【効率良いつもりが、効率悪くなるケース】
昨日の【無駄なストレートケア】の話をすると、前衛がたくさん動くので大変とか、
雁行陣でもできるだけ、チェンジはしないとかという話が出るが、それは別問題。
確かに、縦割り並行陣をやると動くのが少なくて済む。
並行陣や雁行陣で無駄なチェンジをしない。
前衛は詰めない。
これは、効率が良さそうで、動きは少なく、楽ではある。
まことしやかに言われてている様だが、
これにより起きるのが、中級ダブルスに見られる、無駄なラリーだ。
決めるボールがあればあるほど、プレッシャーかける範囲が広ければ広いほど、当然、試合が早く終わる。
それは、ほんの少しのポジションの違いや、面の入れ方、勝負どころ、動きをきちんとしているかの差になる。
その動きをなくすことにより、試合が倍以上長くなったり、勝てない試合が多くなり、体力が必要になる。
精神的にも、無駄につなげること、我慢することに疲弊し、しかも、テニスがつまらなくなる。
それにはまっている人は、本末転倒なことに気がついてほしい。
効率よくというのは、「効果があってからこそ、効率が良い」というのだ。