セリーナのキャットスーツ

clip_now_20180601_091910

産休から復帰したセリーナ・ウィリアムズは、「ワカンダにインスパイアされた」という特製のキャットスーツでグランドスラムに参戦した。
セリーナ・ウィリアムズは、そのボディスーツのインスピレーションのもととして、『ブラックパンサー』の架空の国の名前を挙げているが、全仏オープンで着用したのは医療的な理由からだった。特に、娘を出産する際に患った血栓症を避けるという目的があった。


プロテニスランキング

「これを着ていると戦士のような気分になる。ワカンダの戦う王女とか王妃みたいな。
私はいつもファンタジーの世界に生きてる。いつもスーパーヒーローになりたいと思っていた。これが私なりのスーパーヒーローになる方法。
これを着るとスーパーヒーローになったような気がするの」

「私は血栓にたくさん問題があって、もう、ここ1年間でいくつあったかわからないくらい。だから、確かに機能性ということもある」とウィリアムスは試合後の報道機関向けのイベントで話している。
「プレイする時はずっとパンツスタイルのウエアをよく着てる。それで、血液の循環をよくできているの。楽しいスーツだけど、機能的でもある。だから、まったく問題なくプレイできるのよ」
このスーツは『ブラックパンサー』の公開より前にデザインされていたものだが、このスーツは彼女を「ワカンダの戦う王女」のような気分にさせるとウィリアムスは言っている。また、彼女はいつもスーパーヒーローになりたいと思っているともつけ加えている。

今年の上旬、マーベルは『ブラックパンサー』のコスチュームデザインをニューヨーク・コレクションのショウ、“Welcome to Wakanda”で披露していた。そのデザインは『ブラックパンサー』にインスパイアされたもので、マーベル・スタジオが数名のデザイナーに制作への参加を依頼した。
『ブラックパンサー』が世界中でかなり影響力が大きいのには理由がある。まず初めに、作品自体が素晴らしい。そして、多くの人が鑑賞し、すでに米国内で歴代トップ興行成績作品のひとつになっているからである。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

セリーナ2回戦結果

clip_now_20180601_122129

全仏オープンテニス(French Open 2018)は31日、女子シングルス2回戦が行われ、通算3度の大会制覇を誇る元世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は3-6、6-3、6-4で大会第17シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を退け、3回戦に進出した。


プロテニスランキング

 四大大会(グランドスラム)に出場するのは妊娠2か月の体で優勝した2017年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来となる36歳のセレーナは、1回戦と同じく黒のジャンプスーツ(つなぎ)で登場すると、第1セットを先取されながらも逆転勝利を収めた。

 仏パリに滞在するのは短期間になってしまうと思われたセレーナだったが、それは昨年9月に長女アレクシス・オリンピア(Alexis Olympia)ちゃんを出産した後、命の危険にさらされた血栓症を乗り越える励みとなった持ち前の闘志を呼び起すまでのことだった。

 セレーナは「とにかく信じられない」とすると、「ここに戻ってこられて本当にうれしい。第1セットを失って、もっと懸命にプレーしなければと思いました。もっとやらなければ、と思ったら本来のセレーナが出てきたのです。明日は姉のヴィーナス(Venus Williams、米国)とダブルスに出場します。シングルスでもダブルスでも関係ありません。闘志を出して戦います」とコメントした。

 マーガレット・コート(Margaret Court)氏が持つグランドスラム史上最多24回目の優勝を目指しているセレーナはまた、愛娘の存在が勝利へのモチベーションにつながっているとして、「グランドスラム最初の復帰戦で、全力を尽くしたい。いつか、娘に一生懸命頑張ったと言えるようにしたいから」と語った。

 セレーナは2日の3回戦で第11シードのユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)を撃破すれば、準々決勝進出を懸けた4回戦では往年のライバルで第28シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が待ち受けている可能性がある。

