【錦織サービス評】
前回、全米オープン準優勝の錦織ですが、大会を通じて1stサーブの確率が低い。
1回戦 49% オデスニック 50%
2回戦 62% アンドゥハル 71%
3回戦 50% メイヤー 60%
4回戦 55% ラオニッチ 55%
5回戦 59% バブリンカ 56%
準決勝 58% ジョコビッチ 59%
決勝 51% チリッチ 52%
これは、
あえて、かなりサーブのリスクを負って、
サーブの威力がない分、最初からボールの球種やコース、スピードを散らしているからだと思う。
錦織選手は、これから、サーブのスピードも確率も上がるはずなので、
伸びしろがあるということですね。
そして、彼の持ち味は、セカンドサーブでのポイント取得率が高いということです。
それだけ、不利なセカンドサーブからでも、自分のペースのストローク戦に持ち込めるということですね。
普通は、セカンドサーブでのポイント取得率が、5割以下で悪いことが多い。
例えば、全米のジョコビッチは37%。
現代テニスでは、ダブルスもシングルスも、セカンドサーブになると、ポイント取得率が5割以下と低くなることが多いことから、
ファーストサーブの確率にこだわりたいですね。