ではナダルに3-6、2-6で敗れたものの、決勝までにナダルの約2倍もの試合時間をこなしていたことも考えると、善戦。復活の狼煙を印象付けた。

「全仏オープン」前には、松岡修造さんも「お世辞でも何でもなく、(勝つ)可能性がある」と話し、錦織が勝つためには「全仏までに体力面、精神面をしっかりあげてくるという限定的なものです。加えてフォアハンドの出来です。まだ(手首を)故障してから自分のものになっていないです。この前のモンテカルロは、決勝までいったものの、僕が見ていて決していい内容ではなかったと思います。良かった点は、どちらかというとループ系のボール。フォアは攻撃していなかったので、ミスは少なかったです。攻撃していたのは、バックハンド。ただ、圭本来の一番の良さであるフォアでの攻撃がなかったので相手が恐怖心を持つほど攻め込むことができていなかったので、フォアが入ってくれば、(ナダルに勝つ)可能性は十分あると思います」とその条件を語っていた。

ナダルとの過去の対戦成績は2勝10敗、クレーコートでは0勝4敗となっているが、2014年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」決勝では、優勝まであと僅かに迫ったこともあり、「クレーキング」を打ち破る日が来ることが期待される。

■終わりに

今年の「全仏オープン」のトーナメント表では、ティーム、ズベレフ、錦織はナダルと反対の山になっており、勝ち進んでも3人のなかでナダルに挑戦できるのはただ一人、決勝のみとなる。誰がナダルに挑戦する権利を得るのか、それともナダルがV11を達成するのか、はたまた決勝に進むまでにV11の夢が尽きるのかに注目すると面白いだろう。

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