 この日も黒いつなぎに関してルール違反を指摘する声が上がっていたものの、セレーナは命を脅かす血栓症の再発防止に必要なものであると主張しており、「このウエアに関して、いろいろな反応があることは予想していました。たしかに通常のウエアとは違うかもしれませんが、そもそも通常とは何ですか? 誰がルールを決めているの? それでも、たくさん健康上の問題を抱えている自分にとっては、実際に機能的なウエアです」と話した。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

勝てないシャポバロフ

clip_now_20180601_010351

全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、第24シードのD・シャポバロフ(カナダ)は世界ランク70位のM・マーテラー(ドイツ)に7-5, 6-7 (4-7), 5-7, 4-6の逆転で敗れ、3回戦進出とはならなかった。


プロテニスランキング

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

ナダル2回戦圧勝

clip_now_20180601_005715

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の5日目、男子シングルス2回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦。ナダルが6-2,6-1,6-1で勝利した。


プロテニスランキング

両者の対戦は今回が2回目。1回目は昨年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」で、このときはナダルがストレートで勝利している。ペラは現在の世界ランキングが78位、自己最高位が39位で、クレーコートを得意としている。ペラは昨年出場したのが24大会だが、そのうち13大会がクレーコート。得意なクレーを中心にスケジュールを組んでいるようだ。クレーキングと呼ばれるナダルとどのような試合を繰り広げてくれるのか、注目される。

第1セットはナダルのサービスゲームから。いきなりペラに3本のブレークポイントを握られたナダルは、デュースまで持ち込んでキープした。途中、30本に及ぶ激しいラリーをペラが取る場面もあり、クレーが得意なもの同士の白熱した試合展開が予想される。

その後、両者ともにブレークポイントを得ることも与えることもなくキープが続いていく。そして第6ゲームで15-40とナダルにブレークのチャンスが訪れる。デュースに持ち込まれて粘られたものの、ここをブレークして1つリードを作った。

その後、ナダルはペラにチャンスらしいチャンスを与えることなくキープを続けていき、第8ゲームでゲームカウント5-2としたところでナダルにセットポイントが訪れる。一時はしのがれてデュースになり粘られたものの、ナダルがここを取って6-2で第1セットを先取した。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

ナダルを破るのは・・・

clip_now_20180531_004116

今年もついに開幕した「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)。その優勝候補筆頭は、もちろん2005年に初優勝後、2010年から2014年までの5連覇を含み、なんと10回も優勝している「クレーキング」のラファエル・ナダル(スペイン)だろう。昨年の「全仏オープン」でも、失セット0で優勝し他を圧倒した。


プロテニスランキング

今年のクレーコートシーズンも今大会前までで、19勝1敗と絶好調の成績を収めている。今年の「全仏オープン」の注目は、ナダルがV11を達成するのか、もしくは誰が阻むかという点だろう。

今回はナダルの優勝を阻む可能性があると思われる3選手を紹介する。

■ドミニク・ティーム(オーストリア)

ナダルを打ち破る筆頭候補はこのティームだろう。今年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」準々決勝では、ナダルから7-5、6-3のストレート勝利をもぎ取った。これはナダルにとって今年のクレーコートシーズンでの唯一の黒星となったほか、昨年から継続していたクレーコート50セット連続取得記録を止められた試合だった。

さらには昨年もティームはクレーコートでナダルから唯一勝利をあげており、3年連続で勝利を収めている。

ナダルとの過去の対戦成績は3勝6敗で、いずれもクレーコートでの対戦。クレーコートでナダルから3勝以上あげたのは3人しかおらず、現役では7勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と3勝のティームだけだ。ジョコビッチが怪我からの完全復活を目指している途中であることを考えると、やはりナダルを止める可能性が最も高いと思われるのはティームだろう。

■アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

21歳にしてマスターズ1000のタイトルを3回獲得し、世界ランキング3位となっているズベレフも可能性のある一人だろう。「全仏オープン」前までで、今シーズン30勝8敗と30勝に一番乗りし、クレーコートシーズンでも17勝3敗と絶好調。「BMWオープン」と「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」のタイトルも獲得している。

ナダルとの過去の対戦成績は0勝5敗、クレーコートでは0勝3敗と勝利したことはないものの、「全仏オープン」前哨戦である「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」の決勝でナダル攻略の糸口をつかむ。第1セットでは1-6と圧倒されるものの、第2セットでは2ブレークに成功し、逆に6-1で取りイーブンにする。第3セットでも3-2の1ブレークアップのリードとしたが、雨による約50分の中断の後ナダルが息を吹き返し、惜しくも3-6で敗れた。

それでも「クレーコートのマスターズの決勝で、もう少しでラファに勝てるところまで行ったんだから、自信にしてパリへ行けると思う」とナダルにもう一歩と迫ったことの手ごたえを語っていた。

■錦織圭(日本/日清食品)

日本のエースである錦織もナダルを破る可能性のある一人だろう。怪我からの復活を目指すシーズンではあるが、自身にとってクレーコート開幕戦となった「 男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」では先のズベレフやマリン・チリッチ(クロアチア)などを破り、決勝に進出。決勝ではナダルに3-6、2-6で敗れたものの、決勝までにナダルの約2倍もの試合時間をこなしていたことも考えると、善戦。復活の狼煙を印象付けた。

「全仏オープン」前には、松岡修造さんも「お世辞でも何でもなく、(勝つ)可能性がある」と話し、錦織が勝つためには「全仏までに体力面、精神面をしっかりあげてくるという限定的なものです。加えてフォアハンドの出来です。まだ(手首を)故障してから自分のものになっていないです。この前のモンテカルロは、決勝までいったものの、僕が見ていて決していい内容ではなかったと思います。良かった点は、どちらかというとループ系のボール。フォアは攻撃していなかったので、ミスは少なかったです。攻撃していたのは、バックハンド。ただ、圭本来の一番の良さであるフォアでの攻撃がなかったので相手が恐怖心を持つほど攻め込むことができていなかったので、フォアが入ってくれば、(ナダルに勝つ)可能性は十分あると思います」とその条件を語っていた。

ナダルとの過去の対戦成績は2勝10敗、クレーコートでは0勝4敗となっているが、2014年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」決勝では、優勝まであと僅かに迫ったこともあり、「クレーキング」を打ち破る日が来ることが期待される。

■終わりに

今年の「全仏オープン」のトーナメント表では、ティーム、ズベレフ、錦織はナダルと反対の山になっており、勝ち進んでも3人のなかでナダルに挑戦できるのはただ一人、決勝のみとなる。誰がナダルに挑戦する権利を得るのか、それともナダルがV11を達成するのか、はたまた決勝に進むまでにV11の夢が尽きるのかに注目すると面白いだろう。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

青山加藤ペア対ウイリアムズ姉妹結果

clip_now_20180531_120312

「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の女子ダブルス1回戦で、第14シードの青山修子(近藤乳業)/加藤未唯(ザイマックス)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したビーナス・ウイリアムズ/セレナ・ウイリアムズ(ともにアメリカ)に6-4 4-6 1-6で敗れた。試合時間は1時間56分。


プロテニスランキング

 青山と加藤は、今年のクレーコートシーズンで初めてペアを組んでダブルスに出場。今回が6大会目だったが、初勝利を挙げることはできなかった。

 シングルスの予選に出場していた加藤は、1回戦で第6シードのビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)に4-6 3-6で敗れていた。

 過去に全仏を2度(1999年、2010年)制しているウイリアムズ姉妹は、6度目の優勝を飾った2016年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)以来のグランドスラム参戦となる。

 ウイリアムズ姉妹は2回戦で、サラ・エラーニ(イタリア)/キルステン・フリプケンス(ベルギー)とワイルドカードのクララ・ブレル/ディアンヌ・パリー(ともにアフランス)の勝者と対戦する。

 ディビジ・シャラン(インド)とのペアでミックスダブルスにエントリーした青山は、ダニエル・コリンズ/ライアン・ハリソン(ともにアメリカ)が欠場したため繰り上がりで出場が決まり、初戦の対戦相手はカタリナ・スレボトニク(スロベニア)/サンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)となっている。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

錦織圭 対ペールのファイナルセット総括

clip_now_20180531_071043

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で第19シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング51位の地元選手であるブノワ・ペール(フランス)と対戦。6-3、2-6、4-6、6-2、6-3と錦織がフルセットを制し、見事3回戦進出を決めた。試合時間は2時間59分だった。


プロテニスランキング

セットカウント1-2から第4セットを6-2で奪い返した錦織。錦織としてはこの試合が復帰後初めての第5セットだが、体力的には特に問題なさそうに見えた。

勝負の最終第5セットも、難敵ペールを相手に息の詰まる攻防。第4ゲーム、先にブレークポイントを握ったのは錦織だったが、そこからペールのスーパープレーが続き惜しくもブレークならず。ペールがここを凌ぎ観客を煽ると、地元フランスの会場はヒートアップ。大きな歓声に包まれた。しかし完全アウェーな雰囲気でも、錦織は冷静に自身のサービスゲームをキープ。

錦織3-2で迎えた第6ゲーム、ペールがサービスエースを決めるたびに大声援とブノワコールが沸き起こるなか、錦織にブレークチャンスが。会場の雰囲気を物ともしない集中力でここ一番のチャンスを掴み、ついにゲームカウント4-2とリード。直後の錦織のサービスゲームでは、再三苦しめられたドロップショットが甘くなるや、それをドロップショットで返しポイントするシーンも見られた。

その第7ゲームで、錦織は必死のペールにブレークバックを許すも、直後に再度ブレークをし返しゲームカウント5-3に。第9ゲーム、錦織のサービング・フォー・ザ・マッチでも、デュースまでもつれ込んだ。最後は相手のドロップショットも攻略し、苦しかった試合を逆転で制した。

試合後のインタビューで錦織は「今日は苦しかった。最後の最後まであんまり納得いかなかったので」「(相手のペールは)浅い球が来たり、すごくやりづらい相手だった」と振り返ったが、次の試合に向けて前も向いていた。錦織はそんなペールの揺さぶりを乗り越え、見事な3回戦進出。ますます強敵が増えてくる中でも、錦織の活躍に期待したい。

錦織は、3回戦でサム・クエリー(アメリカ)対ジル・シモン(フランス)の勝者と対戦する予定だ。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

大坂なおみ 3回戦進出も不満残る

clip_now_20180531_000054

【フランス・パリ30日発】テニスの全仏オープン女子シングルス2回戦で、世界ランキング20位の大坂なおみ(20=日清食品)は同51位ザリナ・ディアス(24=カザフスタン)を6―4、7―5のストレートで下し、3回戦に進出した。

 第1セットの第2ゲームをブレークした大坂は第5ゲームでブレークを許したが、相手のミスに助けられて第10ゲームで相手のサーブを破り、このセットを奪った。第2セットは積極的に前に出るプレーを見せ、強烈なフォアを打ち込んだ。第11ゲームではバックから鋭いショットを連発。なかなかブレークは奪えなかったが、第12ゲームで食らいつくディアスを振り切ってブレークし、勝負を決めた。


プロテニスランキング

 全仏で2年ぶりに3回戦に進んだが、試合後の大坂は「疲れた。今日の試合はちょっと難しかった。私の体がちょっと重かった。あまり良くなかった」と不満げ。3回戦に向け「ちょっと速く動きたい」とさらにコンディションを上げることを誓った。

 3月のBNPバリバ・オープンでツアー初Vを飾った大坂は、このままグランドスラムでも勢いに乗れるか。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

セリーナ 初戦プリスコバに勝利

clip_now_20180530_071705

◇テニス全仏オープン第3日(29日・パリ) 女子シングルス1回戦セリーナ・ウィリアムズ2(7―6、6―4)0クリスティナ・プリスコバ

 優勝した17年全豪オープン以来の4大大会となったセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=は、1回戦でクリスティナ・プリスコバ(チェコ)を下した。雨上がりの蒸し暑さにもかかわらず、ウェットスーツのように全身をぴっちり覆う黒いウェアで赤土のコートを駆け回った。勝利が決まると両手を突き上げ、子供のように喜びを大きく表現した。


プロテニスランキング

 会見でウェアの話題になると「キャットスーツのバージョン2・0よ。ワカンダの女王みたいで格好いいでしょ」とアメリカン・コミック「ブラックパンサー」に出てくる架空の国を引き合いに出した。「映画を見るより前にアイデアが浮かんでいた。ずっとスーパーヒーローになりたくて、あれを着ているとスーパーヒーローになった気分になれるの」と笑った。

 昨年9月1日に長女アレクシス・オリンピアちゃんと出産。出産後に肺塞栓が起こり、帝王切開の傷口が開いてしまい、再手術の際に血腫が見つかり「死にそうだった」と告白するほど大変な経験をした。3月のBNPパリバ・オープン(OP、米インディアンウェルズ)でツアーに復帰。3回戦で姉ビーナスに敗れ、続くマイアミOP1回戦では大坂なおみ(日清食品)に敗れた。

 以降は欠場を続け前哨戦のマドリードOP、イタリア国際も出場しなかった。「戦うのに十分な状態だとは思えなかった。でも目標をここに置いていたから」と練習拠点で男子のツアー選手とも打ち合い、状態を上げてきた。この日も前後に振られるとフットワークに鈍さはあったが、パワフルさは健在。サーブ最速は187キロで、第1サーブを81%の確率でポイントにつなげた。

 現在の世界ランクは451位で、スペシャルランキング(長期離脱者が使える暫定ランキング)の1位を使い出場している。シードは与えられなかったがセンターコートが用意され、過去3度優勝の元女王にふさわしい扱いを受けた。「最優先は娘」としつつも母になりたくましさは増した。「勝てるかは分からないけれど、ベストを尽くして勝つためにここに来ている」と言い切った。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。

杉田祐一 なぜ勝てないのか

「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月27日~6月10日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、杉田祐一(三菱電機)はホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)に4-6 7-6(3) 4-6 2-6で敗れた。試合時間は2時間59分。

clip_now_20180530_065054

 この試合は前日に行われていたが、第2セットのタイブレークで杉田が2-0とした時点で降雨により順延となっていた。

 全仏に2年連続6度目の出場となった杉田は、昨年の大会で初めて本戦入りを果たし、日没順延を挟んで2日間にわたった1回戦でスティーブ・ジョンソン(アメリカ)に3-6 3-6 7-6(4) 7-6(3) 3-6で敗れていた。


プロテニスランキング

 この結果でゼバロスは、杉田との対戦成績を2勝0敗とした。両者は3月にインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)の1回戦で初対戦しており、ゼバロスが6-7(5) 6-4 7-6(4)で勝っていた。

 今回が8度目のグランドスラム本戦だった29歳の杉田は、昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)から3大会連続で2回戦に進出しており、全仏だけが未勝利となっている。

 ゼバロスは2回戦で、第9シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーは1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)のノア・ルビン(アメリカ)を6-3 7-6(7) 7-6(7)で下しての勝ち上がり。

 杉田は西岡良仁(ミキハウス)とのペアでダブルスにもエントリーしており、このあとにロビン・ハッサ/マットヴェ・ミドルコープ(ともにオランダ)との1回戦が行われる予定となっている。

カテゴリー: 15-0 NEWS, 話題のニュース | 投稿者オールサム | コメントは受け付けていません。